夜間飛行 の商品レビュー
もう10年以上前に人から借りて読んだ。今にして思えば僅かな恋心があったように思うが、僕からはシーモア序章を貸した。飲み込まれそうと言われたが、僕の方こそこの作品に飲み込まれそうだと思ったことを思い出した。
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この『夜間飛行』を好きな人が知り合いにいて、私はその時『星の王子さま』しか読んだことなかったから、えー意外とロマンチックな人なんだ〜って勝手に思ってたんだけど、読んでなるほど〜だった。 確かにその人とは、大きい自然?を愛する気持ちとか、人間の営みを慈しむ?気持ちとか、共感できると...
この『夜間飛行』を好きな人が知り合いにいて、私はその時『星の王子さま』しか読んだことなかったから、えー意外とロマンチックな人なんだ〜って勝手に思ってたんだけど、読んでなるほど〜だった。 確かにその人とは、大きい自然?を愛する気持ちとか、人間の営みを慈しむ?気持ちとか、共感できるところもあるんだけど、なんかこう、仕事とか人生に対するバイブスがちょっと違うかもな〜というところがあって、多分だけどその人は、これを読んでこの全体の静謐な美しさとともに、リヴィエールの人物観に共感というか崇高なものも、感じたと思う。 わたしは、星の王子さまがやはりよりすきよ
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予想以上に文学作品。 う〜ん、義務教育中に読むのが良かったか。 「星間飛行」が念頭に入ってしまって、微妙な気まずさが。。。いや、どちらにしろ緊迫感ある内容なのだが、所詮読者というか視聴者というかモゴモゴ。。。。 古典文学の傑作とな、ゴフッ(´д` ;
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暴風雨の中を飛ぶ飛行機のパイロットと地上で司令に当たる社長の緊迫感が簡素な文章で淡々と語られます。静かな、だけど飛ぶことに全てを賭ける人々の激情が伝わってくるようでした。暴風雨に襲われ夜の暗闇の中、どこを飛んでいるのかも分からなくなってしまった飛行機の様に、掴みどころのない話でした。
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『星の王子さま』に続いて、サン=テグジュペリの作品を開いてみました。 選んだのは『夜間飛行』です。 とにかく文章が美しい。 テグジュペリ自身がパイロットだったとはいえ、 目に映る情景をここまで見事に言葉に昇華するのは並大抵のことではありません。 そして非常事態に直面したシリ...
『星の王子さま』に続いて、サン=テグジュペリの作品を開いてみました。 選んだのは『夜間飛行』です。 とにかく文章が美しい。 テグジュペリ自身がパイロットだったとはいえ、 目に映る情景をここまで見事に言葉に昇華するのは並大抵のことではありません。 そして非常事態に直面したシリアスな人間ドラマにおいては、読者を緊迫と葛藤に巻き込むような、リアリティのある筆致。 テグジュペリの作家としての力量もさることながら、翻訳も見事です。 この名作は、きっとまた読む。 そんな確信を抱かせる読書体験でした。
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静かな夜空の様子や、突如来る嵐の激しさ、その下で生きる人々の気持ちが淡々と描かれていた。南米は暑くて人々も陽気なイメージだったので、文体が冷たくてギャップがあったが、物語の舞台である夜の感じとマッチしていて、すごく綺麗だと思った。
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・父から薦められて読んだ。父と同じく「前進中の力」という言葉に励まされた。 ・ふと手にとって、そのまま一息に読んだ本です。生と死、使命、地上で空を飛ぶ人を思う気持ち。しみます。(2023表町ブックストリート・つなげたい本)
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南米の地で夜間に飛行機で郵便物を運ぶ新事業に従事するパイロットたちと、ブエノスアイレスで彼らを待つ責任者の一夜の小説。突然の大嵐に見舞われた一機がわずかな燃料を残して通信途絶するという緊迫した展開、冷徹な判断を旨とする責任者リヴィエールの苦悩からくる緊張感はこの短い小説が進むにしたがって張りつめてくる。非常に完成度の高い小説だ。 だが、私がこの小説に心をつかまれたのは空の世界の幻想的にうつくしい描写だった。冒頭から夕暮れの光に満たされる平野が眼下に広がっていて、時に草原にポツンと漂流する一軒家にパイロットは翼で挨拶すると語られる。もうそこで、捕まえられたな、という感じがした。 一番印象的なのは、墜落寸前のパイロットが嵐の雲の上に抜け出て、満天の星と満月に光り輝く雲海に出る場面だ。強い死の香りの中で、静謐な楽園をゆく一機の飛行機。その世界の中で「美しすぎる」とパイロットは思うけれど、私だって思っていた。そう、この小説は美しすぎる!地べたで苦闘する人間の絶望的な戦いを描きながら、同時に空の上の圧倒的な美を見せてくれる対比の残酷さ。それが否が応にも空の美しさを引き立ててしまうのだ。 自分も輸送インフラで働いていたので、リヴィエールが何十年も飛行機一筋で働いていた職員を一度のミスで首にする場面は胸がギューっと痛んでしまったのだが、そこ以外は完璧な小説だった。今からもう一度読もうかな。
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郵便物を運ぶ飛行機に乗るパイロットと、それを指揮する会社を回す人たちの話。 序章がネタバレのために本編の後ろに回されているが、そこに書かれている時代背景を知らずに読んだので、ただ単にパイロットが使いつぶされた話のようにも思えた。彼らの基準では名誉ある死だったのか、あるいは単なる犬死にのどちらだったんだろうかなどと思った。 主に空を飛んでいるパイロットと、地上でその動向を見守る社長のシーンを行ったり来たりしながら進むが、どちらも緊迫感が感じられる。ただやはり、パイロットの描写の方が好みだった。
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圧巻の文章でした。 小型の飛行機で飛んだことなんて無いけど、その情景、危機、孤独がありありと目に浮かんできた。 人生の意味というか、そんな深いところまで踏み込んだ作品。皆孤独の中戦っているのだ。
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