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東京島 の商品レビュー

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611件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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  5. 1つ

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2010/05/24

テンポが良くてすぐ読み終えられてよかった。よくある設定だけどポップな感じでいいと思う。ヤンさんいい根性。

Posted byブクログ

2011/07/18

面白かったー、一気読みです。島で繰り広げられる人間模様の中で、それぞれの人間がが抱く複雑な心境や、心の動きをズバリと的確に表現できる力量がすごいなあ、と思いました。

Posted byブクログ

2010/05/23

木村多江、窪塚洋介といったキャストで映画版も今夏にやる本作、舞台設定からして度肝を抜く発想でおもしろいけど、テーマは女性(母)といった感じでしょう。 無人島の各地域につけられる名前(オダイバ、ブクロ、ジュク、コーキョ)やホンコンと呼ばれる中国人などが出てくることから、国家、日本...

木村多江、窪塚洋介といったキャストで映画版も今夏にやる本作、舞台設定からして度肝を抜く発想でおもしろいけど、テーマは女性(母)といった感じでしょう。 無人島の各地域につけられる名前(オダイバ、ブクロ、ジュク、コーキョ)やホンコンと呼ばれる中国人などが出てくることから、国家、日本人とかいった社会的な縮図なのかなーと読んでるとそんなことはあまり広がらずに(といっても皮肉な結末だけど)、清子のおそろしい変貌ぶりというか女性性が島の意志と合体してがんがん強大になっていく。 あとは普段の環境(メディア)が激変した時の身体の振る舞いがこの物語の人間の恐ろしくも滑稽なところを描いていると思う。

Posted byブクログ

2010/05/23

人の(特に女性の)強さ、脆さ、身勝手さ、いろんなモノが詰まってて〜続きが気になりながらドキドキしながら読めて面白かった!

Posted byブクログ

2010/05/22

もし自分が無人島に漂着したとたら、どうなるんだろう。登場人物や人間関係・環境・・・非常に面白かった。

Posted byブクログ

2010/05/22

無人島に男数十人・女一人という設定が面白く思わず買ってしまった本。 内容は想像できなかったものばかりでしたが、 後々振り返ると、もし自分が無人島に行ってしまったら、 こうなるんだろうなって思います。 女性の偉大さ、今の生活の豊かさが非常によくわかる内容でした。 続きがあれば読みた...

無人島に男数十人・女一人という設定が面白く思わず買ってしまった本。 内容は想像できなかったものばかりでしたが、 後々振り返ると、もし自分が無人島に行ってしまったら、 こうなるんだろうなって思います。 女性の偉大さ、今の生活の豊かさが非常によくわかる内容でした。 続きがあれば読みたい。

Posted byブクログ

2010/05/21

第44回谷崎潤一郎賞受賞作。 太平洋に浮かぶ無人島に漂流した一組みの夫婦。その後、同じく漂流してくる若い日本人たち、中国人たち。 絶海の孤島に1人の中年女性と31人の男性たち。 いつまでたっても救助は訪れず、日本人たちは「トウキョウ島」と呼び、望郷の思いと生きるための奪い合いを...

第44回谷崎潤一郎賞受賞作。 太平洋に浮かぶ無人島に漂流した一組みの夫婦。その後、同じく漂流してくる若い日本人たち、中国人たち。 絶海の孤島に1人の中年女性と31人の男性たち。 いつまでたっても救助は訪れず、日本人たちは「トウキョウ島」と呼び、望郷の思いと生きるための奪い合いを始める。 実在の事件をモチーフに、無人島で生に執着する人のどん欲さ、強烈な生き方が描かれているのだが、正直な所、肌に合わなかった。 登場人物に同調できる者がほとんどおらず、章ごとに視点が変わるのでさらにストーリーにのめり込めない。 ラストまでカタルシスがなく、結局「何を見せたい」のかはっきりと伝わってこなかった。うーん、残念。

Posted byブクログ

2010/05/21

さすが桐野さん!な展開の物語。 人ってこんなふうに利己的になってしまうのが本質なのかなぁ。 あと清子の図々しさ、腹黒さ、に脱帽。 このくらいじゃないと生き残っていけないんだろうな。

Posted byブクログ

2010/05/21

次の展開が気になり、特にラストへの期待感から一気に読んでしまった。面白い!欲望がぐちゃぐちゃに絡み合っていく様子って端から見るとなんて楽しいんだろう!と思わずほくそ笑むわたしです。

Posted byブクログ

2010/05/21

桐野夏生でこの設定だったら、もっと人間の業とか社会規範の欺瞞とか、そういうものに掘り込んでいけたんじゃないかと思うのだけれども、そういう読後感は残らなかった。 落差がないのかなぁ、、、東京での人格がトウキョウで崩れていく感じがあんまりしない。そういうキャラクタ設定の落差とか集団的...

桐野夏生でこの設定だったら、もっと人間の業とか社会規範の欺瞞とか、そういうものに掘り込んでいけたんじゃないかと思うのだけれども、そういう読後感は残らなかった。 落差がないのかなぁ、、、東京での人格がトウキョウで崩れていく感じがあんまりしない。そういうキャラクタ設定の落差とか集団的な関係性の破綻とかがもっと分かりやすくあったほうがおもしろい話になりそうなんだけれども・・・。そういうのは「安易なエンタメ」になってしまうってことかもしれないなぁ。 “もう一段おもしろいハナシになるだろうなるだろう”と思って読み進めながら結局そのまま終わってしまったっていう感じ。 この夏には映画化されるらしいけど、どういうトーンでいくんだろう。

Posted byブクログ