クジラの彼 の商品レビュー

有川浩【著】

2021/12/02

丁度大人の純愛の小説を読みたくて本当にこの本を読んでよかったです。ツッコミとかも軽くあって短編ですぐ終わっちゃいました。
今まで男性の方だと思ってたけど解説を読んで、女性と知りびっくりしました。

2021/12/02

・クジラの彼
「いや、大変よろしいね。そのセンスは大変よろしいですよ」この言い回し、個人的にかなりヒットした。
頭が切れてワードセンスのある人に、飲みの席でこんな事を言われたら、後の旦那だからいいけど…違ったらヤバいな一生忘れられない男性になるのは間違いない。というくらい強く印象に残るフレーズだった。

ファイターパイロットの君が一番甘かった。
仕事を頑張る強気な女性も、１人の男性からは見透かされ猛烈に愛されてる。そんなベタ甘なラブコメだった。

2021/11/26

短編集。自衛隊を題材としたラブコメ集。（名前だけで）有川さんのことを男性と思っていたが、今作を読んで初めて女性と認識した。図書館シリーズと阪急電車、フリーター家を買うなどの作者と紹介みて、氏の作品を読むのは初めて。なるほど、こういう作品書かれるのかと思った。けっこう甘いかんじのラブコメとの印象。

2021/11/10

潜水艦乗りとの合コンなんてなかなかない設定で考えたこともなかったからなるほど〜と妙に納得。恋愛を継続させるのがかなり大変なのか。
潜水艦を潜るクジラと表現するあたり言葉のチョイスがいいな。
全部が自衛隊シリーズで驚いたが、「国防レンアイ」「脱柵エレジー」あたりを読んでると、恋愛に真っ直ぐな普通の若者なんだなと少し自衛隊員に親しみが湧いてきた。
素敵な恋愛集

2021/11/04

『数ある恋の中で、自衛官との恋ほど過酷な恋はない』

「自衛官も恋愛したり結婚したりするフツーの人間なんだということを書いてやってください」　あとがきより

イヤ、どうもフツーではなさそうですが…

でも、これが有川さんの手にかかると、甘く切ない恋物語に…　流石です！

2021/11/01

前に付　お付き合いしていた方が海自で会えない期間が会った時に読みました。
実際は、会えない期間はそこまで長くはならなかったのですが、この本を読んでとても元気付けられましたし、幸せにもなれた本です。
小さな発見が隠されている日常に気がつくことのできる心が芽生えます。

2021/10/22

とにかく幸せな気持ちになれる美しい本です。
疲れたときに。
短編集で、『海の底』『空の中』のスピンオフも含まれています。　
先にそちらを読むともっと楽しめます。
恋愛もので、ベタ甘なことは確かです。
そこが良いところです。
しかし、いわゆる少女漫画と違うところは、登場人物全員に“芯の強さ”があり、どこまでもまっすぐなことです。このまっすぐさがさらに作品を輝かせています。
とにかく有川さんの作品はとにかくテンポが良くって、サクサクいけます。
そして話のダイナミックさと、構成の細かさ、登場人物の心情描写の細かさのギャップに心を奪われます。短い文の畳みかけで、気がつけば感情移入しきってます。
だから何回も読み返したくなります。
有川さんの作品を通して、今まで遠くにあった自衛隊という存在がずっと近くに感じられます。
個人的には、3つ目が1番好きでした！

2021/10/11

ベタ甘と作者が言ってる通りだった。自衛隊についてあまり知らなかったが恋愛がメインなので読みやすい。冬原のメール文好きだ。

2021/10/06

自衛官という職業ならではの恋愛の障壁と、その障壁に立ち向かう男女の恋愛模様を描いた短編集。

有川さんを代表するテーマといえば、「自衛隊」と「恋愛」だと個人的には思っています。信頼関係にも似た静かで落ち着いた恋愛感情から、お互いを思いやる気持ちに溢れた甘酸っぱい恋愛模様まで、様々な恋愛の形が描かれていて、濃やかな心情表現を得意とする有川さんの描き分けに楽しまされました。
「クジラの彼」の方が物語の糖度が全体的に高くて、甘いと思ってしまったので、個人的には、有川さんの作品で自衛隊員達の恋愛物の「ラブコメ今昔」の方が好みではありましたが、同じ「自衛隊員×恋愛」のテーマでも、物語の展開や設定の幅広さに、引き出しの多さに驚かされました。

2021/09/24

1番最初のクジラの波が1番良かった。冬原にあんな一面があるなんて。めっちゃいい。でもやっぱ自衛隊って大変なんだなあと。
社会人の恋愛もいいなあって思えるぐらい素晴らしい。恋愛モノって大体学生じゃん。でも有川浩は社会人の大人の恋愛もキュンキュンさせてくれる素晴らしい。まじで！良すぎ！
空の中のみきも可愛すぎる。