空色勾玉 の商品レビュー
9月13日~19日 神々がまだ地上を歩いていた古代日本を舞台としたファンタジー。『白鳥異伝』、『薄紅天女』と続く「勾玉」シリーズ3部作の第1弾。1988年に福武書店から刊行されたこのデビュー作は、日本児童文学者協会新人賞を受賞、ラジオドラマ化もされ、アメリカで翻訳出版される...
9月13日~19日 神々がまだ地上を歩いていた古代日本を舞台としたファンタジー。『白鳥異伝』、『薄紅天女』と続く「勾玉」シリーズ3部作の第1弾。1988年に福武書店から刊行されたこのデビュー作は、日本児童文学者協会新人賞を受賞、ラジオドラマ化もされ、アメリカで翻訳出版されるなどの話題を呼んだ。本書は徳間書店から1996年に再刊行されたものである。 国家統一を計る輝の大御神とそれに抵抗する闇の一族との戦いが繰り広げられている古代日本の「豊葦原」。ある日突然自分が闇の一族の巫女「水の乙女」であることを告げられた村娘の狭也は、あこがれの輝の宮へ救いを求める。しかしそこで出会ったのは、閉じ込められて夢を見ていた輝の大御神の末子、稚羽矢。「水の乙女」と「風の若子」稚羽矢の出会いで変わる豊葦原の運命は。
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久々ーの再読。 このシリーズを読んでなかったら、もっと違う人生を送ってた 気がする。恋愛のシンデレラ感が半端ないんだよね。 けど、一番キタのはこれじゃなかったみたい。
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最初は、なんだかとっつきにくい感じがしたが、 後半を読み進めているうちに面白くなってきた。 古事記を読んでから、この本を読めばさらに面白かったかも。
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非常に読みやすくてサクサク読めました~ 素晴らしい純和製ファンタジー作品でした^^ 久しぶりに寝食忘れるくらい夢中になれる本でラストまで大満足です! 早く続きを読まなければ!! 読みながら、氷室冴子さんの『銀の海金の大地』を思い出し懐かしくなりました。。。あっちはもう完結を望め...
非常に読みやすくてサクサク読めました~ 素晴らしい純和製ファンタジー作品でした^^ 久しぶりに寝食忘れるくらい夢中になれる本でラストまで大満足です! 早く続きを読まなければ!! 読みながら、氷室冴子さんの『銀の海金の大地』を思い出し懐かしくなりました。。。あっちはもう完結を望めないだけに、まとまりよく終わるこの作品はとってもありがたかったです。
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やっと文庫化されました!!!(もう一ヶ月も前ですけども) 初めて単行本で読んだ時の感動が本当に忘れられない。まだ古代日本ファンタジーなんていうジャンルのなかった世の中で、ファンタジーって洋物だけじゃなかったんだ! という新鮮な感動を与えてくれました。この作品がなかったら、「精霊の...
やっと文庫化されました!!!(もう一ヶ月も前ですけども) 初めて単行本で読んだ時の感動が本当に忘れられない。まだ古代日本ファンタジーなんていうジャンルのなかった世の中で、ファンタジーって洋物だけじゃなかったんだ! という新鮮な感動を与えてくれました。この作品がなかったら、「精霊の護り人」シリーズはなかったんじゃないかな、とチラと思ったくらい、草分けみたいな存在ではないかと思ってます。 もちろん、それ以前に「白鳥の騎士」とか「紅孔雀」とかの新諸国物語という、日本の少年少女伝奇冒険小説というジャンルがあったことは知っているし、かなり好きで読み漁った身でもあるけれど、いわゆる「女の子のファンタジー」という意味では、やっぱり新鮮だったと。 でも、あらすじその他をキレイに(笑)忘れちゃってるので、これから読み直して感動を新たにしたいと思ってます。
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六つのときに家族と死に別れ、拾われ子となって地方の村で育った少女・狭也。ある日、村へとやってきた迎えの者たちは、狭也を闇(くら)の氏族の巫女姫なのだと告げた。 <豊葦原>の地には、輝(かぐ)の一族が支配の手を広げていた。彼らを統べるのは、不老不死という、神の子であるふたりの御...
