1,800円以上の注文で送料無料

僕は友達が少ない(3) の商品レビュー

3.9

60件のお客様レビュー

  1. 5つ

    16

  2. 4つ

    18

  3. 3つ

    15

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

最後に大きな転機を迎える夏休みと残念合宿

略して『はがない』だそうである。そんな『はがない3』だが、夏休みをじっくり綴ったせいか、前半はスローなスタート。ショートショートみたいな短い区切りで、笑いもやや控えめ。どちらかと言うと淡々とした雰囲気で、小鷹と小鳩の日常的な風景も織り交ぜながら部活の様子を描いている。残念っぷりは...

略して『はがない』だそうである。そんな『はがない3』だが、夏休みをじっくり綴ったせいか、前半はスローなスタート。ショートショートみたいな短い区切りで、笑いもやや控えめ。どちらかと言うと淡々とした雰囲気で、小鷹と小鳩の日常的な風景も織り交ぜながら部活の様子を描いている。残念っぷりは相変わらずだが、むしろ「兄弟とか姉妹とか親とか仲間なんかと、こんなおバカな会話してる、もしくはしたことあるよね?」といったほのぼの感も若干漂う。これはこれで悪くない。そして、前巻を受けて星奈邸を訪れるところから俄然面白くなる。星奈(父)が威厳たっぷりに登場するも、一緒に登場した家令(執事)のステラさんの、実にお茶目な言動で本音がだだ漏れだったのが微笑ましかった。そして、ある意味予想通りというか、ここで読み手としては非常に楽しみな伏線が張られる。この時もそうだったが、今回は小鷹が時折ナイスガイな一面を見せており、星奈のフラグが順調に立っているようである。対する夜空は、星奈やマリアを手玉に取る鬼手腕は相変わらず全開ながら、ちょっといじめっ子な装いを纏い始めた感もある。しかし!最後の最後でシリーズの今後を占う大転機を迎えることに。これが実に繊細で儚い美しさを湛えた、幻想的ですらある素晴らしい挿絵で補完されて本巻の大きな引きとなる。読み終えた瞬間に次巻が待ち遠しくなった。他にもマリア&小鳩のお子ちゃまコンビが全編で笑わせてくれるし、後半では理科もアッチ方面で炸裂しているし、それに何と言っても幸村が冒頭から“ぼーっと”存在感を示していることも見逃せない。結局は、この『はがない』ワールドに今回も引き込まれるのである。また、さらに磨きがかかったと思えるナイスな口絵&挿絵が素晴らしいサポート役を果たしている。萌え成分たっぷり。絵師さんもいい仕事してる。

DSK

2023/09/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

星奈のパパが全部いいところ持っていきやがった。 あんなに威厳ある風貌なのにな… えらいこっちゃな秘密を持っています。 そりゃあ頑なに名前明かさないわ。 そしてそれをわざと言って逃走する小鷹鬼… なんだかんだでシチュ映えするものばっかり ぶっこんできやがりましたが隣人部です 事件があるのは仕様です。 最後に思わぬ事実が出てきますよ。 まあ勘が鋭いあなたならば その前から予想はできていたでしょう。

Posted byブクログ

2022/09/08

夏休みの部活動、プールに、海に、夏祭りと、隣人部の活動のリア充っぷりには、お前らそれを友達と言わずしてなんという状態。 夜空と星奈の小競り合い、理科の変態っぷり、幸村のおとぼけキャラ、小鳩の中二病、マリアの毒舌シスター、そしてそれらの人たちに振り回されまくる主人公の小鷹もいい感じ...

夏休みの部活動、プールに、海に、夏祭りと、隣人部の活動のリア充っぷりには、お前らそれを友達と言わずしてなんという状態。 夜空と星奈の小競り合い、理科の変態っぷり、幸村のおとぼけキャラ、小鳩の中二病、マリアの毒舌シスター、そしてそれらの人たちに振り回されまくる主人公の小鷹もいい感じですね。

Posted byブクログ

2019/01/09

「あざとい」ということばには悪辣で思慮が浅いという意味合いがあるけれども そこに照れがなければ観客は騙されて楽しんでくれるという この場合の照れのなさとは言い換えるとなんだろうか 騙されたがっている客を気持ち良く騙す技術はどこにあるだろうか それは個々の作家のもつものでなく 臨機...

