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善人長屋 の商品レビュー

3.8

51件のお客様レビュー

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    6

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  3. 3つ

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2013/02/03

 裏稼業というと、あの‘必殺シリーズ’を思い出しましたが、それはいい意味で裏切られました。  質屋を営む儀右衛門の娘・お縫がとても素直で可愛い。  各編に法で裁けぬ‘真の悪人’達が登場し、小気味良いほどに裁かれ(?)ます。小悪党たちの活躍ぶりには気分がスカッとしました。そしてそれ...

 裏稼業というと、あの‘必殺シリーズ’を思い出しましたが、それはいい意味で裏切られました。  質屋を営む儀右衛門の娘・お縫がとても素直で可愛い。  各編に法で裁けぬ‘真の悪人’達が登場し、小気味良いほどに裁かれ(?)ます。小悪党たちの活躍ぶりには気分がスカッとしました。そしてそれぞれの人情話は温かくて、お縫と文吉の会話もテンポ良くて楽しいです。  その行く末が気になる文吉とお縫の会話をもっと楽しみたい。  続編がありそうな気配を感じたけれど、どうだろう。

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2012/08/14

L 盗人や美人局やら裏稼業をもつ輩が住まう善人長屋にまっとうな加助が住むようになって、持ち上がる騒動を長屋のみなが裏稼業を駆使して解決していく。中心は加助を助けたいと奮闘するおきゃんな差配の娘お縫。 なんだか全体的に諸田作品を彷彿とさせた。

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2012/05/07

「善人長屋」と二つ名を持つ評判の長屋は、実は裏稼業の凄腕達が住む長屋だった。 そこに根っからの善人が一人住み着いてから、皆が振り回されていく。 心暖まるいい話揃いだが 最後の最後がほろ苦い。 【図書館・初読・5/7読了】

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2012/04/03

情に厚い善人ばかりだと評判の善人長屋は、実は裏家業を持つ者たちが暮らしていた。そこにひょんな事から根っからの善人・加助が住み着いて…。 加助さんがお節介の種をひろってくると、長屋のみんながこっそりと裏のツテを使ってそれを解決する、という小気味良い人情もの。

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2011/11/20

「金春屋ゴメス」とはまったくちがった時代人情もの。設定の妙もあって純粋に面白い。続編を読みたくなる一冊。

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2011/09/28

裏家業を持つ小悪党たちが住まう善人長屋に根っからの善人が越してきて、なんだかんだで長屋の人間が善行をする話。 いい話で終わりそうで結末はほろ苦い。

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2011/09/03

『屑の子守歌』に涙 裏稼業を持ちながらも、根っからの悪人のいない善人長屋 おもんちゃん、見てみたい♪

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2011/07/26

裏家業を持つ人々が暮らす「善人」長屋。そこにひょんなことから飛び込んで来たのは根っからの善人だった。その加助が持ち込んでくる難題を長屋の人たちが解決していく。 裏家業に対して潔癖に「いやだ」と言い切るお縫いが、これらの出来事をとおして少しずつ変わっていく。加助にもそうなる必然があ...

裏家業を持つ人々が暮らす「善人」長屋。そこにひょんなことから飛び込んで来たのは根っからの善人だった。その加助が持ち込んでくる難題を長屋の人たちが解決していく。 裏家業に対して潔癖に「いやだ」と言い切るお縫いが、これらの出来事をとおして少しずつ変わっていく。加助にもそうなる必然があることも明かされて……。

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2011/07/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

さっぱりと奥深い人情が沁みる話。長屋のそれぞれの住人が得意分野の力を合わせて善行(?)を働く。最後、親子3人が再び一緒に暮らせるようになるかと思いきや、そうはならない展開が予想外だったけれど、安易なハッピーエンディングにならないからこそ、良い余韻が残ったと思う。

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2011/07/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

長屋の人々は悪人ではなく悪党。小気味良い悪党の集まりだけど、背負っているものは結構ハードで少しほろり。

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