事件現場清掃人が行く の商品レビュー
2010年刊。別の著者作で「デッドモーニング」を読み、その資料の一つとされたこの本を読んでみた次第。少ないとは言え、写真付きとは驚いた…。文筆業を生業としている方ではなく、文章は必然的に相応の印象だが、経験内容が重いので大きなストレスにはならなかった。筆者のビジネス観や宣伝?と読...
2010年刊。別の著者作で「デッドモーニング」を読み、その資料の一つとされたこの本を読んでみた次第。少ないとは言え、写真付きとは驚いた…。文筆業を生業としている方ではなく、文章は必然的に相応の印象だが、経験内容が重いので大きなストレスにはならなかった。筆者のビジネス観や宣伝?と読み取れる表現が少なくない…。「死」に関わる、従来の枠に囚われないビジネス啓蒙的なニュアンスも強いのかな…。「デッドモーニング」に出てくるシーンや設定の背景が分かって、その点が面白かった。言い換えれば、もし、この本を崎に読んでいたら、評価は「3」以下だったと想う。
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こっちの方が先に出されてて、グロイ写真も少ないし、見取り図もなく、淡々と文字だけ。グロイのが苦手な人はこっちの方が読みやすいだろう。この仕事を始めた経緯とか、詐欺にあったこととか、風俗嬢のゴミ部屋の掃除や風俗店の夜中リフォームなど詳しく書かれてた。やっぱ社長になりたいと思う人はエネルギーがあるよなー。社員が一気に離れて行って、借金を抱えても、ちゃんと働き続けるんだもんなー。最後の湯舟で死んだおばあちゃんの話が印象的。一人で死ぬことが孤独死なのではなく、悼んでくれる人がいるかどうか。
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増え続けているという孤独死、その現場を現役の清掃人の視点から描くルポルタージュである。 ここまで酷いものかと絶句するものから、思わず涙が流れそうになる場面もあった。大変な仕事ではあるが、必要とされる重要な仕事だ。 本書は現場の写真なども載っている為、グロ耐性などない方は読まない方...
増え続けているという孤独死、その現場を現役の清掃人の視点から描くルポルタージュである。 ここまで酷いものかと絶句するものから、思わず涙が流れそうになる場面もあった。大変な仕事ではあるが、必要とされる重要な仕事だ。 本書は現場の写真なども載っている為、グロ耐性などない方は読まない方が良いです。
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まだ私は身近で現場に出逢った事がありませんが 知り合いは 孤独死の現場近くに住んでいて 臭いが凄かったという話を聞いた事があります。 孤独死あるいは自殺、事件現場でも 亡くなってすぐならば 臭いもそんなにないけど やはり 日数が経つと かなり酷くなるようだ。 臭いだけではなく...
まだ私は身近で現場に出逢った事がありませんが 知り合いは 孤独死の現場近くに住んでいて 臭いが凄かったという話を聞いた事があります。 孤独死あるいは自殺、事件現場でも 亡くなってすぐならば 臭いもそんなにないけど やはり 日数が経つと かなり酷くなるようだ。 臭いだけではなく 虫も発生してくるし 細菌とかも危険もあるし 本当に大変なお仕事だと思います。 部屋ごとまとめて ごそっと捨てちゃえるのなら 楽でしょうけど 部屋を元に戻すという事が前提となると それなりに大変です。 下までしみ込んでしまうとかって 想像もできませんが。。。。 これから 独居が減るわけじゃない世の中。 このお仕事が 沢山増えるでしょう。 どうか 頑張って下さい。 ありがとうございます。 と 言いたくなる本でした。
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孤独死をしてしばらくしてから発見された部屋を片づけることを仕事にする人が執筆した手記。本人の談だけに、内容は非常にリアル。なんとなくそんな現場を想像はするが、読んで伝わってくる現場の雰囲気は想像以上にすさまじいのだろうと感じ取れる。そんな現場から伝わってくるドラマ、そして筆者が...
孤独死をしてしばらくしてから発見された部屋を片づけることを仕事にする人が執筆した手記。本人の談だけに、内容は非常にリアル。なんとなくそんな現場を想像はするが、読んで伝わってくる現場の雰囲気は想像以上にすさまじいのだろうと感じ取れる。そんな現場から伝わってくるドラマ、そして筆者がなぜこのような仕事をすることになったかも書かれていて、読みごたえがある。賃貸物件の大家さんは読んでおいたほうがいいだろうとも思った。
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※このレビューにはネタバレを含みます
正直、怖いもの見たさというか、好奇心で手に取ったのだが、想像していたものとは少し違っていた。 例え最後が孤独死だったとしてもその人が不幸だったとは限らない、という著者の言葉。 遺された思いは様々である。残された行き場のない思いに胸がしめつけられたり、孤独死ながらも多くの人に愛された人柄に温かくなったりと、ノンフィクション人間ドラマとしても読みごたえのあるエピソードが多数。 とはいえ、現実としての課題もしっかり提議されている。 核家族化から単身化が進むと見られる社会では孤独死はますます増える。大家は孤独死された際のリスクを考え、高齢者の入居を断る例もめずらしくないという。 定期的に単身者の安否を確認したり、部屋で亡くなった時の清掃や、死亡後の事務処理のための保険など、孤独死問題に対応できるシステムを作っていかなければならない。
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2030年には40%になると言われる単身世帯の始末、孤独死・自殺の現場清掃の状況や事例。不摂生な50-60代男性が多く、迷惑顔な身内、怒る大家。処理のノウハウ。料理人、リフォームから清掃人に至る経歴、今では天職。 社会に対応するしくみができていないことを再認識。遺品の取り扱い関...
