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装丁を語る。 の商品レビュー

3.8

44件のお客様レビュー

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2021/04/26

もちろん名前は知っていたが、幅広すぎて驚いた。 まさか爆笑問題の本を装丁した人が、「黄色い雨」の装丁者でもあったとは。

Posted byブクログ

2020/01/02

著者の考える装丁とは、「本の個性を読み込んで、かたちにする。飾りで読者の気を惹くのではなく、その本にとっての一番明確で必要なものを明確に演出する」 本を手にする時、まず気になるのは装丁です。タイトルの文字、本の形、厚さ、デザインなど自分の好みに合っていそうな装丁の本は、それだけで...

著者の考える装丁とは、「本の個性を読み込んで、かたちにする。飾りで読者の気を惹くのではなく、その本にとっての一番明確で必要なものを明確に演出する」 本を手にする時、まず気になるのは装丁です。タイトルの文字、本の形、厚さ、デザインなど自分の好みに合っていそうな装丁の本は、それだけで内容への期待が高まります。この本では著者の作品の中から選んだ120冊を紹介しています。 装丁のタイトル文字、イラスト、本の構造、アートの流用などをテーマ順に著者の様々なアイデアを具現化した作品が記載されていて、とても面白かった。大半は文芸作品のカバーですが、この本に記載された小説はほとんど読んだことが無いため、果たして装丁と本文の印象が同じかどうかが少し気になりました。 この装丁という仕事は、本の製作の一分野ですが、デザイナーのオリジナルのアイデアが反映できる唯一の領域ではないかと思います。アート系としては、地味だけど羨ましくなる仕事です。

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2016/12/21

見たことある本のほとんどを鈴木成一さんが手がけていてびっくり。なんでもこれまでに10000冊ぐらいの装丁に関わってきたというから驚きです。本好きとしては、眺めてるだけでも非常におもしろい本。おすすめの読み方としては、右ページに装丁、左ページにその解説が載っているので、一旦装丁とに...

見たことある本のほとんどを鈴木成一さんが手がけていてびっくり。なんでもこれまでに10000冊ぐらいの装丁に関わってきたというから驚きです。本好きとしては、眺めてるだけでも非常におもしろい本。おすすめの読み方としては、右ページに装丁、左ページにその解説が載っているので、一旦装丁とにらめっこして、どういう経緯・思いでこの装丁になったのかイメージしてみてから、解説を読むのがいいかなと思います。そんなに驚くような経緯があったりするわけではないけど(笑)

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2016/11/06

本好きとしては、表紙を見ているだけで楽しい。 で、「ふーん、そういう意図か~」と、解説と表紙を見比べて楽しめる。でもまあ、意図を語らないとわからないってもどうなんだろうねえ。あまり装丁の見事さで本を選ぶ人間ではないので、装丁ってどちらかと言えば著者を喜ばすためのものなのかなあと思...

本好きとしては、表紙を見ているだけで楽しい。 で、「ふーん、そういう意図か~」と、解説と表紙を見比べて楽しめる。でもまあ、意図を語らないとわからないってもどうなんだろうねえ。あまり装丁の見事さで本を選ぶ人間ではないので、装丁ってどちらかと言えば著者を喜ばすためのものなのかなあと思ったり。

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2015/08/18

http://tacbook.hatenablog.com/entry/2015/06/24/063541

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2014/09/12

「鈴木成一 装丁を語る。」がタイトルだと思ったら「装丁を語る。」だけだった。まあどちらでもいい話なんですが。

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2014/01/16

ほとんど読んだことがあった本だったので驚きました。鈴木さんの作品だったんですね。ジャケ買いって本にもありますよね。凝った装丁だと中身も期待しちゃいます。ぎゃくにシンプル過ぎる装丁も、相当中身に自信あるのかと気になってしまいますが… ともあれ、よく考えて作られているんだと思うと本を...

