感応連鎖 の商品レビュー

朝倉かすみ【著】

2010/08/20

設定は違うものの桐野夏生のグロテスクと空気感が似てると思います。
なので、グロテスクが好きな人は手軽な感じで楽しめると思います。
（グロテスクは長く深いので…）

こちらの作品の方がおとぎ話チックです。

2010/08/12

今まで読んだことのないような、不思議な作品でした。
母親と娘の間にある感情のひだ、思春期の少女たちの微妙なコンプレックス、優越感、友人や他人との距離、かけひき。
作者の方と私は同年代なのですが、「おばさん」となって現実の生活に忙しい自分が忘れてしまったような、女性たちの心理の揺れが感じられました。

2011/07/16

深〜く考える登場人物達はやはり女性ですね。納得です。この年代の主人公が男性だったら、ここ迄怖い話にはならないような気がします。周りの女子がこのような深い洞察をしていたかと思うと、如何に自分が子供であったかと思い知らされます。新村由季子さんは黒川節子さんのお母さんのようになり「連鎖」するのでしょうね。佐藤絵里香さんの最後はどうだったんでしょうか？なんて事が気になっています。

2010/07/12

母の期待を受けるほど太っていく私の身体
理想の娘を想像するほど大きくなっていく母の顔

ノンストップで読み終わりました
面白かったです

そしてキレイにきえていきました（おい）

2010/06/22

面白かったです。
ちょいと太めの主人公を囲む
同級生や先生。
女の勝手さや意地悪さ。
読んでいて腹立たしいやら面白いやら。

その変わり者たちの大人になったその後も
ちゃんと読めて満足。

2010/06/20

　4人の女性の視点からつむぎだされる物語なんだけど、結局みんな変ですよね？　でＯＫという気がしてしまう。
　ねちねちと面白い人物の視点４つ作るのは凄いなぁ……。

2010/06/16

膨張し、肥満し続けるわたしのからだ。やり切れぬ思いを解き放つのは、誰?体重100キロの16歳が「夢の娘」になるまで。

2010/06/10

面白かったなー
登場人物それぞれ自分のことは、よく理解できているのに
他の人のことは分かってない。

それにしても、あんなに世間の人たちって
自分のこと分かっているものかね。
なんだか、自分が能天気に思ったよ。

キャラクターたちのそれぞれの人生だけでも一冊の本になりそう。
皆のその後が知りたくなる。

( ・_ゝ・)＜結局ﾅﾆ？って本ではあるが…

2010/06/01

母親と娘の関係性について考えさせられつつも笑える箇所満載で楽しめました。女性ならば「わかる」小説だと思います。

2010/05/26

人っていうのは誰しもが多かれ少なかれ関係性の中で「キャラ」を演じていると思う。特に女性はその抑圧が強く、その内面にフォーカスを当てると、ドロっとしたいやらしいさが浮かびあがってくる。それを巧く描いていると思います。