羊の目 の商品レビュー

伊集院静【著】

2012/08/30

戦前から戦後の侠客のお話し。主人公の神崎武美は男の中の男です。憧れます。「たとえ敗れることになっても敗れる直前まで逃げ出すことなく恥ずかしくない戦いをしようと」（P378）が印象に残りました。

2012/07/15

一言で言えば、戦前から戦後まで続くあるヤクザの話。スケールは非常に大きい。ただ、章が変わることで場面がガラッと変わるからちょっと話の筋道がわかりにくくなっちゃうところが難。

2011/07/19

義に生きる任侠の人生が描かれた男の物語。戦前から戦後に繋がる裏社会の変化を描いているのは伊集院静が得意とする舞台。

2011/09/18

前知識も無く読み始めたら、物語は?客の世界。非情な世界をドライに書いてあり、前半はなかなか読み進めなかったのだけれど…だんだん物語は時代や場所が移りゆき、壮大になりとても面白くなってきた。武美の人生がとても深いものになってきて惹き付けられる。ひとりの人間の生涯をこころに刻むという読書の醍醐味をあじわうことができて満足。武美は自分の人生をどう思っていただろう。

2011/02/04

主人公　武美の生き方に感動しました！
ヤクザを描いた小説ですが、自然と主人公にハマってしまい、どんどん引き込まれていきました。

2011/01/05

一人のヤクザを描いた物語りです。

構成としては、複数の短編があって、主人公のヤクザを描く長編小説となっています。
仁義、侠客とか、そんな空気が漂う小説です。

そういったのに、惹かれないなら、多分、面白くはないと思います。
でも、惹かれるものがあるなら、読んで損はしないとおもいます

なんというのかなぁ。
義、刺青、信。。。。裏社会の何とも言えない空気感がとてもいい小説でした。

2011/07/16

初めて読んだ伊集院作品。昭和初期から現代にかけて侠客の世界を神崎武美という男を軸に描いています。神崎の親分の縄張りである東京浅草がメインではるけれど時に戦地、時にアメリカと舞台はかわり、登場人物も増えその展開に戸惑うこともあるけれど、一人の侠客とともに「時代」を描いているとすればこれだけの広がりも納得かな。面白かったです。

2010/08/04

ソリッドな文章なのに品があり、昔から知ってる作家だったけど、夏目雅子のご亭主ということもあり、何となく読まずにいた。侠客物をチョイスしたのが良かったのか？かなりはまりそうだ。でも、割と大きな本屋に行っても伊集院静の本って置いてないものなんだな。ネットで買うとするか。

2010/06/07

伊集院静さんのエッセイしか読んだことがなかったのですが、神埼武美という人間に魅力を感じ、夢中で読み進めました。
また、ゆっくりじっくり読み返したい一冊です。

2010/06/06

夜鷹に生み捨てられた神崎武美の義の貫き方がいろいろな人の視点や事件から描かれている。

なんというかとにかくかっこいい。

辰三を背負って火事場から出てきたところは特に感動した。