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写楽 閉じた国の幻 の商品レビュー

3.7

120件のお客様レビュー

  1. 5つ

    24

  2. 4つ

    43

  3. 3つ

    34

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    4

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2024/09/12

大学生の時に読みました。サイン会まで行って手にいれました。島田先生には、この時、初めて会いました。 内容は長すぎて覚えてません。

Posted byブクログ

2024/06/02

ある程度知識がないとついていけないかと思ったが、登場人物が会話の中で読者に向けてきちんと解説をしてくれるので読みにくさはなかった。歴史ミステリーとして本当に面白い。「アルカトラズ幻想」でも感じたけれど島田荘司さんの考察を浴びるように読むのはとても気持ちがいい。脳汁が出る。 なお、...

ある程度知識がないとついていけないかと思ったが、登場人物が会話の中で読者に向けてきちんと解説をしてくれるので読みにくさはなかった。歴史ミステリーとして本当に面白い。「アルカトラズ幻想」でも感じたけれど島田荘司さんの考察を浴びるように読むのはとても気持ちがいい。脳汁が出る。 なお、後書きまで読んだ方がいいです。私も回転ドアの事故の件など中途半端に終わっているところがあったのは気になったのだけれど、確かにここまで長くなってしまうとそれも致し方ないのかなと...続編期待したいです。

Posted byブクログ

2024/02/27

主人公の息子が、回転扉に巻き込まれて亡くなってしまうところから物語が始まります。 謎が多い人物の写楽。一体、写楽は何者なのか? いや、亡くなった息子はどうなっているの?と思うことがしばしばあり。 でも、結果に無理矢理こじつけた部分というのが全くなく。 これが写楽の正体で...

主人公の息子が、回転扉に巻き込まれて亡くなってしまうところから物語が始まります。 謎が多い人物の写楽。一体、写楽は何者なのか? いや、亡くなった息子はどうなっているの?と思うことがしばしばあり。 でも、結果に無理矢理こじつけた部分というのが全くなく。 これが写楽の正体ですとなっても、ああ、そうなのね。と受け入れられます。 ただ、長いのと、浮世絵とか興味がある人は楽しいのだろうけれど、普通の人はどう思うのだろう?と言うぐらい専門的な部分もあり。

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2023/08/23

写楽についての見解に至るまでは、とても面白い。ただ、ここに至る過程で、子供の死が必要であることがわからないし、子供を失った親としての状況、心情が理解できなかった。

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2022/09/11

日本美術史にのこる謎、写楽とは何者なのか。 テーマ故に些か解説の分量が多く、物語としてだけなら、江戸編だけでよかった気もする。 内容は興味深いのだが、700ページ近い作品で、読むのに体力を使うのも…

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2022/07/11

本格推理小説界の旗手である島田荘司先生が趣味の 写楽本を描いただけなので楽しみましょう *********************** ネタバレ(絶対に読んじゃだめよん) *********************** 写楽はオランダ人で寛政六年に江戸で蔦屋寿三郎に 才能を見出...

本格推理小説界の旗手である島田荘司先生が趣味の 写楽本を描いただけなので楽しみましょう *********************** ネタバレ(絶対に読んじゃだめよん) *********************** 写楽はオランダ人で寛政六年に江戸で蔦屋寿三郎に 才能を見出され、歌舞伎見学した時の下絵を喜多川 歌麿が写して下絵として耕書堂工房プロジェクトと して第一期(大首絵)のみ発行した 当然「別人説」なので斎藤十郎兵衛は否定されるの だが、根拠は諸家人名江戸方角分にある八丁堀地蔵 橋の写楽斎に故人の記号があるが、実際の斎藤氏は 存命なので違うもんね・・・という説 当時の証言と最近発見の証拠から実存証明されてい るのでこの記録なくても問題ない つか、故人の記録が後年の追記らしいぜ(´・ω・`)

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2020/04/25

2020/04/25読了 #このミス作品23冊目 日本の美術史上の命題「写楽探し」 に一石投じる、ミステリーを超えた作品。 著者のこの作品にかける思いや探究が 熱く注がれている。

Posted byブクログ

2020/03/03

東洲斎写楽とは一体何者だったのか?という謎に、かなり説得力ある結論を導き出している小説です。 主人公が写楽の謎を追う形にはなっているのですが、そちらの考察に力が入りすぎたが故に、この小説のもう一つの軸であったはずの、主人公自身の身に起こった大事件については中途半端な感じのまま終わ...

東洲斎写楽とは一体何者だったのか?という謎に、かなり説得力ある結論を導き出している小説です。 主人公が写楽の謎を追う形にはなっているのですが、そちらの考察に力が入りすぎたが故に、この小説のもう一つの軸であったはずの、主人公自身の身に起こった大事件については中途半端な感じのまま終わってしまいました。 写楽の謎の部分は面白かったです。

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2019/02/12

新聞の書評欄を完全に誤解して、写楽研究本だと期待して図書館から借りてきた本。 だから、冒頭部分に写楽がほとんど登場しないのを???と思って読んでいて、100ページを過ぎたあたりからやっとこれが小説だと気付いた始末。 そう頭を切り替えて読み始めると、なかなか面白い。 島田荘司の「...

新聞の書評欄を完全に誤解して、写楽研究本だと期待して図書館から借りてきた本。 だから、冒頭部分に写楽がほとんど登場しないのを???と思って読んでいて、100ページを過ぎたあたりからやっとこれが小説だと気付いた始末。 そう頭を切り替えて読み始めると、なかなか面白い。 島田荘司の「写楽は誰だ?」論でもある。

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2019/01/20

via @snoozer05 さんの書評。 御手洗潔シリーズ以外の島田さんを読んだのは久しぶり。 ラスト付近呆気無さ過ぎじゃね?と思ったけど、筆が走り過ぎてページ数が多くなったのであえなくここで打ち切ったということのようだ。というわけでいろいろ残っている伏線っぽいものへの疑問点...

via @snoozer05 さんの書評。 御手洗潔シリーズ以外の島田さんを読んだのは久しぶり。 ラスト付近呆気無さ過ぎじゃね?と思ったけど、筆が走り過ぎてページ数が多くなったのであえなくここで打ち切ったということのようだ。というわけでいろいろ残っている伏線っぽいものへの疑問点は続編に期待することにしよう。 あと、弘兼憲史さんの「ハロー張りネズミ」にも異人説があったなぁ、というのを思い出した。

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