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行動経済学 の商品レビュー

3.2

45件のお客様レビュー

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2022/01/03

合理的判断から乖離する人間の行動心理について、諸説を数多く紹介しています。けれども、殆どは数式で表しているので、あまり実感が得られませんでした。数式を見て理解できるように、数学を再学習してから再読したい、と強く思いました。

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2021/08/15

新書ですが、軽い気持ちで読める本ではないと思いました。 統計、微積、経済学の基礎があることが前提で書かれています。 喫煙行動を行動経済学的に考えた第4章の最後に、「間違いも犯すが、心の持ち方ひとつで変われるのも人間である。正しい情報を提供し、当人にとって望ましい選択とはなにかを知...

新書ですが、軽い気持ちで読める本ではないと思いました。 統計、微積、経済学の基礎があることが前提で書かれています。 喫煙行動を行動経済学的に考えた第4章の最後に、「間違いも犯すが、心の持ち方ひとつで変われるのも人間である。正しい情報を提供し、当人にとって望ましい選択とはなにかを知ってもらう健康教育の役割も重要になろう。人々に気持ちよくベターな道を選んでもらうのが、行動健康経済学の腕の見せ所である。」(p.190)と書かれていますが、政府はもっと行動経済学的知見を活かせないものかなと昨今の新型コロナウイルス関連の対応や発信を見ていて思いました。

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2020/06/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

同時に借りた「不合理な地球人」がとても読みやすかったため、こちらの新書は非情に読みづらく感じた。もともと行動経済「学」という学問の解説なので、それなりに難しくなるものなのだろうが、不合理な地球人がうまく書けているんだろう。 そんなわけで、時間切れということもあってすべては読んでいない。入門というよりは、それなりにしっかりと学びたい人向けだと思う。

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2018/11/28

第1章 行動経済学とはなにか 第2章 時間上の選択 第3章 不確実性下の選択 第4章 アディクション 第5章 ゲーム理論と利他性 第6章 行動経済学の挑戦 著者:依田高典(1965-、新潟県、経済学)

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2018/11/12

流行の行動経済学を歴史の観点で整理した本。学問としての発生過程、ゲーム理論との関わりなどが記されている。割引率の解説は特に詳しい。

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2018/11/04

数式が出てくると訳がわからなくなる。数式なしでも解説できそうな概念なので残念。経済学ってなぜいつもこうなんでしょ

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2018/10/24

●人は必ずしも合理的な行動を行わない、ということが行動経済学の肝であると理解したが、本書は数式や専門用語が多く、正直なところ難しく感じた。

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2021/08/08

新書なのに、意外と硬派だった。 行動経済学の入門書と言うと、人間の行動は不合理なものだと言うことを紹介する「読み物」が多いが、本書は学問の歴史・経緯をしっかり解説している。正直半分も理解できていないかも。網羅的に解説しているので、説明が舌足らずになっているのかもしれない。例えば、...

新書なのに、意外と硬派だった。 行動経済学の入門書と言うと、人間の行動は不合理なものだと言うことを紹介する「読み物」が多いが、本書は学問の歴史・経緯をしっかり解説している。正直半分も理解できていないかも。網羅的に解説しているので、説明が舌足らずになっているのかもしれない。例えば、ナッシュ均衡の説明も他で読んだからさらっと読めたが、いきなり本書だけ読んで理解するのは難しいのではないだろうか。 いずれにしても、行動経済学が学問としても奥深いのだとイメージが変わったと言う意味では、良書と言える。

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2018/05/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

行動経済学を軸として、経済学全般の紹介もしながら、行動経済学との違いを記載していくスタイル。 ライトに行動経済学を学びたい人にはオススメですが、学者が書いているためポップではない点は注意。教科書読むのとか好きじゃない人にはラリホー効果あるかも。 以下、備忘のためのまとめ ーー ■古典経済学との違い ・人間は合理的に動くのか?   大学受験するか、正社員になるかを検討するとき、   大学に受かる可能性×効用+落ちたとき×効用と   最初から正社員になる効用を比べる。      しかし、以下の点でそう合理的には選択しない   ①選択肢は与えられるものではなく生み出すもの   ②可能性は一義的ではない(勉強で確率が変わる)   ③可能性が低くても夢を選ぶ人もいる   ④プロセス(≠効用)に満足する人もいる ・ヒューリスティクス   1.代表性 … 人へのステレオタイプによるもの   2.想起しやすさ … イメージしやすさ。Kで始まる単語と3番目がKの単語はどちらが多いか?   3.係留 … 特定情報・数字への過度な依存 ・独立性公理の破綻   ①45%の確率で6000円、55%でなにもなし   ②90%の確率で3000円、10%でなにもなし    →②を選ぶ人が86%   ①0.1%で6000円   ②0.2%で3000円    →①を選ぶ人が72%   これは、上は下を単純に薄めただけ。   (アレの反例) ・プロスペクト理論   参照点を原点として、効用を考える理論   損したときの効用の下がり幅が高く   得したときの効用の上がり幅が小さい   ※参照点 … 基準点   いつも180円でマヨネーズを買っている場合は   それより得か否かで効用が上がるor下がる ■ゲーム理論いろいろ 人間は利他的か、利己的か ・最後通牒ゲーム   提案者が受諾者に持ち分のいくらをあげるか、提案   受諾者はそれを受諾orNotを選ぶ   半分くらいあげることを提案することが多い   (利他的?それとも関係性を慮ってか?)   極少量のときは断るという選択を選ぶ受諾者も ・独裁者ゲーム    上記において、受諾者が拒否できない。   その際は、20%程度の分配になることが多い。   (利他的?それとも関係性を慮ってか?) ーー

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2016/04/10

しばしば語られがちな「ホモ・エコノミクス」の批判本である。 「思い込み」「確率より感情」「衝動買い」「記録より記憶」など、人間の非合理的・非経済的感情を分析する、という書籍である。 政府の行う経済政策は、しばしば思ったような効果を上げない。その原因は、「複雑なものを単純に捉...

しばしば語られがちな「ホモ・エコノミクス」の批判本である。 「思い込み」「確率より感情」「衝動買い」「記録より記憶」など、人間の非合理的・非経済的感情を分析する、という書籍である。 政府の行う経済政策は、しばしば思ったような効果を上げない。その原因は、「複雑なものを単純に捉えようとする」という無理な解釈に起因するのではないか、と考えてしまった。

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