昭和天皇論 の商品レビュー

小林よしのり【著】

2010/06/15

天皇陛下は暇だと思われることが多いみたいだ。

決してそんなことはない。陛下や皇太子殿下は日本の為に一生懸命働いて下さっている。

注記：小林よしのりはそれほど好きじゃない。

2010/06/01

【★４】

2010/05/29 読了。

個人的に昭和天皇にはとても興味がありました。
どんな形であれ、頂点に立つ者の困難は大きいもの。
それが戦中～戦後の日本となれば、想像を絶するものがあるでしょう…。
そういった意味で、幕末以降の皇族の方々が大変な苦難を乗り越えてきたことは、誰でも簡単に分かることです。

戦後日本では、マスコミを中心に天皇制に否定的な見方が強かったと思いますが、
そこにカウンターパンチを浴びせてくれるのが痛快です。

2010/05/22

　同著者の『戦争論』と『天皇論』の間に位置する作品とのこと。
　（発行されたのは『昭和天皇論』が一番後だけど、内容的にという意味で）

　インパクト、面白さは『戦争論』『天皇論』のほうが上だと思ったので、
　そちらを読んでない人は、まずそっち読めばいいと思います。

　※『戦争論』★★★★★⇒　http://tinyurl.com/yjr8qh5
　　『天皇論』★★★★☆⇒　http://tinyurl.com/yek9839

　内容は主に、昭和天皇の、終戦時の活動について。

　昭和天皇って、すごく「政治的」な活動をなさっていたんだなぁ。
　全く知らなかった。偉大な政治家としての、昭和天皇の一面。

　あの時代の天皇陛下が「昭和天皇」という、その人じゃなかったら、
　歴史は全く違うものになっていたかもしれない。
　昭和生まれの一人として、そのことを知れたことが嬉しい。

2010/05/21

相変わらずの絵と文字数に苦労するも、特に戦前～戦中～戦後の昭和天皇の姿が良く分かったし、周りの取り巻きのスタンスも良く分かった。
でも、小林氏の視点は少し「じゃあ一般市民は？」という点が薄い気がする。
だから、その辺は別の本で補いながら、自分の「思い」を確立していく過程が必要と考えます。

2010/05/17

「これは戦争論の続編でもあり天皇論の続編でもある」
と著者が言うように、戦時、終戦、戦後の昭和天皇の行動を客観的に描いた本。
ものすごい大作だと思う。これを読んで、少なくとも天皇陛下を好きにならないって…人はいるんだろうけど…ちょっと考えにくい。

人によって泣き所が違うらしいが、僕は「全国ご巡幸」のところで目頭が熱くなった。
日本人なら、読んで欲しい。

2010/05/10

昭和を生きた人、そうでない人も一度は読んで欲しい一冊。
帯にあるとおり、昭和天皇が「巨人」過ぎます・・・。
マッカーサーの器の小さいこと・・・。
「美○しんぼ」作者のブログで「昭和天皇が沖縄を米軍の基地にした」なんて書いてるけど、この考え方がなぜ誤っているのか、よーくわかりました。
何度も読み返して、勉強したいと思います。

2010/05/10

あの時代のことを知るために、よくまとめてくれた、と思います。見方を変えると、終戦までより戦後のほうが凄まじい戦いを昭和天皇が行ってた、ということがわかります。いろいろと考えさせられます。

2011/02/03

僕は中学生の頃、日本史の授業を理解する為、よく授業内容をマンガで書き取った。お陰で、御家人も舎人も検非違使もいまだに頭に入っている。
マンガで智を啓発させる巨人・小林よしのりが「戦争論」を上梓した際、これを読んで集いくる学生が多く、”英霊の遺徳”を理解して貰うのに手間が省けたものだが、皇室に対する尊崇の欠如、ややもすると戦没者の尊さの対局に皇室の存在を置く”ミシマ”的な陰影が、彼らや小林よしのりの戦争論にあったのが残念でも有った。
それがどうだろう。「天皇論」に続いての今回の「昭和天皇論」は、書き手として熟成し、智者の品格が横溢している。さらに収蔵されたエピソードは、若者達に知ってほしい事ばかりだ。実際、彼が描くことにより、多くの若者が皇室の存在の有難さに気づくだろう。本当に希有な思想家であり素晴らしい戯曲家だと感嘆を禁じ得ない。
☆一つマイナスは欄外や文中で、性である”文章戦闘”を繰り広げている点だ。皇室典範や継嗣問題は別次元で展開し、格調を損なわぬようにと思ってしまう。
それを差っ引いても本当に素晴らしい。

（東京都在住　40代　男性）

2010/05/05

2010/5/5
相変わらず大量の文献に当たりながらも、
自分の感性や歴史観で物事を論じていると思う。

現代という横軸だけでなく、過去・未来に思いを馳せる
天皇と言う存在のすごさはなかなかない。
天皇制は敗戦をよく乗り切ったし、昭和天皇の
貢献は大きい。

戦争責任というやからの不勉強。

2010/05/04

今まで抱いていた昭和天皇に対する考えが１８０度転換した。しかし、なぜこのような事実が当たり前のように知らしめられていないのだろうか。著者に敬意を表したい。