零崎人識の人間関係 戯言遣いとの関係 の商品レビュー
まず言うと私はこの作家のことが大嫌いでどれくらい嫌いかというと数年前まで京都方面に向けて”日本文学のために早よ筆折れオーラ”を放ってたくらいで、それはもう嫌いである。 そこで小説という物質に対して最も冒涜的な使い方であるところの速読の練習用にこの本を読んでやることにより溜飲を下...
まず言うと私はこの作家のことが大嫌いでどれくらい嫌いかというと数年前まで京都方面に向けて”日本文学のために早よ筆折れオーラ”を放ってたくらいで、それはもう嫌いである。 そこで小説という物質に対して最も冒涜的な使い方であるところの速読の練習用にこの本を読んでやることにより溜飲を下げようとして1時間で読んでやったら意外に面白かった。 でも評価2。 だってやっぱ内容が薄すぎる。筆が速い筆が速いと言われてる作家だけどもう少しゆっくりお書きなさい言葉遊びがお好きなのは知ってるからっ(怒)。 そうすればもっとみいこさんのエピソードも沢山かけただろうし、人類最強のバトルシーンもあったかもしれないし、なにより表題の零崎くんも活躍できただろうしみいこさんも(ry でもまあだいたい嫌いだ嫌いだは好きのウチ、と申すまでもなく作者に対する私の感情は明らかにツンデレそのものであり、Wikipediaの設定読んでるだけでワクワクしてくるのには変わりも代わりもないんですが☆ でももっとキャラを丁寧に書いて欲しいですの。 20140815追記。 最近自覚したんですが、私西尾維新さんの作品が好きすぎる可能性が…。我ながらめんどくさいと思いますが、自戒のためこのレビューは残しておきます…。お目汚し失礼しました。
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人間シリーズラスト 「-傑作だぜ」 京都連続殺人事件の裏側というべきか。 戯言シリーズのスピンアウトとして始まって ぐるりと1周回って戯言シリーズに返ってきた感じ てか、いーちゃんほとんど出てこないし(笑)
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一般人が主人公の短編小説のつなぎ合わせで、それらに人識くんが関連している。というようなもので、あまり人識くんメインではなかったのが残念。
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人間シリーズ完結編。四冊同時刊行の四冊目。 はっきり言いまして、一番期待外れ。 作中がちょうどいーちゃんと出会った時期の話だから、『クビシメロマンチスト』のころなんだよね。なんていうか、その後に出来上がってきた世界観を無理やり初期作品にあてはめました、みたいな匂いがするので...
人間シリーズ完結編。四冊同時刊行の四冊目。 はっきり言いまして、一番期待外れ。 作中がちょうどいーちゃんと出会った時期の話だから、『クビシメロマンチスト』のころなんだよね。なんていうか、その後に出来上がってきた世界観を無理やり初期作品にあてはめました、みたいな匂いがするので、ものすごくチープな印象を受けました。 単純に言えば動機に納得がまったくいかなかっただけなんだけどね。そう言えばクビシメで人識、連続殺人とかやってたなぁ。すっかり頭から抜け落ちてた。一応ネタばれ反転処理。「心を探す」ために殺して解して並べて揃えて晒してたみたいだけど、それならまだ「自分が零崎であること」を示すために足掻いてた、ってほうが納得できた気がする。 この頃って既にほかの一賊っていなかったんだっけ? まだいるのか。壊滅状態になったのは人類最終のせいだったっけな。 軽くググって個人で年表作ってるとこ見つけた。クビツリと人間試験がほぼ同じぐらいみたい。で、ラジカルのあたりで零崎一賊が壊滅、と。 ただいーちゃんを第三者視点から眺めた表現が多かったのが面白かったかな。戯言シリーズは全部いーちゃん視点だからね。いかに最低であるかが良く分かる。 ラストは京都の事件が八年前つってるから、いーちゃんが27歳とかそれくらいのときの場面か。人識も同じ年くらいだろうけど。その時点ですでに零崎は壊滅しているのに、それでも誇らしげに名乗るあたりやっぱり零崎なんだなぁ、と。三つ買ったキーホルダーはどうするんだろう。誰かにあげるのか、あるいは耳に付けるのか。でも「俺に会いにきた」っつってるし、いーちゃんにでもあげるのかね。 いーちゃんとの関係は、らしすぎて良いオチでした。 第三章トビラにある会話から抜粋。 「ところできみの趣味は?」 「人殺し」 10.03.30
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戯事遣いの出番がほとんど無かったのは非常に残念ではありますが、散々語り尽くされているのでまぁ止むを得ないかと。 猛烈に「クビシメロマンチスト」をまた読みたくなりました。
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☆☆$$そこそこだが、4冊の中ではイマイチ。$$ミステリー全般の考察とかは良かったが、$$登場キャラがイマイチ。
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あの懐かしい、京都連続通り魔事件の中身です。 そうそう、そういった登場の仕方をしたんでしたっけね。 シリーズ完結がこの話で終わるっていうのも、良い演出ですね。 人間関係はいろんな順番で読めるってあとがきにあるけれど、やっぱり、この本が最後に来るのがしっくりするなぁ。 ……一部登場...