六つのときに家族と死に別れ、拾われ子となって地方の村で育った少女・狭也。ある日、村へとやってきた迎えの者たちは、狭也を闇(くら)の氏族の巫女姫なのだと告げた。 <豊葦原>の地には、輝(かぐ)の一族が支配の手を広げていた。彼らを統べるのは、不老不死という、神の子であるふたりの御子たち。輝の一族は、<豊葦原>を平らげて、そこにやがて大御神が降り立つための舞台を築きあげようとしていた。 彼らに対抗する勢力であるはずの、闇の氏族に生まれつきながら、狭也は輝の一族の皇子・稚羽矢に惹かれるようになって…… 日本神話をもとにした壮大なファンタジー。設定もすごく魅力的で、内容にもたいへん読み応えがあって、面白かったのだけれども、それでも、どうしてもあとひとつ、個人的には物足りなかった……。 つまらなかったんじゃないんです。面白かっただけに、その「足りない」と感じた部分が、ものすごくもったいない気持ちがします。(なんてワガママな読者だ!) せっかく面白い筋書きなのに、説明で済まされてしまう箇所が多かったように感じました。そして、主人公以外の登場人物の個性やお互いの関係性の描写が、あと一歩ほしい。けして没個性ということはないのだけれど、彼らのつながりや背景や、出来事の間の連続性が、あまりつよく感じられなかった。 習俗や衣装や文化というような、その世界の日常感も、描かれていないわけではないのだけれど、もっとこまやかに、丁寧に描いてほしい。そうすれば、いまよりもさらに、ものすごく素晴らしい物語になるはずなのに! ……こんな好き放題なこといってたら、ファンの方に怒られそうだなあ。 荻原さんについては、昔、『西の善き魔女』を読んだことがあって、そのときもたしか面白かったのに、すっかりハマるにはあと一歩届かないような、もどかしい感じがあったのです。 むしろ、それほどハマる要素のない作品なら、逆に「なかなか面白かったなあ」で満足するんだと思うんだけど、まさに自分が好きなタイプのファンタジーなだけに、こちらも期待度というか、求めるものがやたら大きくなってしまうんですね……。 続きの白鳥異伝も買ってあるので、近々読もうと思います。
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勾玉シリーズ一作目の「空色勾玉」です。 高校生の頃、図書館で読んでハマりました。 文庫版を偶然見つけたので、思わず購入。 単行本も合わせると、3パターンくらい表紙の種類があるのですが、このタイプが一番キレイで好きかも♪ また、読みかけなので読破したら改めてレビューしますヽ...
勾玉シリーズ一作目の「空色勾玉」です。 高校生の頃、図書館で読んでハマりました。 文庫版を偶然見つけたので、思わず購入。 単行本も合わせると、3パターンくらい表紙の種類があるのですが、このタイプが一番キレイで好きかも♪ また、読みかけなので読破したら改めてレビューしますヽ(´▽`)/
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ラスト駆け足ではありましたが、すごく面白かったです。 ドキドキしながら一気読みしてしまいました。 もう少し最後は細かく書いてほしかったなぁ、と思わないでもありませんがハッピーエンドで何よりです。 狭也と稚羽矢の出会いからラストにかけてまで、十分楽しめました。 それにしても最後の稚...
ラスト駆け足ではありましたが、すごく面白かったです。 ドキドキしながら一気読みしてしまいました。 もう少し最後は細かく書いてほしかったなぁ、と思わないでもありませんがハッピーエンドで何よりです。 狭也と稚羽矢の出会いからラストにかけてまで、十分楽しめました。 それにしても最後の稚羽矢の言葉の天然具合に、ちょっと笑いが出てしまいました。 自分でも知っている神話が出ていたのも良かったです。 それにしても科戸王と鳥彦はいいキャラでした。
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日本書紀、古事記の日本の神話をベースとした、素敵なファンタジー。 イザナギとイザナミの国造り、その子供の天照と月読、スサノオ。 このあたりのお話をあらかじめ頭に入れておくととても楽しく読めます。(もちろん、知らなくても十分面白いです) 輝(かぐ)の御子たちと、闇の氏族の戦いが豊葦...
日本書紀、古事記の日本の神話をベースとした、素敵なファンタジー。 イザナギとイザナミの国造り、その子供の天照と月読、スサノオ。 このあたりのお話をあらかじめ頭に入れておくととても楽しく読めます。(もちろん、知らなくても十分面白いです) 輝(かぐ)の御子たちと、闇の氏族の戦いが豊葦原の中つ国では続いていた。 輝の御子、月代王に恋焦がれる少女狭也が、月代に見出されたときから、彼女の運命が回り始め、そしてある日、いつも夢に出てくるあの光景かよみがえり、運命の出会いを果たす。 狭也と稚羽矢の夢見るようなステキな風景も良いのですが、女子としては、断然、月代の王がいいのです! さらわれたい!采女になります! 乙女のドキドキも味わえ、神話の世界にひたれ、なんと言われようと ステキなお話でした。 欲を言えば、『守り人シリーズ』のように、もっともっと世界観を広げて欲しかったです。もっとこの世界に浸っていたいのです。 ということで、勾玉三部作の第2弾、白鳥異伝も早く読もうっと。
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福武書店時代に図書館で読んで以来好きな本。やっぱちはやが好き。なんていうか、さやが生き生きしてるし、古代ファンタジーってジャンルも好き。
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