ほとんど読んだことがあった本だったので驚きました。鈴木さんの作品だったんですね。ジャケ買いって本にもありますよね。凝った装丁だと中身も期待しちゃいます。ぎゃくにシンプル過ぎる装丁も、相当中身に自信あるのかと気になってしまいますが… ともあれ、よく考えて作られているんだと思うと本を見る視点が変わります。

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2013/10/22

本が売れないといわれる昨今、“装丁”が売り上げを決めるといわれているそうです。ページをめくっていくと印象に残っていた本のほとんどを鈴木さんが手掛けていたことに驚きました。 コンセプトがわかってよりいっそう楽しめます。 「スカイ・クロラ」の装丁は何度見ても素敵です。 大分県立芸術...

本が売れないといわれる昨今、“装丁”が売り上げを決めるといわれているそうです。ページをめくっていくと印象に残っていた本のほとんどを鈴木さんが手掛けていたことに驚きました。 コンセプトがわかってよりいっそう楽しめます。 「スカイ・クロラ」の装丁は何度見ても素敵です。 大分県立芸術文化短期大学: ほん太

Posted byブクログ

2013/03/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

…カテゴリこれでいいのかなぁ、と、若干迷いつつ。 いつだかの『先輩ROCK YOU』に出演されてたのを見て 興味をそそられて借りてみた(買った、のではない辺り^_^;)。 如何にこだわって作ってるか、ということがとてもよく判る本だった。 タイトル文字ひとつ取っても、写植を加工したり、手書き文字を使ったり。 さらにカバーに使う紙の種類や印刷にまで徹底的にこだわる。 こだわったが故に本の定価が上がってしまったとか取次さんに不評だとか(笑) 裏話的な部分も書かれていて興味深い。 面白かったのは手書き文字に関するエピソードだった。 その中のいくつかは前述の先輩ROCK YOUでも話されていたが 息子さんの字を使ったものが3冊も出てきたのには驚いた(笑)。 それと関連する部分もあるが、帯まで含めて装丁なんだと改めて思った。 そうなると図書館で貸し出している本は帯が外されているのは残念。 コーティングするためには仕方ないというのは理解できるんだけど。 文庫化されたときに装丁が変わることがあるが その理由のひとつに当たる『私の男』のエピソードも興味深かった。 何はともあれ、装丁は大事だと思う。 やっぱり装丁がかっこいい本は買おうって思うもん。 この本に載ってた鈴木さんが装丁を手掛けられたものの中にも そうと知らずにジャケ買いした本がいくつかあった。 鈴木さん以外にも、原研哉さんの装丁も好きかも。 カスヤナガトさんのイラストの装丁も、ついつい目が行ってしまう。 巻頭にある各部名称、形状の名称、製本の種類、印刷、加工の解説が親切。 欲をいえば判型の解説があればもっと有り難かったが。 プロの方からすればデータの集積という点でも貴重な資料なんだろうと思う。 どなたかのレビューにも書かれていたが、解説なしでもいいから 鈴木成一全仕事、と銘打った1冊をぜひ見てみたい。

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2012/09/28

[図書館] 読了:2012/9/28 川上未映子の「ヘヴン」について、著者にとってこの作品はほとんど自分の体と同じようなもので、何も着せられたくない。だから、著名な写真家のポートレートとか、絵とか、ことごとく却下させられた。それに気づいたとき、この何の飾りもない装丁になった。 ...

[図書館] 読了:2012/9/28 川上未映子の「ヘヴン」について、著者にとってこの作品はほとんど自分の体と同じようなもので、何も着せられたくない。だから、著名な写真家のポートレートとか、絵とか、ことごとく却下させられた。それに気づいたとき、この何の飾りもない装丁になった。 …というエピソードが印象的。 あと、作者の要望って結構反映されているんだな、というところが意外だった。作品だけ書いたらあとは野となれ山となれ、かと思っていたので。

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