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昭和天皇論 の商品レビュー

4.3

57件のお客様レビュー

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2012/04/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

歴史というものは一方から見ただけでは全体像をつかめないと思う。視点をその当時の人々の立場によって変えると全然違って見えることが多い。毎度ながら読み応えがあるが、やはり目から鱗のことが多い。また同じ著者の「戦争論」を戦争を知っている父親に読ませた時、自虐史感による戦争や歴史の本ばかりしか知らなかった父が、こういう見方もあるのかと一種感動していたことを思い出す

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2012/02/09

昭和天皇のこと、何にも知らなかった。第二次大戦も、鈴木首相も阿南大将のことも知らなかった。読みながら涙が流れた。これ、ちゃんと学校で教えてもらったっけ?他の人の著書を読んでないからわからないけど、いずれにしても、もっとあの大戦のことをきちんと教育の場で伝えていくべき。戦争論や天皇...

昭和天皇のこと、何にも知らなかった。第二次大戦も、鈴木首相も阿南大将のことも知らなかった。読みながら涙が流れた。これ、ちゃんと学校で教えてもらったっけ?他の人の著書を読んでないからわからないけど、いずれにしても、もっとあの大戦のことをきちんと教育の場で伝えていくべき。戦争論や天皇論も是非読んでみたい。

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2012/02/07

昭和末期に生まれ事もあり昭和天皇への印象というのは殆ど存在しなかった。むしろ、昭和天皇崩御よりも小渕総理が平成を発表した事の方が強い印象に残っているくらい。 その後、大東亜戦争周辺の歴史を知るにつれ昭和天皇の印象もできあがってはいくのだが、如何せんあの時代は天皇よりも政治家が目立...

昭和末期に生まれ事もあり昭和天皇への印象というのは殆ど存在しなかった。むしろ、昭和天皇崩御よりも小渕総理が平成を発表した事の方が強い印象に残っているくらい。 その後、大東亜戦争周辺の歴史を知るにつれ昭和天皇の印象もできあがってはいくのだが、如何せんあの時代は天皇よりも政治家が目立っていたと思うのでそれらへの印象が強く、昭和天皇の印象はあまり残らなかった。 この本によって昭和天皇の行った「聖断」や「行幸」等の概要が知れた事は非常に有用であった。これらの行為は「天皇とは日本国家にとっていかなる存在であるか?」という疑問に応える為の一つのファクターであると言える。天皇とは一体何なのか?という疑問を持つ人には漫画という体裁上(字数は多めだが)読みやすく、うってつけなのではないかと思う。

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2011/11/02

永遠の0を読み、戦争について知りたくなった時、小林よしのりさんの戦争論を薦めていただいたのだがあいにく手元に届かず、先にこの「天皇論」を読んだ。 今の漫画とは一味もふた味も違い最初は読みづらかったが、読み進めていくうちに昭和天皇のすごさをひしひしと感じた。 歴史を全く覚えていない...

永遠の0を読み、戦争について知りたくなった時、小林よしのりさんの戦争論を薦めていただいたのだがあいにく手元に届かず、先にこの「天皇論」を読んだ。 今の漫画とは一味もふた味も違い最初は読みづらかったが、読み進めていくうちに昭和天皇のすごさをひしひしと感じた。 歴史を全く覚えていない状態でこの本を読んだ私には、良さを評価はできない。歴史が苦手な私だが、昭和天皇の生きた時代を少し感じ取れたので、次の本に繋がりそうだ。 日本の歴史ってやっぱり面白い。

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2011/09/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

