sex の商品レビュー
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タイトル。強烈です。 内容は12の短編。全てが性にまつわるストーリー。 官能小説ではないと思います。 描写は石田衣良独特。綺麗。 この世のしがらみから外れたいときに読むといいかな。 命をうむにはSEXが必要。愛を確かめるのにはSEXが必要。 ということかもしれない。 命の根本がテーマかもしれない……。 この世は男と女しかいないのだから、SEXも大切なことなのでしょう。
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三年越しに読み終えました。 短編12でした。 よくまあそんな出だしでそう繋げれるなぁ。と感心するばかり…。 【夜あるく】 散歩をしながら前戯をして、帰って本番。 【文字に溺れて】 男子中学生が図書館で官能小説を読んでいると、同級生の女子中学生が「それってエロいやつでしょ」と話しかけてきて、それから官能小説の話でちょくちょく密会。 【蝶をつまむ】 五十を過ぎてガンを患いつつ、三人の愛人がいる。 SEXをすることはできないが、病室で前戯。 【絹婚式】 SEXができない夫。 夫婦になって一度も夫婦生活がなかった。 病院に通い、十二年の歳月を経て克服。 【クレオパトラ】 子供が生まれる。 父親の見舞いに行った帰り、仕事に戻るでなく、風俗に電話をし、そのままホテルで。 【ソウルの夜】 脚本家。 ソウルの中の日本人クラブに行って、女の子を持ち帰る。 【白い夢】 生き別れ。 夢か現実か、妻が現れて再スタート。 【落葉焚】 勃たなくなってセックスレス。 ある日飲み会の帰りに新入社員とホテルに行って、勃つことが誇らしいと思う。 【最後の滴】 二年付き合って別れることを決意。 最後にデートして、ホテル。 【二階の夜】 勃たなくなって夫婦生活が壊滅していたある日、引きこもりの息子の部屋の明かりに導かれ行くと、妻と息子がアナルセックスをしているのを目撃。 【ダガーナイフ】 リストラ。 人を刺そうと街に出るが、声をかけられご飯を与えるとお礼にとホテル。 人を刺せば終わりだけど、女を刺せば快楽が生まれる。 【純花】 子どもを突然死で失い、ぽっかり穴があいた夫婦。 ある日妻が「純花が生まれ変わりたいって!」と夢をみて夫婦関係修復。
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2015.3.28 短編三つ目まで読んで終わり。 今のわたしには重すぎて、読むのをやめてしまいました。天気の悪い寒い日にエアコンをつけたお家のベッドの上で読みたい本。
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この本のすごいところは装丁。 電車で読むの恥ずかしいんだけど 片手で背表紙と表紙の「sex」が隠せるようになっている。 こんなこと気づくのわたしだけ?笑 最近官能的なものを読んでみたくなっていたので、よかったです。 アマゾンのレビューだと、女性的にはうーん、な感想も多かったけど、...
この本のすごいところは装丁。 電車で読むの恥ずかしいんだけど 片手で背表紙と表紙の「sex」が隠せるようになっている。 こんなこと気づくのわたしだけ?笑 最近官能的なものを読んでみたくなっていたので、よかったです。 アマゾンのレビューだと、女性的にはうーん、な感想も多かったけど、わたしは概ね好ましく読みました。 オムニバスだからたまにうーん、な話もあったけど。 SEXっていいじゃん、て素直に言えるのいいなと思う。
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「始めて半年で表紙になる子もいれば、わたしみたいに二年近くかかることもある。尚くんがいったみたいに途中で投げださなくてよかった。信じることって大切だね」哲也はアドバイザーらしく会場の隅のほうで、静かにのんでいた。
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作者があとがきで書いているように、ただの官能小説ではなく、ちょっと考えさせられる点に好感が持てる。 人生経験(性経験だけでなく)の少ない、年少者だと、変な妄想にスイッチが入るかも。あまり読ませたくない・・・。
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美しいとは言いがたいが卓越した性描写。 まじめな話からみだらな話、バカ話ありのSEXにまつわるなんでも本。 短編集のようになっているので、待ち時間の暇つぶしにぴったり。 ただし、題名が題名なのでブックカバー必須w
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うーん……sexをテーマにした一冊、というのはまあわかる。 でも話がただそこへつながっているだけという気がした。 (それでいいのかも?) とはいえ、そういうテーマだといわれないと、もっと「なんだ、これ」な一冊だったと思う。
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この本を語るのは難しいですね。 性愛の深みに溺れて今なお発展途上の若いカップル、失われた営みを取り戻す夫婦、出会いが転機となり犯行を思いとどまる青年等、一人の作者がよくこれだけ様々な物語を書けるなと思い、同時に石田作品独特の感性とやわらかな文章で12のストーリーを一気に読みました...
この本を語るのは難しいですね。 性愛の深みに溺れて今なお発展途上の若いカップル、失われた営みを取り戻す夫婦、出会いが転機となり犯行を思いとどまる青年等、一人の作者がよくこれだけ様々な物語を書けるなと思い、同時に石田作品独特の感性とやわらかな文章で12のストーリーを一気に読みました。 sexは男女の最高の接点と言いますが、最近の日本では『草食男子』という言葉が流行る様に男達に色気が足りないのかなと… 表向きタブーとされるきわどい性愛表現、しかし人間の本能というこの分野を、作者は一度突き詰めて描きたかったのかなと思いました。 まぁ、しかしタイトルがど真ん中なので図書館で借りる時、返す時に勇気がいりました(笑)
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