光とともに…~自閉症児を抱えて~(15) の商品レビュー
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全巻読み終えて、完結まであとほんのわずかで亡くなられた戸部けいこ先生のご冥福をお祈りします。 自閉症と知的障害を併せ持つ光くんを育てる母幸子さんは温かく前向きです。 第1巻光くん2歳半の時点では幸子さんは夫との会話もなく孤立しみじめでした。 でも第13巻中学生になった光くんが人前で自分の下腹部をゴソゴソ触ったりコンビニで商品をカゴに入れず抱えている人に習った通り「だまって持って行くのはドロボーさん」と言ったりといったいわゆる問題行動を起こした時お母さん幸子さんには相談できる夫も仲間もいます。 これは母幸子さんの仲間作りの物語でもあります。 何年も何年も取材されたのでしょう、読んで障害への理解が確実に深まりました。 この漫画を置いてくれた図書館にも感謝です。
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全巻読み終えての感想を書いてみたいと思う。 4巻で郡司先生のところで一度感想を書いたのだけれど、あの頃は母幸子が凄すぎて、自分と比べてしまって、読むのが苦しかった。障害児の親なんだから、これくらい頑張らないといけないですよと言われているようでもあった。 だけどそこから、読み進め...
全巻読み終えての感想を書いてみたいと思う。 4巻で郡司先生のところで一度感想を書いたのだけれど、あの頃は母幸子が凄すぎて、自分と比べてしまって、読むのが苦しかった。障害児の親なんだから、これくらい頑張らないといけないですよと言われているようでもあった。 だけどそこから、読み進めていくうちに幸子も同じ障害児の親なんだと感じることが多くなったように思う。 おひさまハウスの方々は別として青木先生以上の理解ある先生には出会えずに苦労したり、兄妹のどちらかにかかりきりになったり、生活環境の変化で光のことが後手に回ってしまったり。 幸子の思い悩む姿にすごく共感した。でもそれ以上に最後の「起こってしまったことは変わらないけれど、明日と自分は変えられるということ。自分が変われば相手も変わるかもしれないっていうこと」という言葉の通りの幸子の姿にとても励まされた。 障害児育児は本当に辛い。次々にやってくる様々な問題や決断に、健常児の親ならしなくていい苦労をしている気持ちになって苦しくなることも多々ある。これから大きくなるにつれ、今とは違う悩みも出てくるだろう。それでも、我が子のためにできることは何でもしたい。明るく元気に働く大人になるまで一緒に頑張りたい。
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まさか作者が亡くなってしまって未完のままだったとは知らずに読み進めてきたのでとてもショックでした。 こんな素晴らしい作品を遺してくれてありがとうございます。 とても学ぶことが多く心を動かされました。
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小学生の時に学校の図書館で借りて途中まで読んでいました。どこまで読んだか忘れて最初から読んだけど、作者さんが亡くなっていたことを知らなくてびっくりしました。 この巻は最後の2話がネーム(下書き)なので読みにくいところもあります。でも慣れたら普通に読めます。 病床でも完結に向けて描...
小学生の時に学校の図書館で借りて途中まで読んでいました。どこまで読んだか忘れて最初から読んだけど、作者さんが亡くなっていたことを知らなくてびっくりしました。 この巻は最後の2話がネーム(下書き)なので読みにくいところもあります。でも慣れたら普通に読めます。 病床でも完結に向けて描き続けていた作者さんの思いを感じます。 内容は10年以上前の話なので、今のやり方と違うところもありましたが、私も一保育者として、参考になりました。
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本巻が最終刊。だが,話は光くんの中学校2年生の夏休み明けで終わってしまう。それは,作者の戸部けいこさんが,連載途中で亡くなってしまったからだ。享年52歳。あまりにも若すぎる死である。 第29話と30話(最終話)は,「ネーム」(ペン入れ前の構想ノート)が紹介されている。そして30話で完結するような展開になっている。さすがプロ魂だ。病床でここまで描き上げたことに脱帽するだけだ。 母親幸子の最後の心の言葉がジーンとくる。御法度だが,ここに書き写しておく。 光がわたしに教えてくれたこと それは起こってしまったことは変えられないけど 自分と明日は変えられるってこと 自分が変われば 相手も変わるかもしれないってこと これからも壁にぶつかり 思い悩む日は来るだろう 現実は厳しくて不安はいっぱい でも逃げずに何か方法をみつけていこう そして何か一つでも 良いことをみつけて生きてゆくの どんなちっちゃなことでもかまわな 笑顔とともに… この世の 光とともに…
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14巻まではずっと前に読んだんだけど・・ やっと15巻が読めました。作者の戸部さんが描いている途中でなくなってしまったため、最後の2話はネームのままで掲載。病床でここまで書いてくださったことに感謝です。
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心残しつつの完結。 このシリーズは自閉症のことをよくリサーチし、また、悲哀と希望がない交ぜになった家族に寄り添いながら、光の成長を描いてきた作品である。 実は、中高生の時期にも見過ごせない問題が山積みであるのだが、本作品ではそれが描かれない。もちろん描かれないことは誰の責任でもなく、本書の価値が少しも損なわれるわけではない。 ただ、作者の逝去がかえすがえすも残念でならないのだ。
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2015.12.12市立図書館(次女) 最後の2回分はネームのみ。でも、完結できないことを予感してせいいっぱいまとめようとしたのかもしれない。アメリカから里帰りした雅人の姉一家の話から海外での自閉症者の見られ方の紹介。DVの父親に怯えていた絵里ちゃん母子の件に一応の結末をつけ、転...
2015.12.12市立図書館(次女) 最後の2回分はネームのみ。でも、完結できないことを予感してせいいっぱいまとめようとしたのかもしれない。アメリカから里帰りした雅人の姉一家の話から海外での自閉症者の見られ方の紹介。DVの父親に怯えていた絵里ちゃん母子の件に一応の結末をつけ、転校した中学で新たな仲間に出会ってグループを作ったり、お正月に幼なじみと再会して気持ちを前に向ける最終回。 付録で「さんきゅう先生!」「春のまなざし」 全巻読み終えて、自閉症者と関わりがあるかないかに関係なく、こどもを育てるすべての人、こどもに関わるすべての人に一読してもらいたい作品だと改めて思った。
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続いてきた「光とともに」の最後の巻。お父さんの転勤で中学を転校することに… 自閉症の子が引っ越し、転校するって、ものすごく大変なこと。これから光くんたちがどんな生活をしていくのか、思いを馳せながら読み終わりました。 作者の戸部けいこさんが亡くなり、想像するしかなくなりました。 光...
続いてきた「光とともに」の最後の巻。お父さんの転勤で中学を転校することに… 自閉症の子が引っ越し、転校するって、ものすごく大変なこと。これから光くんたちがどんな生活をしていくのか、思いを馳せながら読み終わりました。 作者の戸部けいこさんが亡くなり、想像するしかなくなりました。 光くん、花音ちゃん、元気で。
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