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サニーサイドエッグ の商品レビュー

3.8

56件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

    22

  3. 3つ

    17

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    0

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2012/05/13

ハードボイルドエッグの最上俊平ふたたび! ハードボイルドをこよなく愛する私立探偵がハードボイルドに事件を解決・・・のはずが依頼はペット探しばかり。そんなある日、美しい女性とヤクザから立て続けに猫探しの依頼が舞い込む。しかもどちらの猫もロシアンブルーだって!? ブロンドで青い目の秘...

ハードボイルドエッグの最上俊平ふたたび! ハードボイルドをこよなく愛する私立探偵がハードボイルドに事件を解決・・・のはずが依頼はペット探しばかり。そんなある日、美しい女性とヤクザから立て続けに猫探しの依頼が舞い込む。しかもどちらの猫もロシアンブルーだって!? ブロンドで青い目の秘書とともに、あくまでハードボイルドに猫を探すが・・・。 ずーーーーっと待ってました、この路線に帰ってきてくれるのを。やっぱり荻原浩はエンタメ路線の作品のほうが圧倒的にいい。しばらく重たいものを書いてたせいで、ノリこそ前作に劣るものの筆力自体が上がってる感じ。特に細部の描写の細かさには驚かされる。やっぱり探偵社に取材とかしてるんだろうなぁ。 ところで、「明日の記憶」あたりから直木賞を意識してるんだろうなーと思ってたんだけど、もうあきらめたのかな?読者としてはその方が嬉しいんだけど、なんだかかわいそうな気がする。ってか「僕たちの戦争」⇒「神様から一言」⇒「メリーゴーランド」⇒「明日の記憶」で直木賞が獲れないってどういうこと?メリーゴーランドか、作風を変えてきた明日の記憶で受賞が妥当だと思うんだけど。 で、気になって出版年次の直木賞調べてみたら、ノミネートすらされてないし。それでいて「四度目の氷河期」やら「あの日にドライブ」はノミネートとか、あまりにかわいそう。「千年樹」も候補になってないし。なんかのイジメなのかな?

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2012/03/25

最上俊平はフィリップ・マーロウに憧れる私立探偵。だが、依頼されるのはペット捜索ばかり・・・。 前作「ハードボイルド・エッグ」のほうが、展開や会話のテンポがスムーズだったような気がする。新しい秘書とのやり取りがもっと多ければ面白かったかもしれない。

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2012/02/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

フィリップマーロウに憧れる探偵の主人公だが、仕事はといえば、動物の捜索ばかり。 そんな中、風変わりな助手を雇う羽目になり、あるトラブルに巻き込まれそうになるが・・・ これは面白かった。 ハードボイルドと少し抜けた主人公とのコントラストがいい味出してます。 映像化しても面白そうです。

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2012/02/09

これは面白かった。前作「ハードボイルドエッグ」も面白かったけど、本作のほうが更に面白いかも。 ハードボイルドに憧れる探偵が主人公なので、ハードボイルド的な表現が多くて読みにくいところもあるけど、慣れてくれば気にならない。コメディタッチなのに話の展開にはハードボイルドらしい緊迫感が...

これは面白かった。前作「ハードボイルドエッグ」も面白かったけど、本作のほうが更に面白いかも。 ハードボイルドに憧れる探偵が主人公なので、ハードボイルド的な表現が多くて読みにくいところもあるけど、慣れてくれば気にならない。コメディタッチなのに話の展開にはハードボイルドらしい緊迫感があり飽きさせない。話も無理なくできているし、登場人物も個性があって魅力的。

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2011/11/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 ハードボイルド・エッグの続編です。  ますます「ペット探偵」として腕を上げた最上俊平の活躍は、相変わらずほっこりと楽しく、ちょっと切なく、実にコミカルで面白かったです。  新しい秘書もなかなか良いキャラしているし、かけあいの面白さは相変わらず。途中までは、前作の流れから出てきておかしくないはずの「チビ」につい触れられておらず、どうなったか気になりましたが、しっかり出てきてくれて大変嬉しかったです。  更なる続編が出ることを期待します。

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2011/10/31

ハードボイルドエッグの続編。 主人公の呟きが、推理小説のファンをくすぐる。。。 最上君、ツイートしたらいいのに。。。

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2011/09/23

とりあえず、買ってみたけれど 前作とイメージが違う。。。 面白いんだけど、なんか引き込まれず。 そういや、前作のクライマックスも好きじゃなかったな。

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2011/08/26

最上さん、格好良すぎじゃあるまいか。望んだ方向性ではないにしろ、プロフェッショナルな仕事ぶりには脱帽するほかなく、その見事な腕前が素晴らしすぎてむしろコメディとしてはマイナス。前作の方がドタバタ感があって良かった気がする。茜の設定も話がゴチャゴチャする割に、あっけらかんと終わらせ...

最上さん、格好良すぎじゃあるまいか。望んだ方向性ではないにしろ、プロフェッショナルな仕事ぶりには脱帽するほかなく、その見事な腕前が素晴らしすぎてむしろコメディとしてはマイナス。前作の方がドタバタ感があって良かった気がする。茜の設定も話がゴチャゴチャする割に、あっけらかんと終わらせてしまっているので、読者として消化不足。重たい設定なのでこのライト・ストーリーには不要かな。

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2011/08/13

「ハードボイルドエッグ」の続編。前作がおもしろかったので続編の「サニーサイドエッグ」を手に取った。でもあんまり引き込まれなかった。前作は秘書のおばあさんがの働きがおもしくてサクサク読めたけど、今回はちょっとダレたなぁ。

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2011/06/25

この人も最近かなり人気の作家です。 この本は『ハードボイルドエッグ』の続編です。 ハードボイルド探偵に憧れる、でも実態は動物捜査を専門にする探偵が主人公のシリーズ物ですが、最初は双葉社から出てて、二作目(本作)は創元推理から出ているという、なんかワケありっぽい作品です。 ワケあ...

この人も最近かなり人気の作家です。 この本は『ハードボイルドエッグ』の続編です。 ハードボイルド探偵に憧れる、でも実態は動物捜査を専門にする探偵が主人公のシリーズ物ですが、最初は双葉社から出てて、二作目(本作)は創元推理から出ているという、なんかワケありっぽい作品です。 ワケありといえば、今回動物探偵の最上の助手役になる女性もワケあり。 青い目に金髪のワケあり少女なのですが、実は…。 荻原浩っぽいのですが、ハズしている主人公がなんか痛い状態で、解説には『抱腹絶倒!』みたいなコトを書いてあるのですが、それが余計痛い。 話も結局若頭がなんであんな行動を取ることになるのか説得力が薄いし、組長もいろいろありそうで、実は全然何にもない。 助手役の少女の役割もイマイチキャラが立ってない状態だし、途中捜査の邪魔になるおっさんも、結局何もない。 結構不満の多い作品となってしまいました。 でも、最上の一生懸命さや嫌だ嫌だ言いながら結局動物探偵として上手くやってるところ、更にタイトルになった『サニーサイド』を歩こうとしているところなんかは結構ホロッとなってしまいました。 語り口はさすが人気作家!というだけあって、何も言うことはありません。 結構酷評してしまいましたが、では次にこのシリーズが出たら読みますか?と聞かれたら、迷わず『読みます!』と答えてしまう作品でした。

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