サマーバケーションEP の商品レビュー
独特な世界観で読みにくいかも、みたいにすすめられて、どんなものだろうと読み始めたら全然そんなことはなかった。 真似をして同じ道を歩きたいと何度読み返しても思ってしまう、夏を歩く一冊。夏になったら毎年読みたくなって好きなシーンだけでも読み返したり、夏じゃなくても夏にトリップしたくな...
独特な世界観で読みにくいかも、みたいにすすめられて、どんなものだろうと読み始めたら全然そんなことはなかった。 真似をして同じ道を歩きたいと何度読み返しても思ってしまう、夏を歩く一冊。夏になったら毎年読みたくなって好きなシーンだけでも読み返したり、夏じゃなくても夏にトリップしたくなったらこの本を読んだりする。 小学生たちが自販機の前で繰り広げたドクペのくだりが好き。
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歩きたくなる。読み終わったあとに「歩きてぇー」って思う。夏っていいな、とか。歩いた先の海見てぇー、とか。帽子っていいな、とか。 導入の設定、世界観がこの著者の作品が初めての人にはとっつきにくいかもしれないが、そこを乗り越えれば、夏の冒険に没入できる。 へその女、子供、クルクル...
歩きたくなる。読み終わったあとに「歩きてぇー」って思う。夏っていいな、とか。歩いた先の海見てぇー、とか。帽子っていいな、とか。 導入の設定、世界観がこの著者の作品が初めての人にはとっつきにくいかもしれないが、そこを乗り越えれば、夏の冒険に没入できる。 へその女、子供、クルクルのおじさんに外人。 出会いと別れが絶妙で主人公の心模様が素敵な物語。 こういうスタンドバイミーもいい。
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ぼくは学校には行かなかった。 集団行動が難しい。 僕は人の顔がわからない。だから声と匂いと、手を握ることでコミュニケーションをとる。 20歳になり自由行動が許され井の頭公園へ。 井の頭公園で、そこが神田川の起点だと知る。 そこで出会った、ウナさん、カネコさんを中心としたメンバー...
ぼくは学校には行かなかった。 集団行動が難しい。 僕は人の顔がわからない。だから声と匂いと、手を握ることでコミュニケーションをとる。 20歳になり自由行動が許され井の頭公園へ。 井の頭公園で、そこが神田川の起点だと知る。 そこで出会った、ウナさん、カネコさんを中心としたメンバーと、神田川氏沿って海まで歩くことになります。 途中、いろいろな人たちとの交流があり、それが中学生の集団だったり、中国人との国際交流だったり おじさん、でも実はすごい人で・・・ 川を沿いを歩くことで夏休みを謳歌する面々 どこかに忘れてきた何かを考えさせられるすがすがしい1冊 夏に読んでほしい
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人の顔を認識できない少年が、20歳になって初めて1人の外出を許可されます。少年は冒険をしようと心に決めて井の頭公園にやってきました。公園の湧水をたどって、杉並区から中野区へ、高田馬場から水道橋へ。途中何故か仲間が増えていきみんなで海を目指して! この作者は本当に不思議な本を書き...
人の顔を認識できない少年が、20歳になって初めて1人の外出を許可されます。少年は冒険をしようと心に決めて井の頭公園にやってきました。公園の湧水をたどって、杉並区から中野区へ、高田馬場から水道橋へ。途中何故か仲間が増えていきみんなで海を目指して! この作者は本当に不思議な本を書きます。ベルカ吠えないのか?も賛否両論すごい本でしたが僕は擁護派の側でありました。ベルカは犬の血筋そのものが主人公でしたが、この話は東京が主人公です。僕は中野区生まれなんで大分分かりましたが、地方の人はつまらないかもしれません。ひたすら情景描写と、不思議な会話の連続です。でもこういうかわった本もまたよし!
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まるで音楽のような小説。 そこに描かれる風景、流れるような物語、軽やかで確信犯的言葉レスな文体、交わされる正常に傾いた会話。 小説の文体をこんなに魅力的だと感じたのは初めてだった。 はじめて読んだときのインパクトは忘れられない。 好きな人にはとことんハマる作品だと思うが、一般受...
