一鬼夜行 の商品レビュー
百鬼夜行からこぼれ堕ちた子鬼と、人嫌いの元・武士の話。 ご一新から数年、という時代設定があまり活きていないように思えた。 主人公が人嫌いになった経緯もありがちで薄かったし、 子鬼と主人公が心通わせていく様子も今ひとつ……。
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見た目は子供のような鬼の小春が百鬼夜行から落っこちた場所は 妖怪よりも妖怪らしい風貌と性格の喜蔵の家の庭だった。 へそ曲がり同士の共同生活?は、それなりに充実していたが 喜蔵の周りで怪がらみの被害が出てくる。 小春のとった行動は・・・? 喜蔵や周りの人間たちとの思い出話やら、 河...
見た目は子供のような鬼の小春が百鬼夜行から落っこちた場所は 妖怪よりも妖怪らしい風貌と性格の喜蔵の家の庭だった。 へそ曲がり同士の共同生活?は、それなりに充実していたが 喜蔵の周りで怪がらみの被害が出てくる。 小春のとった行動は・・・? 喜蔵や周りの人間たちとの思い出話やら、 河童の女棟梁の思い出話などを間に挟んで話が進むのだが これが最後の方で繋がって、絶大な効果を発揮する。 心の底からジワーっと暖かくなるような優しい作品でした。 シリーズみたいだから、続きも読みましょ(o^o^o)
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一時期バイト先においてあり、ちょっと気になっていた本。 とても爽やかでかわいらしい表現だけれども、結構詳しいところまで書けているなぁという印象。「件」とか「ひょうすべ」とか、京極作品に出てくるようなちょいと珍しい妖怪まで登場するのだから、練られているな…と京極作品を読んだことの...
一時期バイト先においてあり、ちょっと気になっていた本。 とても爽やかでかわいらしい表現だけれども、結構詳しいところまで書けているなぁという印象。「件」とか「ひょうすべ」とか、京極作品に出てくるようなちょいと珍しい妖怪まで登場するのだから、練られているな…と京極作品を読んだことのある人間なら分かる。それだけ妖怪を登場人物として用いるだけの筆力は評価に値するかと。
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孤独な人間と百鬼夜行から落っこちた妖怪の話。 帯が「この時代小説がすごい!」 「大好評!めっぽう愉快で じんわり泣ける」って書いてあるの。 この帯が無かったら 評価は5になってたかも、、だな。 だって、愉快だったけど 泣くほどじゃなかったし。。。。。 でも、面白かったし ち...
孤独な人間と百鬼夜行から落っこちた妖怪の話。 帯が「この時代小説がすごい!」 「大好評!めっぽう愉快で じんわり泣ける」って書いてあるの。 この帯が無かったら 評価は5になってたかも、、だな。 だって、愉快だったけど 泣くほどじゃなかったし。。。。。 でも、面白かったし ちょっとあったかい気分にもなったから シリーズ読んじゃおうかしらん? って思う。
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時代ものの妖怪もので、妖怪と人間の交流が描かれている。 大好きな要素満載だが・・・。 人物描写や風景描写が足りないというか、いまひとつ、情景が思い浮かばない。 登場人物にはそれなりに魅力を感じたので、シリーズの第二作に期待してみます。
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また帯に騙されてしまった……。 大物作家がオススメする作品とはどんなものかと期待したのがいけなかった。 淡々としていて盛り上がりに欠けた。キャラクターも大して立っていないので、どうしても他の妖怪もの、特にしゃばけと比べてしまう。 ようは登場人物がいきいきしていない。
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妖怪みたいな面の人間と人間臭い妖怪のデコボコぶりが面白い。 彦次をからかう時は息がピッタリで妙に仲良くなる所がいい。
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みんなみんな、つながってるんだ。 そんなこと言いたくないけど、陳腐で。 でも、それが説明するのに一番なのかな。 別に、人と人との絆って大事でしょ、ってこれみよがしに出してくるわけでもないのだけど。読み終わった後に感じたのは、つながりって大事、ってこと。 人じゃないのも多いけど...
みんなみんな、つながってるんだ。 そんなこと言いたくないけど、陳腐で。 でも、それが説明するのに一番なのかな。 別に、人と人との絆って大事でしょ、ってこれみよがしに出してくるわけでもないのだけど。読み終わった後に感じたのは、つながりって大事、ってこと。 人じゃないのも多いけど。 喜蔵自身は、生き方というか人との接し方を変えたわけじゃないんだよね。まだ、受身です。 周囲の人間が、少しずつ変化してきたわけで。それのきっかけが小春。 さて。 このきっかけで生じた変化で、喜蔵や深雪、彦次たちがどうなっていくことやら。 冒頭の洞窟のシーンだけだと、こんな人情モノのような展開とは思いもいなかったけどね。 あのテイストだと、けっこうな怪談。 そういえば、この物語的には猫又って、かなりな高位妖怪のようで。むしろ、百鬼夜行って、かなりの出世みたいで。 自分イメージは、猫又って知名度高いけど、レベルは普通。百鬼夜行って、数こそが力って感覚でした。 勝手な個人イメージなんだけどね。 時代背景は、もっと後の明治が好きです。浅草凌雲閣できてる頃。 あれって、大正だっけ? けっこうな怪談テイストのも、読んでみたいね。この人の。
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百鬼夜行から落ちてしまった自称鬼の小春と強面で人間嫌いの喜蔵。喜蔵は子供のようにしか見えない小春の面倒を見るようになり、周囲とも溶け込んで行く。が、他の妖怪の面倒事にも巻き込まれる。 「しゃばけ」のように、ホノボノとはせずしていない。喜蔵と小春の過去や因縁話が多い。妖怪小説という...
百鬼夜行から落ちてしまった自称鬼の小春と強面で人間嫌いの喜蔵。喜蔵は子供のようにしか見えない小春の面倒を見るようになり、周囲とも溶け込んで行く。が、他の妖怪の面倒事にも巻き込まれる。 「しゃばけ」のように、ホノボノとはせずしていない。喜蔵と小春の過去や因縁話が多い。妖怪小説というより2人の主人公の友情物語のよう。ストーリーは短編のようで切れ目無く続く。もうちょっとメリハリが欲しい。キレイに終わったのに、続編があるのが不思議。読んではみようかな。
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妖怪みたいな男と人間みたいな妖怪の奇妙な友情(ちょっと違うかな)がいいね。続きもあるみたいだしきになる
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