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サイン会はいかが? の商品レビュー

3.7

98件のお客様レビュー

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2014/05/27

書店がかかわる事件の背景がだんだん重いものになってきている気がしながら、読み進めました。最後のお話は、読み終わった後、寂しさもあるけれど心が温かくなりました。多絵ちゃんの頭のひらめき具合は本当にすごいと思うけど、巻が進むにつれて、多絵ちゃんの態度にちょっと嫌な感じが受けるときがあ...

書店がかかわる事件の背景がだんだん重いものになってきている気がしながら、読み進めました。最後のお話は、読み終わった後、寂しさもあるけれど心が温かくなりました。多絵ちゃんの頭のひらめき具合は本当にすごいと思うけど、巻が進むにつれて、多絵ちゃんの態度にちょっと嫌な感じが受けるときがあります。たぶん杏子さんの立場で読んでしまうからでしょう。これからの杏子さんと多絵ちゃんの活躍に期待。

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2014/04/26

シリーズ3作目 短編集 雑誌はあまり買わないので気づかなかったけれど 写真カタログにも似たファッション雑誌は重いんだろうなぁ 並べるのは重労働なんだね

Posted byブクログ

2014/01/11

面白い。 シリーズ一冊目と同じく、自称本屋限定の名探偵、多絵の謎解きを軸とする短編が五つ。でも表題作は他の四編とは明らかに違っていた。そこがおもしろくて、このシリーズをまた少し好きになった。 一番短いもので30ページくらい、他はおおよそ50ページ前後なのに、表題作は軽くその倍、...

面白い。 シリーズ一冊目と同じく、自称本屋限定の名探偵、多絵の謎解きを軸とする短編が五つ。でも表題作は他の四編とは明らかに違っていた。そこがおもしろくて、このシリーズをまた少し好きになった。 一番短いもので30ページくらい、他はおおよそ50ページ前後なのに、表題作は軽くその倍、100ページを超えている。ストーリー展開も言葉選びも特に冗漫さはなく、ほかと同じペースで読み進められるし、無駄な描写が増えた訳でもない。肝心の多絵の謎解きもあっさりしたもの。 なのになぜこれだけ長いのか。 ある事件がきっかけで開かれた大物ミステリー作家のサイン会。杏子が働くそこそこの書店、成風堂にとっては空前絶後の大イベント。 事件の謎が解かれていく経過と、このサイン会を成功させようと懸命に奔走し、あちこちに気を配る杏子の様子が綾をなして描かれてゆく。二本の糸が走っているから、長いのだ。 これまで、主人公の立ち位置でありながら狂言回しのような役回りでしかなかった杏子。特別な夢を持つでもなく、美しい棚を作るわけでもない、本が大好きで本屋が大好きで、しっかり者だけど、たいして目立たない書店員。 その杏子の中に芽生えるもの、杏子のささやかな成長が、この表題作の軸だと、私は勝手に思っている。 杏子が一連の事件解決後に心の中でつぶやく、 「すごくなくていい」 という言葉にはっとした。そうして共感した。応援したくなった。 捨ててきたもの、置いてきたものを拾いに戻ろうか。それは前へ進むことと同じ…そんな言葉たちも胸に沁みた。 全編通じて、書店への愛を強く感じられるシリーズに成長していて、好きです。

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2013/12/29

多絵ちゃんのさえた推理と天然ぶりが相変わらず炸裂していて読んでいて楽しいです。 他のバイトさんや店員さんも登場してより成風堂の雰囲気が伝わってきます。

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2013/12/19

今回は短編集。やっぱりこのシリーズは短編の方が良さが出ますね。 「本屋の謎は本屋が解かなきゃ」ということで今回も良い味出してるキャラ多絵ちゃんが頑張ってます。 子供ならではのお話なんかもあって、ほんわかしました。 そして本屋の裏話がやっぱり面白い。 解説が大好きな坂木司さんという...

今回は短編集。やっぱりこのシリーズは短編の方が良さが出ますね。 「本屋の謎は本屋が解かなきゃ」ということで今回も良い味出してるキャラ多絵ちゃんが頑張ってます。 子供ならではのお話なんかもあって、ほんわかしました。 そして本屋の裏話がやっぱり面白い。 解説が大好きな坂木司さんというのも嬉しいポイントでした。 続編は出ていないようですが、また成風堂のお話が読みたいです。

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2013/09/27

成風堂書店シリーズ第3弾。 今回は、短編集です。 第2弾の「晩夏に捧ぐ」を読んで、短編の方が面白いと思う、と、レビューに書いたけど、今回の「サイン会」には、晩夏に・・・を先に読んでおいた方が分かりやすい、というお話がいくつかあったと思います。 多恵ちゃんが、成風堂でバイトしようと...

成風堂書店シリーズ第3弾。 今回は、短編集です。 第2弾の「晩夏に捧ぐ」を読んで、短編の方が面白いと思う、と、レビューに書いたけど、今回の「サイン会」には、晩夏に・・・を先に読んでおいた方が分かりやすい、というお話がいくつかあったと思います。 多恵ちゃんが、成風堂でバイトしようという気になったきっかけ(気持ち)などが、晩夏に・・・には書かれていて、それを理解していると今回の本もサクッと読めるところがあったと感じました。 だから、やっぱり、順番通り読むほうがいいかな?と思います。 私は、サイン会のお話が好きでした。 かっこいい作家がダメ男に見えてくるところ、面白かったです。

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2015/11/05

警察や刑事が出てくる大きな事件が起こるわけではないのですが、本好きにとっては本屋さんは居心地のいい身近な場所。その本屋さんの日常での騒動だからお話がすごくリアルに感じることが出来ました。また、裏側のエピソードも有って、実際にこんな事件が起こっていそうでチョッとワクワク。また本屋さ...

警察や刑事が出てくる大きな事件が起こるわけではないのですが、本好きにとっては本屋さんは居心地のいい身近な場所。その本屋さんの日常での騒動だからお話がすごくリアルに感じることが出来ました。また、裏側のエピソードも有って、実際にこんな事件が起こっていそうでチョッとワクワク。また本屋さんに長居をしてしまいそうです。

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2013/08/15

大好きなシリーズ❤ 何か多絵ちゃん、どんどんすごくなっていく!!! 金森くんの話好きー。 キュンキュンだね☆ あと、ヒロちゃんがちょこちょこでてきて、嬉しかった(*^^*)

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2013/08/10

不覚にも配達あかずきんの続編が,何冊も出ていることを知らなかった. 新聞広告で見かけ,週末,本屋さんへ.久々に多絵さんの名推理にうっとり.書店には謎と笑顔が良く似合う.素敵な一冊でした.

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2014/09/28

区切りよく読みたかったので、二作目よりこちらを先に買いました。正直言うと『配達赤ずきん』の方がインパクトがあったように思います。でも『赤ずきん』に比べてであって、書店に絡んだ謎、多恵ちゃんの推理の面白さは変わらず。続編が出たら読みたいシリーズです。解説が坂木さんなのもいいですね。

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