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零崎人識の人間関係 戯言遣いとの関係 の商品レビュー

3.4

117件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    31

  3. 3つ

    37

  4. 2つ

    13

  5. 1つ

    3

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2012/03/22
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「戯言遣いとの関係」と銘打たれてる以上 ある程度わかってはいたけれど なんだよ! 出ても来ないのかよ!! と、言いたくなっても私は悪くないと思う 双識さんとの関係では、 一番迷走してたのはこの時期みたいに語られてたけど なんでか、この話の最中が一番迷走してるんじゃないか という気すらする

Posted byブクログ

2012/03/03
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人間関係4作品の締めととして読んだけど、他の3作と比べるからかちょっとつまらない。ほぼクビシメロマンチストの裏話。人識が長生きしていることがわかったくらい。 関係性についてはカバーをめくったところですでに判明。

Posted byブクログ

2012/01/25
  • ネタバレ

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―関係ない。関係ない。関係ない。関係ない。関係ない。関係ない。関係ない。― 死んだような目をした戯言遣いの少年と闇の中を覗き込んだような濁った目をした殺人鬼の少年が、京都で出会ったのは十八年前の5月13日の金曜日 これは人類最強の請負人が友人の警察官に語ったとある少年の自分探しの物語。 今、きちんと読み返してみたところ… 戯言遣い編をラストに据えるなら 双識→出夢→伊織→戯言 が正解なんだってさ! 思いっきり間違えたよねっ! でも逆になんで↑の順番が推奨なのか分からない… 双識と出夢はやっばり逆の方が分かりやすくないかな…? あと、個人的見解ですが やっぱり戯言遣い編をラストに据えた読み方が一番良いと思うんだけど、これは偏見だろうか!? 他の順番で読んだ方々の感想をお聞きしたいものです。 特に出夢編をラストにした読み方とか! 凄い興味ある! 話は脱線してしまいましたが 今作は、おっかなびっくり 戯言シリーズのラストから更に四年も経っちゃってる…! だから… えー、つまり…? いーちゃんも人識も… 27歳!? うわっ!なんだこの妙に現実味を帯びた数字……! 更にビックリなのは(いーちゃんの描写はないけど)人識が変わってない…。 いや、そもそも戯言シリーズがそういう『変われない』物語なんだからそれも理の当然ってやつだ…。 智恵ちゃんは、いーちゃんのことを 『自己否定が極まり過ぎていて、自己の体内に収まり切っていない。彼は居ながらにして、周囲に悪影響をもたらすだろう。周囲の個性を根こそぎにするだろう。あれではすべてが……なるようにならない。だからこそ、変われない』 って評価(……表現?形容?)してますが、今作の帯にもでかでかとこれ見よがしにプリントされていたいーちゃんの台詞。 『変わりたいと思う気持ちは、自殺だよね』 (これを独り言で呟いちゃうあたりが、いーちゃんの底の知れなさだと痛感しつつも) 結局は 変わる=自己否定 西尾氏が言うところのマイナスになってしまう。 しかしながらここで炸裂西尾節。 『マイナスなことをプラスに、プラスなことをマイナスに描く』 だから、戯言シリーズのラストシーン あおちゃんは(そりゃ、綺麗な青髪碧眼じゃなくなっちゃったけど)きちんと成長して、いーちゃんの前に現れた。 更にそこで、いーちゃんが《笑う》んだよね…! 今まで頑なに笑うことのなかったいーちゃんが笑うんだよ、これが。 あっさりとしたその変化の描写に逆に度肝を抜かれたしがない一読者、ここに誕生…て感じ。 いーちゃんが笑えるようになった あおちゃんが年相応に成長出来た 『人を変えるのは時の流れだけ』って智恵ちゃんが言ったのも言い得て妙だけど、それが四年前の自己否定という《マイナス》の結果だったのにも関わらず、ネコソギラジカルの読後のあの安心感は何に起因するのかと言うと、西尾氏のポリシーによるものなのだと私は思ってます。 誰かにとっての《幸せ》が誰かにとっての《不幸》であることは動かしようのない事実。 だからこそ、《プラス》を《マイナス》に。《マイナス》を《プラス》に。 対する人識にしても、八年前に《ドクター》に余命宣告的なことまで言われてたのにも関わらず、あおちゃん同様生きてる。 それは、わざわざここにつらつらと書き連ねる必要もなく、今作の結びを読めば分かること。 うん。でも個人的に不明瞭な部分もあってね。 鈴無さんの《大きな戦争》の時の話読みてー とか 人識はなんで三つもストラップ買ったのかなー とか 零崎問識くんは誕生したんですか←← とか。思わないでもないです。 でも 人識が、七人目としていーちゃんを殺し損ねたことに執心しているシーンで、赤音さんが引用してた話を思い起こせただけで、満足。 にしても、十二人とか七々見奈波とか たとえ偶然にしても、こんな綺麗に物語を終結させてしまうなんて 西尾維新、恐るべし。 クビキリサイクルから始まり、約九年間に渡った《戯言&人間シリーズ》 今更ながら満喫させて頂きました! うん。面白かった…!

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2011/12/08

クビシメロマンチストの裏側。他者から見たいーちゃんと人識の対比がもっとほしかったなと。なので、木賀峰や魔女や世捨人の話は別の本にしてもらって、江本智恵と佐々沙咲の話や青赤の会話に絞ってくれたほうがうれしかったかなーと。

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2011/11/06

『…確かふたつって言ってましたよね、潤さん。ひとつがそれだとして、もうひとつの謝罪用件はなんなんですか?』 『うん ー 謝るの遅くなって、ごめん』 『彼らは最弱と言っていいほど弱く、逸脱せず、成長せず、変化せず、仮に逸脱し、たとえ成長し、いやしくも変化したところで、そんなものは...

