sex の商品レビュー
子供を書かせると最高に上手い作家だけど、大人の恋愛モノとなると…出てくるオトコはみんな受け身で優しくて、とにかくモテまくる島耕作みたいなのばっかり。
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内容的に これは電車では読みづらい!! と家で読む。 短編で読みやすいのでするっと読んでしまった。
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sexに関係する12の短編集。 でも官能小説ってわけでもなく…… 性描写ははっきりと書かれていますが、12の短編集の中のセックスはどれも違っていて…… もっと具体的にいうとどの話も生々しいんだけど、一つとして同じものはなくて。 12人いれば12通りのセックスの形がある。 ...
sexに関係する12の短編集。 でも官能小説ってわけでもなく…… 性描写ははっきりと書かれていますが、12の短編集の中のセックスはどれも違っていて…… もっと具体的にいうとどの話も生々しいんだけど、一つとして同じものはなくて。 12人いれば12通りのセックスの形がある。 個人的には、今日別れるカップルの最後のセックスを描く「最後の滴」という話が気に入りました。 と、いうのもすごく共感できたから。 そこから枝里子は、今夜のすべてを記憶しておこうと決めた。この夜ベッドで起きることを、ひとつ残らず覚えておくのだ。 「なんだか、もったいないな」 これが終わってしまったらもう会うこともないかもしれない。 涙がでるほどせつない気持ちで行為に及んだ経験がある人も少なくないはず。 あとがきで石田さんが「セックスは肉体の一部の単純な往復運動ではありません。頭と心と身体のすべてが参加する全人的な行為で、生きものとしての人間にはなくてはならないものです。そこには欲望だけでなく、社会の仕組みや経済や個人の在りかた(ときに差別や暴力や支配)など、人にかかわるすべてがあらわれてしまう。」 と述べています。 セックスほど人が試されることはない。 「好きな人とたくさん」 素敵なスローガンです。
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多種多様なsex。 やっぱり『石田衣良』の書くsexは汚くない。 でもおじさん・おばさんと言われる年代の他人のsexを見るのは、 あまり心地よくはなかった。 30代、40代になって、 恋愛を、sexを忘れたころに読むといいのかもしれない。
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本の後半、3つ4つくらいの短編が読んでみてすごく良かったなと思えました。石田衣良の作品が好きなひとにはどれかの短編がハマるはずです。この本はsexについて書かれた本というより、人生の大切な節目にsexと呼ばれる行為がたまたま行われてる。この節目の感動を読者に伝えようとしている。そ...
本の後半、3つ4つくらいの短編が読んでみてすごく良かったなと思えました。石田衣良の作品が好きなひとにはどれかの短編がハマるはずです。この本はsexについて書かれた本というより、人生の大切な節目にsexと呼ばれる行為がたまたま行われてる。この節目の感動を読者に伝えようとしている。そんな本なのかなと読んで思いました。素敵な内容でした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
内容説明 きっとセックスだけがほんとうであとの世界が全部嘘なのだ。 シャープな感性とやわらかな文章、幅広い作品で読者を魅了しつづける石田衣良。なかでも女性を中心に圧倒的な支持を受けるのが恋愛小説の短編集です。 本書はセックスという切り口で恋愛や男女を描き、雑誌連載中から大きな話題を呼んだ作品。過去の石田衣良作品中、もっともセクシーな一冊です。 <CONTENTS> ◆夜あるく 恋人同士の夜の散歩。ひとけのない住宅街や公園で、二人が過ごす特別な時間とは。 ◆文字に溺れて 学校の図書館で小説のエロティックな場面を読むのが好きな雄一郎。同級生のアスカにも同じ趣味があるとわかり……。 ◆絹婚式 夫の性恐怖症のため結婚して十年、いちどもセックスをしたことのない二人。カウンセラーを訪れ、治療に乗り出すが……。 ◆ダガーナイフ 何ひとついいことのない人生を終わらせるべく、ダガーナイフを手に渋谷の繁華街に向かった青年。交差点で殺人を決行しようとするとき、少女に声をかけられて。 ◆純花 生後8ヵ月の娘を亡くした夫婦。夫婦のセックスも同時に途絶えてしまった。二人は再びひとつになることができるのか。 美しく、やらしく、かわいくて、涙が出る。 人気作家が性の極みを鮮やかに描く12ストーリーズ。 海外の避妊具メーカーが、一年間の性交回数を国別に発表しています。トップの残業時間を誇るこの国が、同時に年間最少の貧しさを記録している。その事態を淋しく思うのは、ぼくだけでしょうか。この国がGDPだけでなく、生と性のよろこびの豊かさでもトップになれる日を、ぼくは待ち望んでいます。 ――あとがきより
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短編のせいか出てくる人物たちが淡々としすぎていて、物語がその行為への道にしかなっていない気がした。 そういう意味では『娼年』とかのほうが読みごたえがあったかな。 「好きな人と、たくさん」できたら素敵なんだろうな、とは思う。
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図書館で受付に持っていくのが恥ずかしいタイトル。石田衣良じゃなかったら完全に引いてしまいますね(笑)12話の短編集。タイトルに偽りなしでSEXをテーマに、一般小説としては内容、表現ともに問題あり。石田らしい不器用さとシンプルさに読み流せるが、15禁か18禁だろうなぁ。ややネタ切れ...
図書館で受付に持っていくのが恥ずかしいタイトル。石田衣良じゃなかったら完全に引いてしまいますね(笑)12話の短編集。タイトルに偽りなしでSEXをテーマに、一般小説としては内容、表現ともに問題あり。石田らしい不器用さとシンプルさに読み流せるが、15禁か18禁だろうなぁ。ややネタ切れ、マンネリの石田が手を広げる為のシリーズだろうが、それほどⅡは楽しみでもない。見つけたら読むだろうけど(爆)
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■官能ですね。官能だけど、すごくいろんな愛があるなぁとも思った。結婚して10年以上たってからやっと繋がれた夫婦とか、ソウルで出会ったふたりとか、EDの旦那に対して息子としちゃう奥さんとか、最後のデートして最後にするとか、通り魔しようとしてたけど、渋谷で出会った子とするとか、今っぽ...
■官能ですね。官能だけど、すごくいろんな愛があるなぁとも思った。結婚して10年以上たってからやっと繋がれた夫婦とか、ソウルで出会ったふたりとか、EDの旦那に対して息子としちゃう奥さんとか、最後のデートして最後にするとか、通り魔しようとしてたけど、渋谷で出会った子とするとか、今っぽいのがつまってたり。でも白い夢(事故で亡くなった奥さんが現実で出てきてするっていうの、)とか子ども産まれて急に亡くなっちゃうとか(これは重松清だけど)とか、読んだことありそうな感じで似通った感じはあったかなぁ
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薦められて読んだ1冊。 直接的な性行為だけで満足を得られるほど若くない私にとって、本書は題名がストレートな分、極端に期待して読み始めた訳ではないのですが、内容は充分に満足できるものでした。 性行為自体はそれ程大きな違いはないのかもしれませんが、そのシチュエーション次第で、もの...
薦められて読んだ1冊。 直接的な性行為だけで満足を得られるほど若くない私にとって、本書は題名がストレートな分、極端に期待して読み始めた訳ではないのですが、内容は充分に満足できるものでした。 性行為自体はそれ程大きな違いはないのかもしれませんが、そのシチュエーション次第で、ものすごく刺激的な状況や思考になることを心も身体(身体の一部)も、再認識することが出来ました(笑) シチュエーションに興奮する40代には、お薦めの1冊です。
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