白鳥異伝(下) の商品レビュー
気づくと前のめりになりつつ読んでいる本。 もう何回も読んでるのにね……。 やっぱり船の上での再会が何度読んでも萌え滾るなぁ。
Posted by
三野で双子のように育った遠子と小倶那。だが小倶那は「大蛇の剣」の主となり、勾玉を守る遠子の郷を焼き滅ぼしてしまう。「小倶那はタケルじゃ。忌むべきものじゃ。剣が発動するかぎり、豊葦原のさだめはゆがみ続ける・・・」という大巫女の託宣に、遠子は小倶那を自らの手で殺すことを決意。嬰の勾玉...
三野で双子のように育った遠子と小倶那。だが小倶那は「大蛇の剣」の主となり、勾玉を守る遠子の郷を焼き滅ぼしてしまう。「小倶那はタケルじゃ。忌むべきものじゃ。剣が発動するかぎり、豊葦原のさだめはゆがみ続ける・・・」という大巫女の託宣に、遠子は小倶那を自らの手で殺すことを決意。嬰の勾玉の主である菅流に助けられ、遠子はついに嬰・生・暗・顕の四つの勾玉を連ねた、なにものにも死をもたらすという"玉の御統"の主となる。だが、小倶那と再会したとき、遠子は自分の身に起きた変化に気づくのだった・・・。 遠子と小倶那のほのぼのした幼少時代の話から、どんどん壮大な運命を歩む二人の姿が胸に迫ってきます。私は空色勾玉の狭也より、どんなときも等身大で素直な遠子に共感できるなぁ・・・。それくらい私が幼いのかもしれないけれど。生まれという自分ではどうにもできないことに立ち向かい、自力で戻ってくる小倶那の意志がとても尊いです。この二人は凛としていてもどこか弱さを持っていて、互いに足りないところを補える関係にある気がする。まっすぐに相手を信じ、想うことの大切さと難しさを感じます。
Posted by
2010.07.22読了 文庫化ありがとうございます!な作品。 あっという間に読み終えてしまってもったいなかったけど、古代日本の神話的雰囲気満点のストーリーに、やっぱりわくわくし通し。 じれったいような恋の進展も楽しめました。 天女も早く文庫になって欲しい♪
Posted by
面白かったです。が、なんとなく、先が読めてしまったのが少々物足りなく思いました。勾玉のことが最初に書かれていたからでしょうか。 蛇の神様が竜神になっていたのがわくわくしました。でも、遠子がまちたに靡こうとしたのは少し気になった。あんまりにも「強い」っていう印象が強かったから、がっ...
面白かったです。が、なんとなく、先が読めてしまったのが少々物足りなく思いました。勾玉のことが最初に書かれていたからでしょうか。 蛇の神様が竜神になっていたのがわくわくしました。でも、遠子がまちたに靡こうとしたのは少し気になった。あんまりにも「強い」っていう印象が強かったから、がっかりしたのもあった。でも、最後には持ち直したからよかったです。
Posted by
勾玉三部作。 文庫化により再読。やっぱりおもしろい! 大好きな本なので、手元におけるのは幸せだわー。
Posted by