東京島 の商品レビュー

桐野夏生【著】

2010/05/15

孤島には、31人の男とたった1人の女。
求められ争われ、女は女王の悦びに震える――

本屋の平積みで目だっていたので購入。
自分はもちろんサバイバルな経験もないし、例えば大勢の男に言い寄られたとしたら「めんどくさっ」と思ってしまいそうだし、唯一の女性である主人公が理解できずイマイチ。

しかし、登場人物の気持ちの変化などがいい子ぶらない表現で描写されているので、痛快な気分はあったかも。

2010/05/15

痛快ではないが
単純に面白くて
一気読んでしまった

こういうのを
ダークエンターテイメントとでも
呼べないいのかな？

結末は
想像を少しだけ超えていて
それはそれで
逸脱しきっていなくて楽しめた

どうやら木村多江主演で今夏映画化されるらしい
主演
木村多江では
細いし美人過ぎるんだけどな～
第一若いし・・・

2010/08/16

主人公ともいうべき清子はただのオバサン。
でも、環境が変われば、これだけヒトというものは変わるのか。
清子の自意識の高さには唖然とするばかり。

セックスの描写も過激なところがあるし、
ラストの結末のタイトルからして、なんとも皮肉めいている。
読みやすいといえば、読みやすいか。

2010/05/13

カテゴリーがよく分からない作品。ただひたすら東京島での生活を手を変え品を変え話続ける退屈な作品だった。

2010/07/15

「無人島に大勢の男と中年女が一人」という設定に魅かれてずっと読みたいと思っていた本で、文庫入りを機に読んでみた。しかし、設定自体の面白さを裏切るように、筆がまったく追いついていない。無人島サバイバルの描写とか、ユタカがリーダーシップを取るあたりの描写は、かなり残念な仕上がり。

というか、発表時の読み切り小説を横に並べただけの感じで、そもそも小説としての体をまったくなしていない印象を受ける。ぜひ、きちんとリライトして欲しいなぁ。

桐野夏生を読んだのははじめてだったけど、もう読まない。

2010/05/11

読んだ。ハードカバーが出たときから気になっていた。いつか読もうと思っていた桐野夏生を初めてちゃんと読んだ。面白い。無人島に漂着した集団に女ひとり。設定がそそられる。文芸誌に連載されていたようで、各章ごとにまとまりがある。進行もテンポが良い。今年の夏に映画化予定。ちょっと見たい。
読後に知ったが、実話をもとにした小説らしい。

2010/05/09

面白かった。しかし、さほどすごいとも感じなかった。
何より、読み始めてからずっとこの話を椎名誠が書くSFの調子で書き直したらどれほど面白いかということ。最後までこれがつきまとった。椎名誠が書いたらだいぶ厚くなってしまうかもしれないなあと笑いつつ。
桐野さんらしくエッジは効いているけれど、個人的にはさほど感動しなかった。だから、シーナ風にしてみてー。

2010/05/09

綺麗事抜きのサバイバルで面白かった。誰もが利己的で。無人島にただ一人の女が主人公っつっても、逆ハーレム乱交一辺倒じゃなくて、逆に年増のババアだから疎ましがられるとかリアル。

2010/05/09

うーん
特にどうということもない、けれど映画化にはもってこいかも。
最後まで読めるだけのエンタメ性は十分。
特に感動もなくて、終わりまで読んでも消化不良の感が否めない。
ふーん、それでいいんだ　という感じ。

2010/05/07

(100501)
ずっと読みたいと思いつつ、放置していたが、文庫が出ているのを見つけ、即購入

(100506)
読み終わった。
内容に引き込まれて、一気に読んでしまった。
清子の行動をみて、本当のサバイバルとは、生活術に長けることではなくて、自分にとって何が得なのかを、とことんまで突き詰めておくことと、それを土壇場の状況判断で迷わず出せる事なのだと思った。