電子書籍元年 iPad&キンドルで本と出版業界は激変するか? の商品レビュー
2010年の作品。電子書籍のこれから、また電子書籍が普及することによる業界の今後について丁寧にまとめられている。「出版業界激変!」みたいな刺激的な切り口ではなく、冷静にこれからの業界各社のあり様を分析する。電子書籍のマネタイズの難しさかある一方、電子書籍を紙の書籍のためのテストマ...
2010年の作品。電子書籍のこれから、また電子書籍が普及することによる業界の今後について丁寧にまとめられている。「出版業界激変!」みたいな刺激的な切り口ではなく、冷静にこれからの業界各社のあり様を分析する。電子書籍のマネタイズの難しさかある一方、電子書籍を紙の書籍のためのテストマーケティングに位置づけるというのは、まさに広がっていきそうな予感。あわせてより個性的かつ複合的な書店が現れることも想像するだけで楽しくなる。
Posted by
2012.9.22ちよっと前の本なので、書いてあることはもうよく知られたことですが、当時こういう事を書けたのは流石だと思う。5章の収益分析は単純ですが、業界にいない人間にとっては非常に良かった。
Posted by
書籍、雑誌のリアルと電子での出版に関する収支シュミレーションが載ってあるように、書籍出版について冷静な記載がされていて面白かったです。
Posted by
なんか今まで電子書籍バンザイな気持ちだった。これは、もうからねえのかーという実情とかいろいろ明るみに出てくる本。最後むりやりでもないけど、読者と書き手のつながる未来が待ってるぜって閉まる。そして章ごとのデザインがこじゃれてる。
Posted by
勉強になった。 ちょっと後半は個人的にはだれてしまった。 きちんとこだわりをもった本屋は生き残る。
Posted by
数々の電子書籍関連の中では、冷静な視点で以ってまとめられた本。 大袈裟に煽るでもなく、不要に貶めるでもなく、むやみに反発するでもなく、とても公平な目で現状を解説しています。一方向のベクトルに誘導しているような鼻持ちならなさは感じませんでした。 電子書籍の現状に興味ある方に、ま...
数々の電子書籍関連の中では、冷静な視点で以ってまとめられた本。 大袈裟に煽るでもなく、不要に貶めるでもなく、むやみに反発するでもなく、とても公平な目で現状を解説しています。一方向のベクトルに誘導しているような鼻持ちならなさは感じませんでした。 電子書籍の現状に興味ある方に、まず最初の一冊としてオススメしたい本です。
Posted by
電子書籍は幻想か? あるいは、パソコン・携帯が普及したように一気に進むのか? この本が出た時点では発売されていなかった、各種機器で何が使いやすいのか? 続編に期待したい。
Posted by
電子書籍に関連する数多くの本の中で、読みやすかった。電子書籍のメリット、デメリットが詳しく書かれており、これからの業界の変化も書かれておりよかった。
Posted by
出版業界に携わっている著者なので、佐々木氏の本に比べて批判的な口調は無く、現実的な考察がなされている。儲かるビジネススキーム非常に参考になる。 結局、出版社、編集者、取次ぎ、書店の役割は無くならないという結論がちょっと?だった。
Posted by
主に、出版業界の流通パターンと電子書籍出版の比較。第5章で書籍出版をめぐる収支計算をしていて、電子書籍はなかなか儲からないだろうという話が書いてある。その他、著作権の問題や編集者の重要性についても書かれており、電子書籍を巡る問題点を網羅していて勉強になる。 書籍の形態が変わりつつ...
主に、出版業界の流通パターンと電子書籍出版の比較。第5章で書籍出版をめぐる収支計算をしていて、電子書籍はなかなか儲からないだろうという話が書いてある。その他、著作権の問題や編集者の重要性についても書かれており、電子書籍を巡る問題点を網羅していて勉強になる。 書籍の形態が変わりつつある潮流のなかに生きている私たちは、この手の本を1冊は読んで、どのように世の中が変わりつつあるのか把握する必要はあるのではないだろうか。 表紙も中身も素っ気なく淡々としている。熱いのは、本の帯だけである。
Posted by