スリープ の商品レビュー

乾くるみ【著】

2010/10/23

SF要素が満載で、最後にはどんでん返しも用意されている。SFはあまり好きではないが、この作品は興味深かった。「行き過ぎた科学」への警鐘という社会派小説の一面も有り、本当に面白かった。

2010/10/06

アクシデントから、冷凍睡眠で、
１４歳の体のまま３０年後の世界に！

「世にも奇妙な物語」でやりそうな話だなあ。
３０年後の世界の描写が楽しかった。

後半、ちょっと展開読めちゃったけど、
ああだったのが実はこうだった、みたいなのは、好きだ。
「イニシエーションラブ」ほどの、どんでん返しぶりではなかったけど。

著者のシュミが出てるんじゃないかと思うような設定がいろいろ（笑）

2010/09/28

「イニシエーション・ラブ」以来の作家さんだったのですが、さすがですね。読者の期待を裏切らない展開には毎回びっくりです。
あまりSFは読まないけど、SFっぽくなく、だからこそ最後の展開には驚かされます。

まさかの夢落ちかと思ったんですが、そんな凡人の期待はいい意味で裏切られました(笑)
他のも読んでみようと思います。

2010/09/22

科学番組の子供レポーターとして人気を博していた中2女子が
突然TVから姿を消した。
取材先で気を失った彼女が目覚めたのは30年後の世界だった。

未来予想は面白かったけれど
展開は無闇にこねくりまわしてる印象。

【図書館・初読・9/22読了】

2010/09/10

SFではおなじみコールド・スリープのお話なんですが、ちょっと意外な展開で驚かされました。「イニシエーション・ラブ」に続く佳作でビックリさせられたい人にお勧めです。

2010/09/07

SFミステリ。タイトルのごとく、冷凍睡眠が関わってきます。ちなみに理系が苦手でも、面白く読めます（私は理系がとっても苦手……）。
もしもこんな技術が本当にできたら便利かも。だけどそこに関わってくるクライオニクスのさまざまな問題点も分からないでもないし。いつかこんな時代は本当に来るのでしょうかね。
そしてミステリとしての仕掛けも。まさかそういうことだったとは！　これは予想しなかったなあ。

2010/09/06

当本棚初、満点を付けてしまった……
いや、素直に「ひええ」と思ってしまったから。

なんといっても、冒頭からの「何かが始まる感」がすごく、一転して目覚めてからのアレコレ、そして中盤からの怒涛の展開。
なんだかかったりー専門用語のすべてが伏線だったとは＠＠
作者の単なる蘊蓄披露ではなかったわけです。

伏線を巧みに張り巡らせ、「え、まさかこんなオチじゃないよね」と思わせてからの「おおう？」というひねりっぷりがすごかった。
久々、連城三紀彦先生の作品を読んだ時以来の「おおうっ」っぷり。

ロリ美少女もいます。美味しいです。
しかもなんだか男好きだし……＾＾；オマエ展開が早いヨ！と、このオナゴの行動に対してはツッコミたい。

小説は、読者をトリップさせないと！という基本を思い出させてくれた作品でした。
最近、出版社が新刊に付ける「驚愕のトリック」だの「史上最高の感動」だのという煽り文句に辟易していた読者としては、そういう宣伝広告を付与されなくても、面白いものはちゃんと面白いのだと思わされました。
（この作品にどんな広告が付けられていたのかは知りませんが……）
ああよかった。

貫井要美……変な名前だなあと思ったら、そういうことだったのね＾＾；

2010/09/04

よくあるSF的設定、逃走劇。
そこに唐突に挟まれる謎のエピソード。
もしかして夢オチ？なんて疑問を抱いたら作者に負け。
この作者がそんな陳腐なエンドを用意しているわけはなく、まさかのどんでん返し。

ちゃんと推理、推測できるヒントは十分に与えられているし、本格ミステリと見ても嘘じゃない。
ただ自然に読ませるという点では旧に入りだしたエピソードなどに違和感を感じざるをえない。

2010/08/27

前置きが長いのでおもしろくなってくるのは、半分くらいから。
やっと30年後になりどんなに変わっているのかと思いましたが、少し
期待はずれでした。
専門用語が多く、そんなに詳しい説明はいらないような気がします。
後半の展開はおもしろかったです。

2010/08/24

ＳＦ好きな人ほど、簡単にネタが割れるのでは？　そんなことより、乾くるみは、アリサフが好きなのか、それともやっぱりＧカップまりんが好きなのか？　さすがは「Ｊの神話」の作者ですね・・・