『…確かふたつって言ってましたよね、潤さん。ひとつがそれだとして、もうひとつの謝罪用件はなんなんですか?』 『うん ー 謝るの遅くなって、ごめん』 『彼らは最弱と言っていいほど弱く、逸脱せず、成長せず、変化せず、仮に逸脱し、たとえ成長し、いやしくも変化したところで、そんなものはすぐに元に戻り、反省も後悔もその場しのぎで、とても簡単に徒党を組み、そうかと思うと簡単に裏切り、何が起きても何事もなかったことにし、すぐに忘れ、とっさに意見を翻し、信条を持たず、怯えては逃げ、狂い、非常に適当で、約束を守らず、ルールを無視し、高いばかりのプライドを簡単に捨て、努力もなしで成果を求める、欲深の、しかし慈悲深い、善良でありながら悪逆で、感情移入とそれに伴う飽きを矛盾なく実現する、深く考え過ぎる割には何も考えておらず、行動力がない割には結果だけは出す、感情的な癖に中途半端に頭のいい、愛すべき群体としての個体。 ありったけの敬意となけなしの軽蔑を込めて ー 人は彼らを「一般人」と呼ぶ。』 『変わりたいと思う気持ちは、自殺だよね』 『人間が人間を変えたりできるかよ。人間ってのは、多分、どーしようとこーしようと、滅多なことじゃ変わらねーんだよ ー 変わりっこねーんだよ』 『帰る場所があるのが ー どうして残酷なの?』 『帰る場所があったら、帰らなきゃいけねーじゃねーかよ。それはつまり ー 鎖で繋がれてるってことじゃねーのか?』 『絆っつーのはつまり鎖だろ。家っつーのはつまり檻だろ。家族なんて、同じ檻の中で、一本の鎖で首輪を繋がれてる、いうなら同房の囚人みてーなもんなんだろうぜ ー 血は水よりも濃いっつーけど、どこの馬鹿がカルピス原液で飲むんだっつーの。家。家族。絆。どうしてみんな、そんなもんにこだわるのか、俺にはそれがわからねえ』 『善良? 何の対義語だよ、それ』 『まああんまネガティヴに考えるな、玖渚ちん。一台壊れたと考えるんじゃない。四台壊れなかったと考えるんだ』 『無理矢理ポジティヴ!』 『八年前は、悩みに来たんだけどな ー 哲学の道に行ったりしてよ。でも、今回は違う。今回は俺に会いにきた。そんだけ』

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2011/10/26

これが戯言遣いとの関係。なんて関係。どんな関係。そんな関係。こんな関係。あんな関係。なるほど。納得。

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2011/10/07

《人間シリーズ》、《零崎一賊シリーズ》、第四段。(の中の四冊の内の一冊。) 今作は四作の中でもイレギュラ。 といいますか、ただの回想話。 江本智恵や佐々沙咲が久々に出てきて、ちょっと嬉しいのでした。 おしまい。

Posted byブクログ

2011/09/28

戯言シリーズのクビキリとクビシメの頃のまともな雰囲気を感じた。クビシメの裏舞台だから当然と言えば当然だけど、なんだか懐かしい。七々見の正体があんなだったとは。円朽葉と木賀峰さんの会話も面白かった。シリーズの他の作品と比べて西尾維新的な言い回しが特に多くて中身が濃かった。推理小説に...

戯言シリーズのクビキリとクビシメの頃のまともな雰囲気を感じた。クビシメの裏舞台だから当然と言えば当然だけど、なんだか懐かしい。七々見の正体があんなだったとは。円朽葉と木賀峰さんの会話も面白かった。シリーズの他の作品と比べて西尾維新的な言い回しが特に多くて中身が濃かった。推理小説について語りまくる。

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2011/08/31

4巻まとめて。 読みたくて読みたくて読みたくなかった。 人間シリーズ完結しちゃうのかぁ…更に番外編とか出ないかな。 まぁとりあえず。曲識さんがちょこちょこ出てたのが幸せだった。いずむんの回はちょっと淋しかったけど仕方ないのかな。 東西南北みたいな人やっぱり最悪人類最悪。 ...

4巻まとめて。 読みたくて読みたくて読みたくなかった。 人間シリーズ完結しちゃうのかぁ…更に番外編とか出ないかな。 まぁとりあえず。曲識さんがちょこちょこ出てたのが幸せだった。いずむんの回はちょっと淋しかったけど仕方ないのかな。 東西南北みたいな人やっぱり最悪人類最悪。 ちまちまリンクしててファンには堪らない逸品でした。ごちそうさまでした。 やはり最後はこう締めくくりたい。 これぞ、エンターテイメント。

Posted byブクログ

2011/07/12
  • ネタバレ

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≪内容覚書≫ 零崎人職を主人公にした人間シリーズ最終4部作の1冊。 『クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識』を 別視点から書いた物の様子。 「江本智恵が殺された」件について、「ぼく」に聞きに来た 佐々沙咲が中心にすえられ、 京都の連続殺人事件が語られる。 ≪感想≫ 戯言使い、ほぼ出番なし…! ……タイトル、戯言使いとの関係じゃなくてもいいような気もする。 バトルした潤さんの方が目立っていた。 『クビシメロマンチスト…』も読まないと、 今一つ楽しみ切れないのかも。 読み飛ばしている戯言シリーズへ手を出そうかと、思わされた一冊。 商売うまいなー。 人の分類に関しては、12のタイプに分けられる、 というのが初耳だったので、へぇと思った。

Posted byブクログ