あの懐かしい、京都連続通り魔事件の中身です。 そうそう、そういった登場の仕方をしたんでしたっけね。 シリーズ完結がこの話で終わるっていうのも、良い演出ですね。 人間関係はいろんな順番で読めるってあとがきにあるけれど、やっぱり、この本が最後に来るのがしっくりするなぁ。 ……一部登場人物のファンにはブーイングを受けそうな話だけれどもさ。(^^;
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『殺し名』の第三位に列せられる殺人鬼の一賊、零崎一賊。 その鬼子である顔面刺青の殺人鬼、零崎人識と、 死んだ人間みたいな目をした少年。 二人が出会ったあの京都連続通り魔事件、 その裏側が今、明かされる――! 零崎人識の「目的」とは? 「人間シリーズ」の第四作にして最...
『殺し名』の第三位に列せられる殺人鬼の一賊、零崎一賊。 その鬼子である顔面刺青の殺人鬼、零崎人識と、 死んだ人間みたいな目をした少年。 二人が出会ったあの京都連続通り魔事件、 その裏側が今、明かされる――! 零崎人識の「目的」とは? 「人間シリーズ」の第四作にして最終作。 殺人鬼・零崎人識の人間関係にまつわる四つの物語のうちのひとつ。 「人間関係」もついにラストの四冊目。 年が明ける前に読み終えることができてほっとしている。 本作のタイトルは「戯言遣いとの関係」であるが、 戯言遣いの彼はほとんど登場しない。 前回の零崎双識以上に出番が少ないのだから、 ほとんど看板に偽りありと言ってもいいくらいだ。 ただまあ、戯言シリーズ本編を読んだ人ならわかるように、 すでにこの二人の関係については語り尽くされているのだ。 もう何年も前に、「クビシメロマンチスト」の時点で、 あるいは「ネコソギラジカル」や「零崎双識の人間試験」の時点で 充分にそこについての言及は終わっている。 だからそもそもわかりきったことを語りなおしているという点で 本作の存在自体が蛇足的であると言わざるをえない。 では本作で何が描かれているのかというと、 零崎人識に関する断片的なシーンが並べられているだけなのだ。 戯言シリーズに登場したあんな人やこんな人が 実は人識に遭っていた、というシーンが連続して描かれている。 それによって、さながらモザイクアートのように 人識の人となりを描き出す趣向になっているかというとそうでもない。 描かれているのは本当にただの断片だけであり、 「零崎人識」という像を結ぶにはピースの数がいささか不足している。 いわば本作で描かれていることは、 これまでに描かれてきた零崎人識についての「補足事項」であり、 それゆえ、本作は単体ではほとんど意味をなさない。 やはり、既刊のシリーズを読破していることを前提とした 非常に限定された読者向けの作品なのである。 そんな作品ではあるが、ラストシーンの雰囲気は良かった。 「これにて終了」と強く感じさせる締めくくり方で、 気持ち良い後味の残るシーンだった。 これ以上、蛇足を重ねないことを切に願う。 そろそろ、戯言シリーズの世界観については語るのをやめて良いだろう。 西尾維新には、そろそろまた新しい世界を見せてもらいたい。
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戯言遣いはほとんど登場しないあたり、相も変わらず西尾維新。 クビシメロマンチストの前日譚且つ後日談。というよりも余談かな。 人識が殺して解して並べて揃えて晒していた、その理由に迫るお話。 つまりは零崎人識を知る話。 流石は人間失格。けれど、人間らしい。 戯言遣いとの関係は無関係。そして関係は断続。 鏡の向こう側、コインの表と裏。だからか?
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「戯言遣いとの関係」と銘打たれてる以上 ある程度わかってはいたけれど なんだよ! 出ても来ないのかよ!! と、言いたくなっても私は悪くないと思う 双識さんとの関係では、 一番迷走してたのはこの時期みたいに語られてたけど なんでか、この話の最中が一番迷走してるんじゃないか という気すらする
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