2030年には40%になると言われる単身世帯の始末、孤独死・自殺の現場清掃の状況や事例。不摂生な50-60代男性が多く、迷惑顔な身内、怒る大家。処理のノウハウ。料理人、リフォームから清掃人に至る経歴、今では天職。 社会に対応するしくみができていないことを再認識。遺品の取り扱い関連法令、保険、サービスなどの必要性を感じました。
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妹さんが亡くなったこと、詐欺に遭ったこと、ノウハウを奪われてしまったこと、社員に見捨てられてしまったこと・・悪いこと悲しいことすべてが現在の高江洲さんの力になっていて凄い人だなあと思った。 時々挿入されている写真にギョッとすることはあったけど、どの章も色々と胸にくるものがありまし...
妹さんが亡くなったこと、詐欺に遭ったこと、ノウハウを奪われてしまったこと、社員に見捨てられてしまったこと・・悪いこと悲しいことすべてが現在の高江洲さんの力になっていて凄い人だなあと思った。 時々挿入されている写真にギョッとすることはあったけど、どの章も色々と胸にくるものがありました。 確かに突然死よりも死後のことを念入り考えて準備してある死の方が悲しいかもしれない・・
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みんな、死ぬ。 自分がどんな死に方をするのか、なかなかわからない。 ひょっとしたら、一人で死に、腐敗してゆくのかもしれない。 山の中ならいざしらず、社会の片隅で朽ち果てるとき、やはり誰かに片づけてもらわなくてはならなくなるのだろう。 高江洲さんの仕事は、やはり大切なお仕事だと感じ...
みんな、死ぬ。 自分がどんな死に方をするのか、なかなかわからない。 ひょっとしたら、一人で死に、腐敗してゆくのかもしれない。 山の中ならいざしらず、社会の片隅で朽ち果てるとき、やはり誰かに片づけてもらわなくてはならなくなるのだろう。 高江洲さんの仕事は、やはり大切なお仕事だと感じる。 プロ意識がすごいと思う。 見習いたいと思った。
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テレビなどから受ける「孤独死」などの「死」とは印象が変わった。 寿命によらぬ死、とくに自殺はむしろ死後のほうが遺族だけでなく大家さんまで迷惑をかけてしまうし、このような仕事のプロがいなければ、さらに周囲の人々にも迷惑がかかってしまう。 無残な死体や周辺の清掃を行うことは、遺族らだ...
テレビなどから受ける「孤独死」などの「死」とは印象が変わった。 寿命によらぬ死、とくに自殺はむしろ死後のほうが遺族だけでなく大家さんまで迷惑をかけてしまうし、このような仕事のプロがいなければ、さらに周囲の人々にも迷惑がかかってしまう。 無残な死体や周辺の清掃を行うことは、遺族らだけでなく、故人そのものへの気持ちが大きいのだということが本当によく心に響いた。 死は作品のように美しいものでは決してないし、かといって無残に亡くなっていった身体は「迷惑」「グロ」でまとめられるものでもない。無論自らの死を選ぶ事は良いことではないが、自殺も、そしてまた孤独死も、自らの選択肢の延長線上にあるものであり、第三者が倫理からとやかく言える問題ではない。しかしながら死に伴う死臭や汚れは、故人にとっても望むものではない。そして、できれば誰もが関わりたくない。それを、どのようなビジネス目的や経緯にせよ、すべて日常の空間に取り戻し、故人にとっても遺族にとっても、大家さんや近隣の人々にも感謝の気持ちになるこの事件現場清掃の仕事は素晴らしいと思う。 テレビでいう「孤独死」の特集のように、人と人の間にコミュニケーションをとることで不幸な死を防ぐ、ということは確かである。しかし、必ずしも孤独死はすべてが不幸な死とは限らず、かつてエリートと呼ばれた核家族の道を選んだ結果、歳月が流れ、配偶者や子供が自分のもとを離れ単身となり死を迎えるという自らの道であるともいえる点は、第三者からは埋め難い事実である。であるからこそ、そこからのケアが必要であるし、人間関係の大切さを再認識したうえで問題を直視し、解決するそのサービスのニーズがさらに高まるだろう。
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