スリープ の商品レビュー
少女が目覚めるとそこは、30年後の世界だった。 SFあり、涙あり、でもミステリー。 茨城県民として、つくば市の未来の姿が描かれているのがうれしい。 また、ちょっと変わった登場人物をさらりと描いているのが面白い。
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そうきたか、という感じで、最後まで完全にだまされました。一瞬、夢オチかと思わせるほど、さまざまな伏線がきれいにつながっていく。単純なタイムスリップものと思うと、大間違い。読み応え十分です。
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63点。SFミステリですな。俺はこんなのも書けるんだぜっていうのが伝わってきます。なんかどっかで観たことあるぞ、な内容。あと貫井要美(ぬくいいるみ)っていう違和感ありまくりな筆者のアナグラムの登場人物が出てきて最後の最後でどうでもいいことを明かしてくれる。これいらねーだろ。『ワイ...
63点。SFミステリですな。俺はこんなのも書けるんだぜっていうのが伝わってきます。なんかどっかで観たことあるぞ、な内容。あと貫井要美(ぬくいいるみ)っていう違和感ありまくりな筆者のアナグラムの登場人物が出てきて最後の最後でどうでもいいことを明かしてくれる。これいらねーだろ。『ワイルドフラワー』的なやつ。
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「イニシエーション・ラブ」は傑作だったと思う。最後のワンフレーズで大どんでん返しを起こした筆者に、 いわばまんまと騙された口なので、読後感は逆にすっきりとした清々しい気分だった。 その印象があまりに強いがために、今回の”オチ”には少なからずガッカリしています。 「冷凍睡眠」装置からの眠りから目覚めたら、そこは30年後の世界でした― 類稀な美少女・羽鳥亜里沙。頭脳明晰で容姿も抜群な中学3年生が主人公。 彼女がテレビ番組のレポーターとして訪れた未来科学研究所は、 恒星間の有人宇宙飛行を研究する施設で、 宇宙空間を飛行中、何百年もの時間経過を経ても、現在と変わらない状態であり続けるためには? という問題解決のスキルとして「冷凍睡眠」装置を開発していた―。 SF、ミステリー、恋愛小説、色々なジャンルを上手にミックスしたストーリー展開ですが、 これはSFだよね。おもいっきりSF小説。 30年後の未来がどうなっているのか、とても興味深く読みました。 例えば自宅の浴室や駅の構内ににあって、 一瞬で雨に濡れた衣類が乾く「自動瞬間乾燥」とか、 整形のように顔が変わるマスクの「マスキン」とか面白いです。 電車や自動車はそれほど大きな変化がないようですが、お札の絵柄が全然違う。 1万円札が昭和天皇、5千円が豊臣秀吉、千円が上杉鷹山!何でだろ・・・。 オチについては賛否両論があると思いますが、まず途中で今回は分かってしまう人が多いのでは。 「再生」って言葉を使ったりしたら、勘のいい人はまず分かるはず。 そういう意味での「SF」小説です。 今回読んでいて、8,9章のタイトルがとてもよく出来ていました。8章「蝉の命」、9章「胡蝶の夢」。 蝉の命はその名の通り、生まれて1週間で終える儚い蝉の生涯をそのまま彼女に例えて、 胡蝶の夢も、中国古典の話そのままに、夢と現実のどちらも本質的には自分であるという、 まさに本書を的確に表したタイトルだなぁと思いました。上手い。 そう考えると、どんでん返しを期待したミステリーとしては満足いかないまでも、 30年後の未来を舞台とした、ミステリー要素も含むSF小説としては、 決してハズレではないのではないかと思うわけです。 最先端の科学ばかりに勤しむことの警告的な結末も意味深です。 ★★☆☆
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著者に貼られたレッテルを知らずに読むことができていれば もっと高い評価になっていたかもしれません。 SFでもありミステリーでもあるというジャンルの小説は 自分の大好きな分野なので、ストーリーはなかなか楽しく読めました。 ただ、「乾くるみ」といえばもう「あれ」を期待してしまう。 ...
著者に貼られたレッテルを知らずに読むことができていれば もっと高い評価になっていたかもしれません。 SFでもありミステリーでもあるというジャンルの小説は 自分の大好きな分野なので、ストーリーはなかなか楽しく読めました。 ただ、「乾くるみ」といえばもう「あれ」を期待してしまう。 読み進めている途中もそのことばかりに集中してしまいました。 そのせいで、ラストは、「期待以上のものではない」という印象。 「なんの先入観もなく読んでいれば、とても衝撃的なものになっていたかもしれないのに。」と、思うと残念。
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未来で目覚めた少女のたどる運命は…。未来のリアリティある設定には感心するが、ストーリーはピュア過ぎた。逆にそれがいい人もいるだろうけど、頭がいいのと物分かりがいいのは違うだろう。
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大学で数学を専攻していた著者の作品らしく、理系的要素が駆使されている、SFサスペンス。今回は騙されたというより、予想を超えていた、という感じ。
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友達のすすめで乾くるみさんを読みました。なんだろう、もう1冊読んでみないと自分で面白いのか否か分からない感じでした。次、リピート読みたいと思います。
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リピートが面白かったので、この著者の作品を色々借りてみましたが、この作品の流れとオチはあんまり好みじゃない。 あらすじを見たときは面白そう!って思ったコンセプトだったので、ちょっと残念。
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作者の十八番のどんでん返しはあるのだが、ラブシリーズとは違いSF的要素が強い。好みの問題になるだろうが、個人的には気分よく読めた。平行して書かれる物語は実は・・・というよく使われる手法ではあるが、最後まで気が付かなかった。未来の世界を描いたSFはよく見かけるが、過度の予想を避けて、あくまでも現実的な方向で物語を紡いでいるのに好感。
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