マドンナ・ヴェルデ の商品レビュー
先に出た『ジーンワルツ』と同じくマリアクリニックが舞台の中心で登場人物もほぼ同じ。テーマも人工受精や代理母など共通。 でも決定的に違うのは、前作が産婦人科医の曽根崎理恵の視点で描かれているのに対して、今作は妊婦の山咲みどりの視点で描かれているということ。 考え方ややり方が極端だっ...
先に出た『ジーンワルツ』と同じくマリアクリニックが舞台の中心で登場人物もほぼ同じ。テーマも人工受精や代理母など共通。 でも決定的に違うのは、前作が産婦人科医の曽根崎理恵の視点で描かれているのに対して、今作は妊婦の山咲みどりの視点で描かれているということ。 考え方ややり方が極端だったりもするけれど、本当ならこの時代にもっと真剣に考えられるべきことなのは確か。どちらが正しいなんて簡単に言えないけど、女として母として色々考えた。
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ジーン・ワルツのみどり視点で描いた作品ということで、理恵のわがままな面や葛藤が見えて面白かったです。 ジーン・ワルツ、極北クレイマー、そしてこの作品はセットで読むのがオススメです。
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今までの作品とかぶっているストーリー。 登場人物も今まで出てきている人がほとんど。 なので非常に読みやすく、すぐに読んでしまいました。 今回のテーマは「代理母 出産」。 ストーリー自身は目新しいものはありませんでした。 それでも海堂氏の社会的貢献は素晴らしいと思います。 これからも読んでいきたいと思います。 次は「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら」を読む予定。 こちらも話題作なので楽しみです。。今までの作品とかぶっているストーリー。 登場人物も今まで出てきている人がほとんど。 なので非常に読みやすく、すぐに読んでしまいました。 今回のテーマは「代理母 出産」。 ストーリー自身は目新しいものはありませんでした。 それでも海堂氏の社会的貢献は素晴らしいと思います。 これからも読んでいきたいと思います。 次は「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら」を読む予定。 こちらも話題作なので楽しみです。。
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『ジーン・ワルツ』のもう1つの視点。クールウィッチ・曾根崎理恵の代理母となる実母からの物語。 代理母のなかの受精卵から育つ子どもは、誰の子どもなのか?医者としての精神を貫こうとする娘と、母性を大切にする母との対立と葛藤。
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『ジーンワルツ』のクールウィッチ曽根崎理恵先生、清川先生、『医学のたまご』の面々が本の中で踊ります しかし以前の作品である『ジーンワルツ』と『医学のたまご』をこんなかたちで解説&新しい物語を作り出すなんて、海堂さんは天才ですね。まさか山咲みどりさんが主人公になるとは… 読者としては、 「シッターの山咲さんが、こんなところに出てきた~」 『ジーンワルツ』の段階で気がつかなかったことが、ここで明かされたことで嬉しくてたまりません。 さらにユミさんが理恵先生の病院を手伝うことになるきっかけ、伸一郎パパのメールでのメニュー紹介など、ちょっとしたエピソードもちりばめられていて、もう絶品です
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代理母を主人公とし、問題提起する作品。海堂氏特有の一医師としての強い意思を感じさせる作品。医学の発展にともなって現れた「代理母」という立場について、人として、これから母になりうるであろう女として、深く考えさせられた。子どもができたらまた再読してみたい作品。(その頃には代理母の立場...
代理母を主人公とし、問題提起する作品。海堂氏特有の一医師としての強い意思を感じさせる作品。医学の発展にともなって現れた「代理母」という立場について、人として、これから母になりうるであろう女として、深く考えさせられた。子どもができたらまた再読してみたい作品。(その頃には代理母の立場、権利についても社会の中で改善されてるのかしらん。)
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代理母の話。 娘のために代理母を引き受けた母だが、娘のやり方(性格的なこと)に疑問をもつ。 親子関係を考え直しながら、ベストな方向をさぐる。 アメリカにいる娘婿との手紙でのやり取り。 俳句など、言葉を大切に書かれている感じ。
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医療訴訟、何とかしないとヤバイね。そのうち、子供を産むことが物凄いリスクを伴うことになる。どんな医者だってわざと事故を起こす訳では無いだろうにな〜。実際、近所の病院でも産科、小児科は減少傾向なのでとても心配。
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『ジーン・ワルツ』に先行する作品。『ジーン・ワルツ』より先に読めてよかった。食べ物のはなしが出てくる話は好きなので、それはよかったけどそこに俳句まで盛り込む必要はあったのかなーとおもう。すこし余剰なストーリーがおおすぎるような。あと最後にとられた選択肢は、果たして正しいものなのか...
『ジーン・ワルツ』に先行する作品。『ジーン・ワルツ』より先に読めてよかった。食べ物のはなしが出てくる話は好きなので、それはよかったけどそこに俳句まで盛り込む必要はあったのかなーとおもう。すこし余剰なストーリーがおおすぎるような。あと最後にとられた選択肢は、果たして正しいものなのか、判断に苦しむ。代理母問題。
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