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日本人へ 国家と歴史篇 の商品レビュー

3.6

61件のお客様レビュー

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2011/03/25

2006年から2010年までの文藝春秋の連載を掲載。 その時々の日本の政治問題等について切り込んでいます。 40年以上もイタリアに住んでローマ史やルネサンスを書いている著者の目線は、そこいらの批評家顔負けの洞察力です。 この著作では「オールスター夢の内閣」が白眉。 歴代皇...

2006年から2010年までの文藝春秋の連載を掲載。 その時々の日本の政治問題等について切り込んでいます。 40年以上もイタリアに住んでローマ史やルネサンスを書いている著者の目線は、そこいらの批評家顔負けの洞察力です。 この著作では「オールスター夢の内閣」が白眉。 歴代皇帝で日本の内閣を構成したら??という贅沢なテーマで進め、いきなりアウグスティヌスを●●大臣、ユリウス=カエサルを●●大臣に!えっ大臣にそんな最高クラスを出していいの?と思い、真打ちの総理大臣は誰かなと思いきや・・・誰でもいい感じでびっくり。 リーダーは人を使いこなせる人だと言う論にはうなずくばかり。自分が前に出るばかりのタイプのどこかの誰かさんには耳が痛いかな。

Posted byブクログ

2011/02/25

10分で立ち読みしただけだからなんともいえないけど、恥ずかしながら政治には暗いので、あんまりわからなかった…。サミット廃止論は結構面白かった。

Posted byブクログ

2011/02/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

リーダー篇と比べると、感銘を受けた箇所は少なかったような… ・自分で自分を守ろうとしない者を誰が助ける気になるか。(ニコロ・マキアヴェッリ) ・亡国の悲劇とは、人材が欠乏するから起るのではなく、人材はいてもそれを使いこなすメカニズムが機能しなくなるから起るのだ。 ・戦争は外科手術に似ている。ゆえに手術の技能が優れていることが先決するが、手術後のケアの重要性も勝るとも劣らない。 ・民主主義政体下の有権者とは「何をやったか」で指示するのではなく「何かやってくれそう」という想いで指示を寄せるのである。政治とは、感性に訴えて獲得した票数、つまり権力を、理性に基づいて行使していくものだから。 ・危機を打開するには、何をどうやるか、よりも、何をどう一貫してやり続けるか、のほうが重要 ・頂上を究めるのにもっとも有効な方法は、無理をしないでの持続に尽きる。 ・バカにつける薬はないというけれど、利口だと思い込んでいる人につける薬もない。 ・ストラテジーとは、予期しなかった困難に遭遇してもそれを解決してく才能 ・予期していなかった質問に対処して初めて、頭脳の出来の良し悪しが計れる。 ・大衆は、問題点を具体的に示されたならば意外にも正しい判断を下す(マキアヴェッリ) ・事業が成功するか否かは、それに参加する全員がトクするか否かにかかっている(マキアヴェッリ)

Posted byブクログ

2011/02/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あえて外国の海辺で読んでみました なんかとってもしんみりしました 「仕分け」の話のところがなんかガツンときた 私は本を「愉しみ」で読み続けたいと思った 伊坂幸太郎のエッセイを読んだ時も思ったけど その人の考えが面白いなとか、すごいなって思える人は それ以外の本業がしっかりしているからその人自身の考えが あつかましくなったりしないんだなぁと思った

Posted byブクログ

2011/02/14

日本の政治にローマ帝国の皇帝たちを当てはめている。 それぞれの皇帝の個性が簡潔にまとめられていて分かりやすい。ローマ人の物語を改めて読破したくなった。 天狗舞は私も大好きな日本酒なので嬉しかった。

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2011/01/25

痛快。小気味良い。扱われている問題は様々な方々が手を変え品を変え語っていらっしゃると思いますがこんなにすかっと読める本はあまりないんじゃないかしら。本あまり読んでいませんが。すみません。実は初塩野本でもあるのですがとっかかりにもいい1冊だったんじゃなかろうか。他の著作も読みたくな...

痛快。小気味良い。扱われている問題は様々な方々が手を変え品を変え語っていらっしゃると思いますがこんなにすかっと読める本はあまりないんじゃないかしら。本あまり読んでいませんが。すみません。実は初塩野本でもあるのですがとっかかりにもいい1冊だったんじゃなかろうか。他の著作も読みたくなりましたよ見事に!

Posted byブクログ

2011/01/10

作者がニヒルで面白いおばちゃんなので、サクサク読める。 面白いのだが、あまり、残るものがなかった。 もう少しこの人の本と、歴史本を読むべし。

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2011/01/04

今回も折り目がいっぱい。歴史を知ると,人間の本質が見えてくるのでしょうか。外(海外)から見ると日本は不思議な国のようです。一度,日本の常識ということを疑ってみる必要があると感じました。

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2010/12/25

外から見た日本という視点の持ち方と、著者のバックグラウンドを前面に押し出して様々なテーマについて著者なりの持論を展開している。展開というよりつぶやきにも似た主観に基づく意見であり、説教という類ではなく「こう思うんだけどなぁ」的な短い文章につづられた一つ一つが印象的だった。 特に印...

外から見た日本という視点の持ち方と、著者のバックグラウンドを前面に押し出して様々なテーマについて著者なりの持論を展開している。展開というよりつぶやきにも似た主観に基づく意見であり、説教という類ではなく「こう思うんだけどなぁ」的な短い文章につづられた一つ一つが印象的だった。 特に印象に残ったのは、今の出版界について、短期的な投資回収に走りがちな傾向と、それに追従するための出版物が跋扈していることに対しての不安を綴っている。著者曰く「不安解消の為の本」が現代ではよく売れるそうなのだが、たとえば自己啓発本の類は将来や自分の能力に対する不安を解消する為の手段の本である、と考えると、たしかにそのような本ばかり本屋で見かけるようになったなぁと思うし、そういえばそのような本をたくさん読んでいたなぁと、自分にがっかりした。 単純に楽しむ為だけ、知的好奇心を満足させる為の本も読まねば、と思った。

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2010/12/21

この本を読んでいると、面白い話をするおばちゃんとお話しをしているような気分になる(悪い意味ではない) この本のおかげで、改めて世界史を勉強してみようと思うことができたのは、きっと自分にとって有益なことだとおもう。 早速お正月の課題図書として、面白いと評判のマクニールの世界史を...

この本を読んでいると、面白い話をするおばちゃんとお話しをしているような気分になる(悪い意味ではない) この本のおかげで、改めて世界史を勉強してみようと思うことができたのは、きっと自分にとって有益なことだとおもう。 早速お正月の課題図書として、面白いと評判のマクニールの世界史を買っちゃいました(塩野さんが勧めているわけではない)。間違って上巻を2冊買っちゃって、ちょっとヘコんだけど(´・_・`)

Posted byブクログ