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ラットマン の商品レビュー

3.8

525件のお客様レビュー

  1. 5つ

    106

  2. 4つ

    220

  3. 3つ

    147

  4. 2つ

    14

  5. 1つ

    5

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2023/01/13

大沢在昌の後書きもとても良い。 道尾秀介に完敗!! 彼のミステリは綾辻行人をはじめとする新本格とはまた違って、読者対作者という感じは弱く、滑らかに、ぬるっと答え合わせが行われる。 ラットマンは最後の最後までどんでん返し。おもしろかった。 以下ネタバレ 光を殺したのは、姫川...

大沢在昌の後書きもとても良い。 道尾秀介に完敗!! 彼のミステリは綾辻行人をはじめとする新本格とはまた違って、読者対作者という感じは弱く、滑らかに、ぬるっと答え合わせが行われる。 ラットマンは最後の最後までどんでん返し。おもしろかった。 以下ネタバレ 光を殺したのは、姫川亮でなく、桂が殺したのでもなかった。まさかの野際。 亮の姉を殺したのは父ではなかった、母でもなかった、事故死だった。 父と同じことを繰り返す(実際は2つの事件は事故死と殺人で異なっていたものの)ことで、姫川は意図的でなかったものの、父の気持ちを理解し、姉の事件の真相にたどり着いた。父も姫川も「大切な人の証拠隠蔽を図った」という点が親子らしい。実際の親子ではなくても、家族のようになりうることもひっそりとこの作品全体を通して描かれていて、温かな気持ちになった。

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2023/01/03

バンドメンバーに間で起こった事件と、主人公の過去の事件が重なりながら、徐々に謎がとけていくストーリー。面白かった。 あれかな、これかな、と想像しながら読み進めているものの、結局最後は騙されました。

Posted byブクログ

2022/12/06

そうだったの!?と、何度読者を勘違いさせるのだろう。 こういうことだったの?ちがったの?まさかのそっち?と、終盤とにかく頭の中が忙しい。 しかも、なぜか心の琴線にふれてくる。 道尾秀介恐るべし!

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2022/11/09

面白かった!!のですぐに読了してしまった。やっぱり道尾秀介の作品面白いなー。他の作品も色々読んでみよう。

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2022/11/08

凄い。捲る手が止まらず、食事も忘れてしまう程に読み耽ってしまった。 巧みなストーリー運びに丁寧な登場人物の心理描写が温度を与え、まるで自分が体験させられているようにも感じて息苦しさを感じる。 加速する緊迫感もありながら、反してゆっくりと胸が締めつけられもする。道尾先生の作品は読む...

凄い。捲る手が止まらず、食事も忘れてしまう程に読み耽ってしまった。 巧みなストーリー運びに丁寧な登場人物の心理描写が温度を与え、まるで自分が体験させられているようにも感じて息苦しさを感じる。 加速する緊迫感もありながら、反してゆっくりと胸が締めつけられもする。道尾先生の作品は読むたびに抉り尽くされるようで、目を逸らしたい事を許してはくれない真っ直ぐさで切り込まれる。 甘えを許してくれないこの感覚に魅了されてやまない。 真相の真相に真相と、呆然と驚愕する連続のトリックと、繋がるタイトルが巧みすぎる。こんなの見破れないって! 何が正しかったのか。何が過ちだったのか。先入観、思い込みの恐ろしさを見せられて恥ずかしくもなる。 やるせなさの残る中にも、人と人とが思いやる心の温かさもあり、姫川を取り巻く優しき人達に触れる柔らかさに、じわりと胸が熱くなった。 どれだけ好きな作品が増えるのか、道尾先生ワールドに嵌りまくり。ああ、凄かった。

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2022/10/31

緻密に計算されたストーリー。 読み終わってスッキリしますが、日々の生活の中にはラットマンのような事象が起きていると思いました。勉強にもなる作品でした。

Posted byブクログ

2022/10/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「いけない2」を読んで道尾さんの作品をまた読みたいと思って手に取った作品。誰が犯人なのか?題名に込められた意味とは?それが氷解した時、「なるほど」と爽快な気持ちでした。まさかこんな展開になるとはと思わせてくれる作品でした。

Posted byブクログ

2023/09/03

いつも読んでる探偵や刑事物と違い、新鮮な導入で引き込まれました。 バンドマンてこんな感じなのかな…?? 女性関係で揉めがち…か… 「ラットマン」というタイトルなので、終盤の二転三転にかかってくるのはわかるからいいけど、概要の解説文まで読まなきゃよかったかも…少し話の転ぶ方向が見...

いつも読んでる探偵や刑事物と違い、新鮮な導入で引き込まれました。 バンドマンてこんな感じなのかな…?? 女性関係で揉めがち…か… 「ラットマン」というタイトルなので、終盤の二転三転にかかってくるのはわかるからいいけど、概要の解説文まで読まなきゃよかったかも…少し話の転ぶ方向が見えてしまった…反省。

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2024/07/20

道尾秀介さんの本で初めて読んだ作品。バンドが好きなのでサクサク読めたし、苦手な展開にならず意外な結末で面白かった。他の作品も読んでみたいと思った。 どうやって真相が分かったのか?

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2022/09/13

さすが道尾秀介。 ラストに至るまでに二転三転、どんでん返しが1回じゃ終わらない。 ラットマンというタイトルも秀逸。 ぜひ読んで欲しい。

Posted byブクログ