かなり右的なタイトルですが。。。 会社で「右翼みたいですね」って言われましたが、私は別に右でも左でもないですw 小林よしのり氏のゴーマニズム宣言のSpecialである。 私はあまりこのシリーズが好きでは無い。 タイトルの通り、小林氏の「ゴーマン」がかまされている本なので、内容について行けないことが多いので読まないことにしていた。 でも、私は、「天皇陛下」が結構好きである。 何度も言うが右では無いw ただ、その何とも言えない魅力と言うか私心なき謙虚さと言うか、不思議と胸うつ優しい雰囲気が好きなのである。 その天皇の中でも印象が強いのは、なぜか「昭和天皇」。 「平成」が人生の3分の2以上を占めているのだが、昭和生まれのせいか、「昭和」と言う時代に思い入れが強い。 激動の昭和の日本の象徴、昭和天皇に関して知りたいと思ってこの本を手に取った。 この本では、終戦期の昭和天皇に関して書かれている。 昭和天皇が終戦のためにどの様に尽力したのか、保身せず、私心無く、日本の国体を守り、国民を守るため努力した姿が書かれている。 そして、人間宣言や沖縄を見捨てた等、現在、一面だけを見てとらえられている内容に関して、勅旨の全文を載せることや沖縄を取り囲む世情等を詳らかにし、昭和天皇の真意を読み解いている。 この本を読み、「反戦」の思いが強かった昭和天皇がいて、なぜ日本が第二次世界大戦に突入して行ったのか、そして、なぜ日本は敗戦国でありながら皇室を残し、国体と独立を維持出来たのかを知ることが出来た。 そう言った意味で非常に面白い内容であった。 もちろん、この本に書かれている全ての史資が真実であるかは分からないが、真実である部分は多いと思う。 そして、昭和天皇の真意もこの本の内容に近しいものだったのでは無いだろうか? 教科書には載らない歴史、激動の昭和史の一面を知ることの出来る1冊。 昭和や終戦期に興味のある方はご一読頂きたい

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2014/09/06

昭和天皇という、現代日本人にとって様々な意味で深く繋がりのある存在を多角的に検証し、その功績、振る舞いについて小林よしのりのパワーをもって描ききった作品。「行幸」の意味、意義、影響というのは凄いなあ。

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2012/07/25

昭和20年9月9日、昭和天皇から皇太子殿下(今上天皇)へ宛てた手紙「手紙ありがたう しっかりした精神をもつて元気で居ることを聞いて喜んで居ます 国家は多事であるが 私は丈夫で居るから 安心してください 今度のやうな決心を しなければならない事情を早く話せばよかつたけれど 先生とあ...

昭和20年9月9日、昭和天皇から皇太子殿下(今上天皇)へ宛てた手紙「手紙ありがたう しっかりした精神をもつて元気で居ることを聞いて喜んで居ます 国家は多事であるが 私は丈夫で居るから 安心してください 今度のやうな決心を しなければならない事情を早く話せばよかつたけれど 先生とあまりにちがつたことをいふことになるので ひかへて居つたことを ゆすしてくれ 敗因について一言いはしてくれ 我が国人が あまりに皇国を信じすぎて英米をあなどつたことである 明治天皇の時には山縣 大山 山本等の如き陸海軍の名称があつたが 今度の時は あたかも第一次世界大戦の独国の如く軍人がバツコして大局を考へず 進むを知つて退くことを知らなかつたからです 戦争をつづければ 三種神器を守ることも出来ず 国民をもころさなければならなくなつたので涙をのんで 国民の種をのこすべくつとめたのである 穂積大夫は常識の高い人であるから わからない所があつたら きいてくれ 寒くなるから 心体を大切に勉強なさい 九月九日 父より 明仁へ」 実に冷静且つ的確に敗因を分析されている、そして子への、国民への愛情を強く感じる事ができる手紙と感じたため抜粋した。 現在の日本国民の自国の歴史・国体への理解の薄さは愕然とするものがあるが、自身もこの本を読んで改めて自国の歴史・君主の奥深さに気付けた。

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2011/08/28

阿南さんとのくだりや天皇巡幸のエピソードに対して 思いを馳せる。 志した高く品性を 高める。 これだね。 身はいかになるともいくさ とどめけり ただただふれゆく 民をおもひて ふりつもるみ雪にたへて いろかへぬ 松ぞをかしき 人もかくあれ

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2011/07/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

昭和天皇のしたたかさが日本を救ったのではないだろうか。 受け入れたふりして、時期が来たらあっさりと手のひらを返す。 これこそ日本人の強さだと感じた。 昭和天皇が崩御された日、なんだか歴史の一幕の中で生きている自分を感じたことを思い出した。

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2011/04/28

昭和天皇の戦後を中心に史実に基づき書かれたもので昭和天皇の人としてそして、天皇としての生き様を読み解くことが出来た。 日本にとっての天皇制という歴史と、昭和天皇の役割も含め深く感銘した。

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