僕は友達が少ない(3) の商品レビュー

平坂読【著】

2013/07/15

　今回は、一巻で敷いた伏線の消化が最後に待っている回である。この最後のシーンはなかなかに良い挿絵で、それだけに傍点と空行を控えてもらいたかったのが正直な感想である。展開は悪くないのだし、不要なギミックであった。
　しかし、いやはや、この巻での磨きのかかった残念度合いは素晴らしいの一言だ。プールに行ったけどバスで気分悪くなって入らずに帰る、肝試しは怖くなって中止、花火をしたら髪が燃える……。
　星五つはつけないが（そういう作品じゃない）、ネタの切れ味はなかなかのものがあった。

2013/05/18

こいつら自分達がリア充してるってことにいつ気付くのだろうか。こんなに仲良しなのに互いを友達だと認識していないのがあほかわいい。夜空と小鷹の関係にも変化が表れそうで次巻が楽しみ。

2013/03/26

季節は夏。海にて合宿することになった隣人部。そこには、今まで通りの残念な時間だけかと思いきや・・・？
ほんのりと、楽しい時を過ごすのであった。

2013/01/08

肉の別荘に行くのが印象に残った。

列車の中でもやっぱり理科は理科でしたね。
ちょっとウケた。

そして夜空が髪切ったのが可愛すぎてびびる。

2017/08/28

夏休み＠屋外。

内容は、1，2巻に比べて、良く言えば落ち着いた感じ。
悪く言えばぶっ飛んだ感が落ちた（慣れた？）。

2012/09/21

登場キャラもあらかた出そろい、どうなるかと思いきや、夏に行うイベントを隣人部の面々で楽しむという普通な内容に少し肩すかしをくらった。

2012/05/10

友達作りを目的とした隣人部が誕生して1ヶ月。努力の甲斐も無く未だ小鷹達面々は誰一人友達が出来ていない（恐らくこの隣人部が既に友達同士になっていることが後々の意味と思うが）。そして遂に夏休みを迎えてしまった・・・。様々なイベントを経験し、友情が深まるはずの夏・・・。しかし来てしまったものは仕方が無い、隣人部は動き出す！ただ友達を作る為に、そして友達達と楽しい夏休みを送る為に！僕は友達が少ない第3弾。

僕は友達が少ない3
今回の時間軸は夏休み。隣人部は夏休みでも活動を続行する。目的は未だ出来ない友達と楽しい夏休みを送る為の予行練習である。この目的達成の為に小鷹達はプールに祭りに花火に合宿に繰り出す！・・・という流れであるので、ここ2巻まで続いていた妙なテンションの下ネタ＆下品ネタは少しお休みでした（さっき弟が録画していたアニメ版も視聴すると、この部分の話でした。意外に声優陣とアニメ画がマッチしていてなかなかの面白さ）。なので今まででしっくりこなかった人はここで一端「僕は友達が少ない」最前線に復帰出来ますｗ

第3巻での注目ポイントは3つあります。

(1)柏崎星奈の父・天馬（ぺがさすと読む）の登場
小鷹の父親の親友であり、小鷹を学園に編入させてくれた人です。今回小鷹は前々からこの入学のお礼をしようと天馬を尋ねるつもりでいたが、その機会が夏に訪れたということです。ここで天馬と小鷹の父の関係が出てきます。いかに彼らが親友同士で互いを信頼しているのかがとても良く描写されています。この部分は「僕は友達が少ない」はただのラブコメディで笑っていれば良いだけのものではないということを示している気がしました。またこの天馬との出会いにより、小鷹と星奈の関係も後々濃くなっていきそうです（天馬が父として娘を頼むと小高に言う）。

(2)小鷹の母への思い
夏休みということで隣人部は合宿に出かけたり花火をしたり祭りに出かけたりします。そんな楽しい思い出の中で一際輝く意味深いシーンも登場します。それが小鷹が星奈に言う言葉です。詳しくは読んで欲しいので割愛しますが、ここで何故自分が避けられても髪の色を染めないのか、その理由が明らかになります。小鷹の信念や母への思いがにじみ出てくるところです。だから小鷹は強く決して友達として見られないとしても屈しないんですね。

(3)プロローグとエピローグ
この2つの連結は恐らく3巻までの最大の見せ場で仕掛けかと思いました。まさかあのようなことを用意しているとは想像外でしたね。この意味が次の巻でどうなるのかが気になります。ちょっとここまで下ネタやオタクというかアンダーというかそういうネタが多くて、正直イマイチはまっていなかったんですけど（弟が持っているのでちょっと読んでみている）、この仕掛けと3巻の良さで、私も最前線に戻ってこれそうです。

星奈が小鷹を意識していることが色濃くなる第3巻。良いねぇ。

2012/05/08

小鷹と夜空の思い出がエピローグでリンクする。
また星奈と急接近。という学園物の王道のストーリになってきた。

2014/11/18

いつも通りの隣人部と言ったテイスト。夏休みの出来事を一冊に収録。プールや合宿を始めとしたお約束の展開が半分を占めているのが強みか……。
文の読みやすさは健在。

2013/01/10

はがないの第3巻。アニメはこの辺のお話まででしたね。本巻は、こういう作品ではお約束の夏休み&水着回。プールに合宿に縁日に花火に普通のリア充なら、きゃきゃうふふのめくるめく展開が待っているはずなのですが、さすが隣人部です。これだけのリア充フラグがあっても全てへし折っていきます。とにもかくにも、とりあえず小鳩がマジ天使って事で問題ないですよね?異論は認めません!!