「あざとい」ということばには悪辣で思慮が浅いという意味合いがあるけれども そこに照れがなければ観客は騙されて楽しんでくれるという この場合の照れのなさとは言い換えるとなんだろうか 騙されたがっている客を気持ち良く騙す技術はどこにあるだろうか それは個々の作家のもつものでなく 臨機応変たりえないところにこそやどる都合であるように思う

Posted byブクログ

2018/04/03

みんなで行動してるけど、肝心なところでバラバラなところが、友達ができない彼ららしいのかもしれませんね。 しかし、毎度毎度星奈さんをいじめて終わるというのワンパターンで、何より見ててつらい。人をけなす言葉はつらい。

Posted byブクログ

2017/01/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 始まりの終わりの章。1巻で仄めかされた、小鷹の幼なじみ。それは**だったわけだが…。隣人部創設の意図、創設直後に加入してきた星奈への態度の意味も、そこはかとなく推測できるところまで物語は辿りついた。ここで、健気・可愛いとみるか、底意地の悪さを感じるかで、本作の好悪が分かれるような気がしている。いわゆる「ぼっち」のコミュの残念ぶりや、迷い・逡巡がみられるならば…。が、独占欲が強いだけで、手法があざとく「残念」とは程遠ければ、どういう印象を与えるか?。実に判りやすく例示される。著者の狙いも知りたい。

Posted byブクログ

2015/01/31

星奈の父親、天馬が初登場。この人もキャラ濃いです。主人公とある人物の関係性が見えてきたりしますが、基本的にはダラダラと活動が続いて行きます。

Posted byブクログ

2014/06/12

隣人部の活動は夏休みも続きます。プールに出かけたり、小鳩と2人で星奈の家を訪れて理事長の柏崎天馬(かしわざき・ぺがさす)に挨拶したり、星奈の家のプライヴェート・ビーチに合宿に出かけたり、夏祭りに出かけて花火で遊んだりと、リア充らしい夏休みの毎日を過ごします。 ところが、花火の日...

隣人部の活動は夏休みも続きます。プールに出かけたり、小鳩と2人で星奈の家を訪れて理事長の柏崎天馬(かしわざき・ぺがさす)に挨拶したり、星奈の家のプライヴェート・ビーチに合宿に出かけたり、夏祭りに出かけて花火で遊んだりと、リア充らしい夏休みの毎日を過ごします。 ところが、花火の日が夜空の髪の毛に燃え移ってしまうハプニングが起こります。次の日、夜空は長かった黒髪をバッサリ切って教室に現われます。その顔は、10年前に別れたかつての親友・ソラの面影を残していました。 ラストで物語が動いたのでちょっと驚きました。この展開は、隣人部内の関係性にどう響いてくるのか、期待したいところです。その一方で、もうちょっといつもの調子でぐだぐだを続けてほしかった気もしますが。

Posted byブクログ

2014/01/29

ストーリーの流れがテンポ良くて心地よかった。3巻で最初のエピローグを迎えるが、4巻からも期待。主人公の心情を描写している部分がほとんど無くて、「いったい誰が本命なのだ?」と思わせられている気がする。 「残念な人」という表現が多いけど、登場人物たちはしっかり青春しているのがいい。私...

ストーリーの流れがテンポ良くて心地よかった。3巻で最初のエピローグを迎えるが、4巻からも期待。主人公の心情を描写している部分がほとんど無くて、「いったい誰が本命なのだ?」と思わせられている気がする。 「残念な人」という表現が多いけど、登場人物たちはしっかり青春しているのがいい。私も若い頃にもどりたいな。残念な人のうちの一人だったけど。

Posted byブクログ

2013/10/09

何だかドタバタかつ独特な雰囲気で話が進んでいく。 と、同時にだんだん慣れてきている気が... 大人買いしてるので、8巻まで一気に進むぞ~

Posted byブクログ