野村の「監督ミーティング」 の商品レビュー

橋上秀樹【著】

2010/11/05

野村監督の教えを12年間受けてきた愛弟子が代弁する野村流人材育成論。野村監督の本はこれまでもたくさん出されていますが、気になりながらもなかなか触手がのびませんでした。
本書は今年出たばかり作品ながら、重刷を重ねていること、他者の視点で語られていることに興味を持ちました。
最も驚いたのは、選手へのアドバイスの仕方。データを基に細かく指示を出しているとばかり思っていましたが、そうではなく、ポイントをついた質問によって選手の考える力と主体性を育むことに細心の注意を払っていることに、ここまで徹底しているのかと唸らされました。
人材育成のヒントになることが多く、勉強になりました。

2010/10/20

"まず任せて、やらせてみる。そして質問して、かんがえさせる。"
"人間には技術的限界はあるが、挑戦をする、ということにおいては限界はない。"

2010/10/16

■マインド
①人生の４つの側面（人として生まれる：運命、人として生きる：責任と使命、人を生かす：仕事・チーム力、人を生む：繁栄、育成、継続）
②進歩とは変わること。変わることが進歩である。
③自分がどういう駒がであれば生きていけるか？自分を知る。
④まず任せて、やらせてみる。そして質問して、考えさせる。
⑤考えが変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。運命が変われば人生が変わる。
⑥データを取集して、傾向を導き出すだけではダメなのだ。その背景にある心理などの裏付けまでを考えることで、本当の意味での有効活用ができる。
⑦勝つことの喜びが選手の殻を破る。
⑧技術ではなく、「考え方」を教えられる指導者が、名監督、名コーチと呼ばれるのにふさわしい。

2010/09/07

野村信者の筆者が身をもって体験した”野村語録”を活字化しただけありかなりの説得力あり。こういう、”野村”を語る他者の手による書籍がでてくると面白い。今後、古田敦也や落合博満にも是非本を出版することにトライして欲しい。

2010/09/05

ヘッドコーチの立場から、野村監督の考えにせまる本です。
全体を通して、野村監督に全幅の信頼を寄せた文章が詰まっております。

2010/09/14

野村の考えを選手・コーチの視点から見た本です。
著者が野村監督のことをいかに尊敬しているかが伝わってきました。
また、一選手ではなく、コーチという中間管理職という視点もおもしろいなと思いました。
ただ、視点こそ他にはない感じがしたものの、野村監督に関する本はたくさんあるので、ネタ自体の新鮮味は少ないです。

2010/07/25

著者の橋上さんは現役のヤクルト時代は、自分のイメージでは“守備の人”

日ハムや阪神にもいっていたということをこの本で知りました。

そんな橋上さんが現役時代とコーチ時代に野村監督から教わったことを

この本では分かりやすく解説しています。

野村さんが書いた本はたくさん出ていますが

僕は１冊も読んだことがありません。

何となく説教くさいのが好きじゃないです。

野村さんと周囲の関係がどうだったのか

何となく興味があってこの本を手に取りましたが

結局は腹心が書いた本でしっかりと野村さんの検閲も受けているので

賞賛とおべっかの本でしかありません。

いかに野村監督がすごくて、しかも人間味があるかに終始しています。

あんまり批判ばかりの本も疲れますが

こういうベタ褒めの本もちょっと辟易しますね。

野村さんの考えがすばらしいことは分かっていますが

すべてが賞賛だと本当かよ・・・・と思ってしまう性格の悪い僕でした・・・・・

2011/02/28

めっちゃ参考になる！
コーチングに活かしましょう！

そして著者である橋上さんが新潟の監督に就任！
野村監督から培ってきたコーチングをどのように活かし、
どんな橋上野球を観せてくれるのか今から楽しみ！