まるで音楽のような小説。 そこに描かれる風景、流れるような物語、軽やかで確信犯的言葉レスな文体、交わされる正常に傾いた会話。 小説の文体をこんなに魅力的だと感じたのは初めてだった。 はじめて読んだときのインパクトは忘れられない。 好きな人にはとことんハマる作品だと思うが、一般受けしないという感じもする。 自分にとっては魅力的に映る文体も、人によっては、変な文章、荒い文章という風に感じられるかもしれない。 他にこの作品の特筆すべき点を挙げると、東京小説、というか観光小説として見たときの、その圧倒的な描写力だと思う。 趣味が旅行なので多数の旅本、ガイド本を読んできたが、この本は別格の存在。 絵よりも写真よりも、この小説から想起される世界は具体的で鮮烈で、感覚的。 その真価は読後に実際に東京を歩いてみたときに感じられた。 数年前の夏、この物語の舞台を出発地点の井の頭公園からゴールまで、丸一日かけて川沿いにずっと散歩したが、作中出てきた駅や看板、ベンチ、児童公園、道路、川、橋、牽車区、高い塔、アイスを買ったコンビニ、そしてゆったり過ぎる夏の空気まで、「全部現実」にあった。 名もない道ばたの風景が、輝いて見えた。 文庫本片手に歩いたが、この一日は普段の何倍にも長く感じられ、現実感と非現実感が入り交じった、不思議な体験だった。 自分にとって、そんな特別な時間をくれた一冊。
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吉川日出男の作品の中では一等好きな作品です。神田川を河口に向かって歩くと言う、超短距離のロードムービーのような1冊です。
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出会いと別れを繰り返しながらひたすら歩く話。上京する前は想像がおいつかなかったけれど、東京に出てきてからなんとなくイメージがわいてくる。
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「冒険」 「おれら、それ、するの。ていうか、してるの」 他人の顔を見分けることの出来ない主人公と、 出会って行動を共にする人たち。 そして、僕達は井の頭公園から海へと歩き出す。 川沿いを歩く1泊2日の冒険。 本当の夏休みのはじまり。 目はふたつ、口はひとつ、...
「冒険」 「おれら、それ、するの。ていうか、してるの」 他人の顔を見分けることの出来ない主人公と、 出会って行動を共にする人たち。 そして、僕達は井の頭公園から海へと歩き出す。 川沿いを歩く1泊2日の冒険。 本当の夏休みのはじまり。 目はふたつ、口はひとつ、眉はふたつ、耳はふたつ、鼻はひとつ。 在るものはみんな一緒。 だから見分けがつかない。 好みがあると思いますが、 詩のような断片的な文章が私は大好きです。 「視界の、縦。 空を仰ぎます。」 顔がわからなくても、 色や声、匂いや温度、呼吸、言葉、 たくさんのものが情報をあたえてくれる。 ただただ、海を目指して歩き ときには不思議な世界にも迷い込みますが 特にドンデン返しもないですが なんだか惹き込まれました。 それにしても、 川も駅も交差点も この方は全部見てきたんでしょうか。 井の頭公園から海まで、 描ききるって。 36度9分、それは青春の温度なんです。
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この人のこの手法に飽きがでてきたのは、ここらへんからかな。いや、たぶん、書いているあっち側もこの手法に飽きがでてきてないか、とすら思う。正直、惰性じゃないか、これ、と。神田川から東京湾まで。何がしたいんだ、ていう。何もしたいわけじゃないんだ、ていう。そういう物語。(12/1/30...
この人のこの手法に飽きがでてきたのは、ここらへんからかな。いや、たぶん、書いているあっち側もこの手法に飽きがでてきてないか、とすら思う。正直、惰性じゃないか、これ、と。神田川から東京湾まで。何がしたいんだ、ていう。何もしたいわけじゃないんだ、ていう。そういう物語。(12/1/30)
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