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街場のアメリカ論 の商品レビュー

4.1

49件のお客様レビュー

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2010/11/14

アメリカを語る切り口がたくさんあるので、オモシロい!と思ったり、ふーんと流したりしながら読みました。アメリカの子供嫌いの文化は興味深く読みました、ホームアロンもチャーリーとチョコレート工場も邪悪な子供が登場する。子供は邪悪であることの象徴?日本は子供は純真で無邪気と捉える傾向にあ...

アメリカを語る切り口がたくさんあるので、オモシロい!と思ったり、ふーんと流したりしながら読みました。アメリカの子供嫌いの文化は興味深く読みました、ホームアロンもチャーリーとチョコレート工場も邪悪な子供が登場する。子供は邪悪であることの象徴?日本は子供は純真で無邪気と捉える傾向にある。アメリカと日本は対照的という話。

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2010/11/01

「歴史に『もしも』はない」とはよくいうけど、それは単に思考停止しているだけなんだなぁ。「その時起こってもよかったのに、結果起こらなかったのは何故か」を考えることが、ひいてはこれから先の未来を読むことにも繋がると。なるほど。いつもながら目から鱗を落とされる。いや剥ぎ取られる? 内...

「歴史に『もしも』はない」とはよくいうけど、それは単に思考停止しているだけなんだなぁ。「その時起こってもよかったのに、結果起こらなかったのは何故か」を考えることが、ひいてはこれから先の未来を読むことにも繋がると。なるほど。いつもながら目から鱗を落とされる。いや剥ぎ取られる? 内田さんは歴史を語っても面白いんだなとこの本で実感。

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2010/10/27

やはり目線は面白いし、切り口は鋭い。 そして、概ね納得してしまう。 ■この本を知ったきっかけ  『街場のメディア論』で他にも街場シリーズがあると知って ■読もうと思ったわけ  『街場のメディア論』がよかったので、同じシリーズということで。  『街場の現代思想』と同時購入

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2013/07/18

どうして日本はこんな国になったのか? 現代日本論を講じる時、その問いを系譜学的にたどってゆくと明治維新まで遡る。 ペリー来航から今日まで、日本の近代史150年は最初から最後まで一貫して「対米関係」を機軸にして推移してきた。 つまり、日本は国際社会の中での自国の立ち位置や役割、印...

どうして日本はこんな国になったのか? 現代日本論を講じる時、その問いを系譜学的にたどってゆくと明治維新まで遡る。 ペリー来航から今日まで、日本の近代史150年は最初から最後まで一貫して「対米関係」を機軸にして推移してきた。 つまり、日本は国際社会の中での自国の立ち位置や役割、印象を、常に「アメリカにとって(又はアメリカから見て)自分は何者であるのか」という問いをめぐるように構築されてきたのだ。 そしてそのアメリカという国の建国から精神性、社会の構造を、アメリカンコミックや映画、犯罪の背景などから論じた現代アメリカ論。 普遍的なアメリカの姿を見出す時、日本という国についても見え方が変わる。 2005年に単行本で出版され、今年5月に出版社を変え、文庫本で発行されたアメリカの非専門家によるアメリカ論。大学院の演習で行われた「アメリカン・スタディーズ」を録音し、そのテープを起こして更に原形を見ぬほど加筆訂正し、書籍となったものなので、文章はまさに先生が生徒に語りかけるもので読み易く、また理解し易い。 著者・内田樹先生の専門はフランス現代思想、映画論など。

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2010/10/08

筆者の日本はアメリカを欲望しているという話は、なるほどとおもった。つまり、日本はアメリカを模倣したいのだ。この傾向は、政治家などに強い酔いに思う。 アメリカは理想から建国されており、改善はあり得ない。 とりあえず、住みにくいようだ。

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2010/07/07

おもしろい! 話のつながり方や飛躍の仕方がとても興味深かった。 アメリカについて、あーそういう見方もあるのかなって。

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2010/06/09

■概要 アメリカって国はどうしてこうなんだろうね、と常々不思議に思うようなこと(どうしてあんなに極端に太った人が現れるのだろうとか、すぐに訴訟を起こすだとか)に、こうだからなんじゃないの、という考え方を提示してくれる本。 ■活かせる点 大好きな内田先生の本なので。 「子ども嫌...

■概要 アメリカって国はどうしてこうなんだろうね、と常々不思議に思うようなこと(どうしてあんなに極端に太った人が現れるのだろうとか、すぐに訴訟を起こすだとか)に、こうだからなんじゃないの、という考え方を提示してくれる本。 ■活かせる点 大好きな内田先生の本なので。 「子ども嫌い」に関する部分でモビルスーツの話が出てきます。 アメリカではあまり好まれない、というような表現があったのですが、 今年見た映画アバター、ハートロッカー、第9地区、この3つの作品に 共通してモビルスーツ的なものが出てきたのは面白い偶然では?と思いました。 乗っていたのは・・・ ●マッチョな軍人 ●マッチョな爆弾処理班 ●元はひょろひょろだけどエビ化して強くなってる役人 (モビルスーツはエビしか乗れない) うむむ。 (さわ)

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2010/05/23

 元の大きい本を持っているけどつい購入。つ、ついったーで先生直々に「文庫版出るよ」とリプもらったから!単純だなー。  日本人のいわゆる島国根性(こないだの本の辺境という意識)と同じように、アメリカという国の持つ行動原理を考えます。  印象的だったのは、アメリカというのはもともと...

 元の大きい本を持っているけどつい購入。つ、ついったーで先生直々に「文庫版出るよ」とリプもらったから!単純だなー。  日本人のいわゆる島国根性(こないだの本の辺境という意識)と同じように、アメリカという国の持つ行動原理を考えます。  印象的だったのは、アメリカというのはもともと「こうありたい」為に集まった人の作った、世界で唯一建国理念の先立つ国だということ。  私らの言う「世界では…」の「世界」ってのは、アメリカでしかなくて、そのアメリカという国は、世界でも特殊な国であるということを、よく胆に銘じておくべきだと思います。  ところでこの「街場」って言葉、先生には悪いけどいいかげん鬱陶しい。

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2010/05/14

『川は静かに流れ』の親父がとった行動で、実の息子の無実よりも今の嫁との家庭を選んだのは、こーいう背景があったのかねぇ、と「子供嫌いの文化」を読んでいて、なんとなく納得。 『日本辺境論』と同じくおおよそで同意しているのですが、違和感を感じたままなのが何なのか・・・心証的に納得でき...

『川は静かに流れ』の親父がとった行動で、実の息子の無実よりも今の嫁との家庭を選んだのは、こーいう背景があったのかねぇ、と「子供嫌いの文化」を読んでいて、なんとなく納得。 『日本辺境論』と同じくおおよそで同意しているのですが、違和感を感じたままなのが何なのか・・・心証的に納得できない箇所があったのかなぁ。

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