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スリープ の商品レビュー

3.5

89件のお客様レビュー

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2011/12/06

面白かった!さすがくるみさん、理系女子作家(下に訂正あり)の面目躍如というところ。 本の雑誌で大森氏が「キャラとプロットは素晴らしいが(SF読者には)バレバレのネタをひっぱりすぎる感は否めない」と書いているけど、うーん、そうかなあ。中途半端なSF読者である私にとっては全然バレバ...

面白かった!さすがくるみさん、理系女子作家(下に訂正あり)の面目躍如というところ。 本の雑誌で大森氏が「キャラとプロットは素晴らしいが(SF読者には)バレバレのネタをひっぱりすぎる感は否めない」と書いているけど、うーん、そうかなあ。中途半端なSF読者である私にとっては全然バレバレじゃなくて、しっかり「おおーっそうだったのか!」と驚けたけど(自慢にならん)。 どっちかというとちょっと不満なのはそこまでの「語り」にそんなにひきこまれなくて、いまいち気分が乗らないこと。これはこの作者の場合大体いつものことだが(「イニシエーション・ラブ」なんかが典型的)。もっと、ぐーっと「語って」ほしいというのはないものねだりだろうか。もっともっと胸に迫る物語になる気がするのになあ。 なんだかこういうところが、日本SFの、アイデア一発!という「伝統」を妙に引き継いでいる感じがする。良くも悪くも。あ、でも繰り返すけど面白かったよ。 10/10追加訂正 今日知った。くるみさんが男性であることを!ずーっと女性だと思ってたよ。女性でこの作風、数学科卒、おもしろーいって。なんか見る目が変わりそう。

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2010/08/07

目覚めると、そこは30年後の世界だった。『イニシエーション・ラブ』『リピート』に続き、今度は未来へ…6年ぶりの長篇書き下ろし。 冷眠されていた主人公は、30年後に目覚める。 それはまるで、地中に長く眠り地上での命は短いあの昆虫のように… 不思議なストーリーの主人公は、一体誰な...

目覚めると、そこは30年後の世界だった。『イニシエーション・ラブ』『リピート』に続き、今度は未来へ…6年ぶりの長篇書き下ろし。 冷眠されていた主人公は、30年後に目覚める。 それはまるで、地中に長く眠り地上での命は短いあの昆虫のように… 不思議なストーリーの主人公は、一体誰なのだろう?

Posted byブクログ

2014/09/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

30年後の未来を描いた作品として、鋭二の現実とアリサの現実、どちらが真実なのか、というサスペンスとしてとてもよく出来た作品だと思う。 けど、どうしても主人公に共感できなかった。 戸松鋭二が行ったことは、恋心が勝っているか、性欲が勝っているか、の違いだけで、アリサを見た瞬間にすべてを悟って襲った下衆野郎(名前忘れた)と根本は変わらない。本人がどんなに純愛を主張しても、共感も同情も出来ず、嫌悪感しか残らなかった。

Posted byブクログ

2011/10/16

何年振りかで面白い小説に出逢った。 どんどん物語の中に引き込まれ、最後まで裏切られなかった。 物語の面白さだけではなく、近い将来、いや現在も実現出来るのではないかと思わせる科学の話も興味深いものだった。 久しぶりに満足!

Posted byブクログ

2010/07/27

目覚めると、そこは30年後の世界だった。 なんだか、せつないラブストーリーだと思ったら・・・騙されたかも。

Posted byブクログ

2010/07/18

この作者の作品だけに、最後にドンデン返しがあるんだろうと予想しながら読んでいたため、かなり早い段階で真相に気づいてしまった。アイデアとしては面白いだけに、もう少し全体として話に厚みがあれば...

Posted byブクログ

2019/01/16

目覚めると、そこは30年後の世界だった。『イニシエーション・ラブ』『リピート』に続き、今度は未来へ…6年ぶりの長篇書き下ろし。 《ブックデータベース より》 《2010年7月12日 読了》

Posted byブクログ

2010/07/08

すんげーどんでん返しは無かった. 鋭一くんのために造られたアリサが、切ない. 何て身勝手なやつなんだろう. 人を幸せにしない科学技術.

Posted byブクログ

2010/07/03

乾くるみ6年ぶりの新作書き下ろし長編。『夏への扉』を思わせる設定の切ないラブストーリーでありながら、そこは乾くるみ、やってくれます。追うものと追われるものの視点が入れ替わり語られることによりサスペンスを盛り上げつつ、驚愕のラストへ。いやー、面白かった!!。

Posted byブクログ