くじけないで の商品レビュー
おばあちゃんのちょっとした恥じらいなんかがとてもかわいらしい詩集です。 すごく短い詩だけど、一作品に一週間以上時間がかかるそう。 一生懸命頑張っているんだな、と思って余計感動しちゃう。 感謝とか幸せとかに気がつける人になりたいな。
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以前ベストセラーとして取り上げられていた頃、書店で手に取りパラパラ読んでいくうちにうっかり泣いてしまいました。トヨさんの詩からは、過ぎ去った日常を愛おしく、宝物のように思う彼女の感情が流れ込んできます。 彼女が一番好きだと語った詩「思い出Ⅱ」、私も一番好きです。 金木星のかおり...
以前ベストセラーとして取り上げられていた頃、書店で手に取りパラパラ読んでいくうちにうっかり泣いてしまいました。トヨさんの詩からは、過ぎ去った日常を愛おしく、宝物のように思う彼女の感情が流れ込んできます。 彼女が一番好きだと語った詩「思い出Ⅱ」、私も一番好きです。 金木星のかおり、ラジオの歌。 思い出を呼び起こすツールがたくさんあったからこそ、 トヨさんの中で特に鮮明に残る記憶なんでしょうか。 瞬間的な幸せの情景が、カメラなんて使わずに言葉で永遠に残せるんだなあとしみじみしました。
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新作の「百歳」よりも先にちらっと読んでいたけれど、今回じっくりと読むことができた。 トヨさんの才能、本当にすばらしい。 ユーモアの混ぜ込み方、ほろっとくるの。 「貯金」の最後なんて、お年寄りにしか言えないよね。 「返事」「溶けてゆく」、それから「幸せ」~「命日に」の3作の流れが...
新作の「百歳」よりも先にちらっと読んでいたけれど、今回じっくりと読むことができた。 トヨさんの才能、本当にすばらしい。 ユーモアの混ぜ込み方、ほろっとくるの。 「貯金」の最後なんて、お年寄りにしか言えないよね。 「返事」「溶けてゆく」、それから「幸せ」~「命日に」の3作の流れが特に素敵。 語彙が貧しい私でも、「なんとか周りの人に伝えたいなぁ」と思うほど。 私もこんな風に、年を重ねてゆきたい。
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一人暮らしの楽しさ、せつなさ、倅への深い愛情、トヨさんが生きてきた道のほんの一部をのぞけるような詩集です。 母にも一冊プレゼントしたくなりました。
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心が優しくなれる詩がたくさん。 わたし的には、「目を閉じて」「あなたにI」「あなたにII」「秘密」「思い出II」が好き。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
長い人生を歩んできただけあって、 言葉にすごく重みを感じます。 私も歳をとっておばあちゃんになったらこんな考え方になるのかな なんて考えてしまいました。 柴田トヨさんみたいな強かな女性を目指したくなりました。
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年齢を重ねたからこそ紡ぎだせるであろう言葉はもちろん、感受性や表現が瑞々しくて驚いた。おばあちゃんになってもあんな風に心を柔らかくしていられたらいいなと思う。ほっこりきゅん、とする優しい本でした。
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「人生いつだってこれから 朝はかならずやってくる」 産経新聞「朝の詩」で注目を集める98歳の詩人 90 歳を過ぎて詩を書き始めた トヨさん、初の処女作品集
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もうすぐ100歳(もうなってるけど)になるおばあちゃんの詩集 なんかさびしくなったけどおだやかにもなった
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「白寿」という言葉があります。「100-1=99」の99歳。 99歳の作者が自分の感じたままのことを、かざりっけのない率直な言葉でつづった詩集でした。 山あり谷ありの人生を生き抜いてきた作者の、それでも前向きに生きようとする姿勢がどの作品にも感じられます。優しい言葉の中に「若い...
「白寿」という言葉があります。「100-1=99」の99歳。 99歳の作者が自分の感じたままのことを、かざりっけのない率直な言葉でつづった詩集でした。 山あり谷ありの人生を生き抜いてきた作者の、それでも前向きに生きようとする姿勢がどの作品にも感じられます。優しい言葉の中に「若い者よ、何をしているの」と、叱咤激励されているような気までもしました。 特に印象的だったのは「先生に」。 病院で先生から「今日は何曜日?」とか聞かれるよりも、「西条八十さんの詩は好き?」と聞かれたほうがうれしいという内容の詩でした。 99歳といっても、しっかりとした頭脳の持ち主は、やはり知的です。 何気ない詩の中にも、 周りの人を思いやる心遣い、自然との対話のあり方、追憶のはかなさ、 などが余すところなく出ています。 こんな風に年齢をかさねていきたいなあ。 大先輩から「くじけないで」といわれたら、 落ち込んでいても素直に、「はい」と言えます。
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