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空白の叫び(上) の商品レビュー

3.9

52件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    22

  3. 3つ

    12

  4. 2つ

    2

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2019/01/16

下巻まで読了。 うーーーん…なんとも報われないというかやりきれない話でした。 3人の少年が人を殺すまではこの3人が一体どう絡んでくるのかと思いながら読みましたが、少年院で繋がるわけか。そして出てからも…なんでそうなっちゃうのかなあと思わざるを得ない。どんどん転がり落ちていく。 葛...

下巻まで読了。 うーーーん…なんとも報われないというかやりきれない話でした。 3人の少年が人を殺すまではこの3人が一体どう絡んでくるのかと思いながら読みましたが、少年院で繋がるわけか。そして出てからも…なんでそうなっちゃうのかなあと思わざるを得ない。どんどん転がり落ちていく。 葛城は中学生らしからぬ大人びた考え方の持ち主、久藤の暴力は怯えの裏返し、神原は犯罪にむしろ喜びを覚えているような…とそれぞれが個性的。結局一番危うかったのは神原だったんだろうね。だからこそのあの結末か。 少年院を出るまでが面白かったかな。出てからはなんとなく好きではなかった。

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2010/11/27

少年法改正以前を舞台にした犯罪小説。この上巻では、三人の中学生がそれぞれ殺人へといたる軌跡が描かれます。

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2010/11/13

貫井徳郎は「慟哭」以外読んでいなかったのだけど、もう何年も前のことか・・・。 あの時は読んだ人が驚いたという結末だったはずがかなり早い段階から、そういう仕組みかな?と思いなが読んでいたため特に驚きもなく。 それ以来で久々にBOOK・OFFで手に入れたものを読んだ。 で、この本...

貫井徳郎は「慟哭」以外読んでいなかったのだけど、もう何年も前のことか・・・。 あの時は読んだ人が驚いたという結末だったはずがかなり早い段階から、そういう仕組みかな?と思いなが読んでいたため特に驚きもなく。 それ以来で久々にBOOK・OFFで手に入れたものを読んだ。 で、この本。 ・・・面白いです。 最初は3人の視点でどんな話になっていくのか、よくわからないままに途中から4人の視点で進んでいく話。 最後に1人目の結末にたどりついたときに、話としては同じ結末を3人が迎えるということになる気はしたが、そこにもっていくまでの流れがぐいぐい引き込まれる。 特に葛城の老成した考え方が、今の歳ならすんなり受け入れられるが、自分が中学生なら3人のどのタイプでもないと思う。 現時点では3人に接点はなく、今後のストーリーがどのようになっていくのか・・・。 展開が楽しみ。

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2010/10/29

この人の本ちょこちょこ読んでますけど、トリックよりも陰鬱な雰囲気が印象的ですね(例外もあるけど)。 今回も少年犯罪をテーマにした作品だけど、やっぱり重たい!

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2010/10/14

読後本気で落ち込んだ 面白かったんだが、生活に軽く支障を来たすほどの落ち込みだったので★は3つで… うぅ…言葉は悪いけど、胸糞悪い話だった

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2010/10/11

面白い。少年犯罪について考えさせられるし、やっぱり殺人物は加害者の心理描写がこれくらい丁寧且つ自然じゃないと面白くない。人は弱さ故に悪を行い、人は弱い故に弱さを行使する人を悪人と呼ぶのだな、、、と。

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2010/08/26

上中下巻まとめて。 14歳の少年3人がそれぞれ殺人を犯す。 それぞれの心の闇を明確に捉え、現実的な描写。 少年院を出てからの展開は予想外だったけども、まぁ納得。 特に神原の心の動きがリアルで鳥肌が立ちました。 貫井さんの本は初だったけども、何度も同じ語句や表現が ...

上中下巻まとめて。 14歳の少年3人がそれぞれ殺人を犯す。 それぞれの心の闇を明確に捉え、現実的な描写。 少年院を出てからの展開は予想外だったけども、まぁ納得。 特に神原の心の動きがリアルで鳥肌が立ちました。 貫井さんの本は初だったけども、何度も同じ語句や表現が 使用されていたことがちょっと残念。

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2010/07/24

生まれや環境も違い、立場や考えの異なる3人の少年たちが殺人に至るまでの経緯を描いた上巻。それぞれの物語が同時に進行しながらも1人1人の背景や心理が丁寧かつ克明な描写で、加害者犯視点でありながら思わず納得させらてしまう。 3人を平行して描くことで、それぞれが抱える鬱屈した想いに関し...

生まれや環境も違い、立場や考えの異なる3人の少年たちが殺人に至るまでの経緯を描いた上巻。それぞれの物語が同時に進行しながらも1人1人の背景や心理が丁寧かつ克明な描写で、加害者犯視点でありながら思わず納得させらてしまう。 3人を平行して描くことで、それぞれが抱える鬱屈した想いに関しての対比も表現されており、まさしく誰もが加害者になってしまう可能生があることを考えさせられる。 …3人の中では1番普通っぽく、幼い感じでありながら唯一計画的な殺人に至る神原の展開に注目しながら中巻へ!

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2010/06/30

三人の14歳少年がそれぞれの理由で殺人を犯すところまでが上巻。 重松清の疾走に似た読後感。 いやなきもちになりながらも、引き込まれます

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2010/06/28

3人の少年と、3つの事件。 単純に言ってしまえば、キレた、ということになるのかな。 与えられた世界で生きていくしかないから、逃げられないから、追いつめられてしまう。 他の選択肢なんて、その時にはない。関わらないでくれればよかった、それだけなのに。 罪は罪、でもそこに至る気持ちに寄...

3人の少年と、3つの事件。 単純に言ってしまえば、キレた、ということになるのかな。 与えられた世界で生きていくしかないから、逃げられないから、追いつめられてしまう。 他の選択肢なんて、その時にはない。関わらないでくれればよかった、それだけなのに。 罪は罪、でもそこに至る気持ちに寄り添っているだけに、やるせない。すごく。

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