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善人長屋 の商品レビュー

3.8

51件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

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  3. 3つ

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2011/06/18

善人ばっかりだ、って言われてるこの長屋の、 裏家業持ちの皆さんが、悪を懲らしめる物語。 なような。 どんな人達が出て来るのか、楽しく読みました。 だけど、思った以上にちょっとほろ苦い読後感。 これからの長屋の活躍も期待したくなりました。 でも、ゴメスの続きも読みたいなあ。

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2011/05/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

また西條さんを読んでしまいました。 おもしろかったです。 すっかり私、勧善懲悪モノが楽しくなる年頃なのかなとか思ったり。

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2011/03/20

小悪党たちのみが住まう長屋は、裏の顔を持つうしろめたさから行った善行がもとで善人長屋と呼ばれている。そこに一人の本当の善人が紛れ込んだ為に起こるトラブルを小悪党たちが裏の家業をつかって解決する数々の人情物語。なんだかんだで人の善い悪人たちが振り回されてながらも善行を行う姿が楽しか...

小悪党たちのみが住まう長屋は、裏の顔を持つうしろめたさから行った善行がもとで善人長屋と呼ばれている。そこに一人の本当の善人が紛れ込んだ為に起こるトラブルを小悪党たちが裏の家業をつかって解決する数々の人情物語。なんだかんだで人の善い悪人たちが振り回されてながらも善行を行う姿が楽しかったです。そして最後の結末への持っていき方。ほろ苦いながらも、希望の見える展開が素晴らしかったです。

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2011/07/16

ゴメスとはまた違って面白かった。うん、西條さん好きだなあ。でも加助さんの善人ぶり、なにか裏があるんじゃないか、と結構最後まで疑ってたんだけど、そーゆー裏じゃなかったな。騙り成功したあとにのこのこお金受け取りにいったとこなんて「なにしてんじゃ〜」と突っ込みたくなったよ。半造さんじゃ...

ゴメスとはまた違って面白かった。うん、西條さん好きだなあ。でも加助さんの善人ぶり、なにか裏があるんじゃないか、と結構最後まで疑ってたんだけど、そーゆー裏じゃなかったな。騙り成功したあとにのこのこお金受け取りにいったとこなんて「なにしてんじゃ〜」と突っ込みたくなったよ。半造さんじゃないけど、それはないだろう、と。裏の顔でもってみんなが力を合わせて悪党どもの裏をかく。すっとする。でもすっとするだけじゃなくて、もうどうしようもないこと、とかもあって、切なかった。最後の最後で、儀右衛門さんの問いがよかった。善人長屋。土曜時代劇、とかにぴったしだよな。

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2019/01/16

善人ばかりが住むという千七長屋、通称善人長屋の面々は、実は揃いも揃って悪党ばかり。悪事に手を染める分、善行を行うというわけだが、そんなところへ正真正銘の善人が間違って越してきた……。 よくあるネタと言えばよくあるが、時代劇ではちょっと見ない話。出ている面々も面白いが、一冊しか話...

善人ばかりが住むという千七長屋、通称善人長屋の面々は、実は揃いも揃って悪党ばかり。悪事に手を染める分、善行を行うというわけだが、そんなところへ正真正銘の善人が間違って越してきた……。 よくあるネタと言えばよくあるが、時代劇ではちょっと見ない話。出ている面々も面白いが、一冊しか話がないので全員が大活躍というわけにはいかない。 でも、この人の話は相変わらずレベルが高いと思う。

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2011/07/15

金春屋ゴメスの著者の作品。裏稼業を持つ人ばかりが住む「善人長屋」に、ふとした間違いで本物の善人の錠前屋加助が住むことになって持ち込まれる色んな騒動話が、主人公の差配の娘お縫の目を通して語られる。時が江戸時代だって、こんな良い人ばかり集まる長屋もそうそうなかっただろうけど、まぁ楽し...

金春屋ゴメスの著者の作品。裏稼業を持つ人ばかりが住む「善人長屋」に、ふとした間違いで本物の善人の錠前屋加助が住むことになって持ち込まれる色んな騒動話が、主人公の差配の娘お縫の目を通して語られる。時が江戸時代だって、こんな良い人ばかり集まる長屋もそうそうなかっただろうけど、まぁ楽しく読ませていただきました。

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2010/11/21

「善人長屋」「泥棒簪」「抜けずの刀」「嘘つき紅」「源平蛍」「犀の子守唄」「冬の蟬」「夜叉坊主の代之吉」「野州屋の蔵」の9編を収録。

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2010/11/09

小悪党ばかりが集まった長屋についた名が「善人長屋」。 そこにひとりの「善人」が住み始める。しかしこの善人、次々に厄介ごとを持ち込んでくる。 連作。いろんな騒動がおもしろすぎた。ラスト2編は秀逸です。 縫は文さんとさっさと一緒になればいい。かわいかった。

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2010/10/30

いやぁ、西條さんの人情もの時代小説はいいですね!ゴメスシリーズのような派手さはないけど、ほっこり和めてちょっと泣ける、いい塩梅の短編集だと思います。長屋の住人みなキャラが立ってていいですが、私は特に文さんが好き^^あの兄弟の苦労話とか、お縫ちゃんとのその後なんかも読んでみたいです...

いやぁ、西條さんの人情もの時代小説はいいですね!ゴメスシリーズのような派手さはないけど、ほっこり和めてちょっと泣ける、いい塩梅の短編集だと思います。長屋の住人みなキャラが立ってていいですが、私は特に文さんが好き^^あの兄弟の苦労話とか、お縫ちゃんとのその後なんかも読んでみたいです。

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2010/10/14

「はむはたる」に続き、江戸の世話物人情物と知り楽しみに読みました。大家をはじめ、実は裏稼業を持つものばかりが集まる長屋。本業がバレてしまわないように注意深く身を慎んだ結果「善人長屋」なんていう皮肉な通り名で呼ばれることに。 そこへ一人のお人良しが紛れ込んでしまってさあ大変。本物の...

「はむはたる」に続き、江戸の世話物人情物と知り楽しみに読みました。大家をはじめ、実は裏稼業を持つものばかりが集まる長屋。本業がバレてしまわないように注意深く身を慎んだ結果「善人長屋」なんていう皮肉な通り名で呼ばれることに。 そこへ一人のお人良しが紛れ込んでしまってさあ大変。本物の善人が次から次に厄介ごとを持ち込んできて…。 おもしろかったー!短編連作ですが、ひとつひとつのお話の純粋な痛快さももちろん、最後のお話で語られるその善人の正体。この西條奈加さんて方の、登場人物の掘り下げ方がとても好きなんですが、今回も期待を裏切られませんでした。

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