治りませんように の商品レビュー
でも隠蔽体質があるよね
彼らは2015年にスタッフが起こしたレイプ事件を隠蔽。その思想を持って、当事者研究を押し付ける。むしろ加害者は若いから黙ってろ、この地域で住みづらくなるぞ、と脅し、口を封じた。その思想を持って当事者研究を広げて、洗脳している(洗脳されている部下を何人も受けた)。はっきり言えば口先...
彼らは2015年にスタッフが起こしたレイプ事件を隠蔽。その思想を持って、当事者研究を押し付ける。むしろ加害者は若いから黙ってろ、この地域で住みづらくなるぞ、と脅し、口を封じた。その思想を持って当事者研究を広げて、洗脳している(洗脳されている部下を何人も受けた)。はっきり言えば口先だけ。スタッフは全然何も分かっていない。該当事件については、対策をまとめるのに、8年以上かかっている。この件についてはネットで検索をすればはっきりと分かります。
被害者の一人
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
統合失調症を理解するために手に取った。北海道のクリスチャン界では「べてるの家」はわりと有名なのではないかと思う。カトリックのうちの母も知っている。 患者さんたち(みんな統合失調症)のエピソードの中に、病院で同じ入院患者を刺し殺した人と、殺された人の家族のものがあった。重大な事件ではあるが、みんなそろって教会に集まって故人を偲び、被害者の父親はこのままべてるの家を続けて欲しいと訴える。お互いの苦しみが痛いほどわかるからこそ、責めることなく、必要なのはべてるの家のような居場所であることをみんなで再確認する。人はここまで寛大な気持ちでお互いを助け、守り合うことができるのかと驚いた(そして泣いた)。それは病気をとおして得る人間性なのではないかと思う。
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「悩む力」の続編です。著者の斎藤道雄さんが10年の年月をかけて「ベてるの家」の人たちのことを「わかろう」と歩いた道のりで、出会った人たちの「ほんとうのこと」が記されています。 斎藤道雄の二冊の著書を読みながら、ずっと考えていたことがあります。それは一言で言えば、 「ぼくはどん...
「悩む力」の続編です。著者の斎藤道雄さんが10年の年月をかけて「ベてるの家」の人たちのことを「わかろう」と歩いた道のりで、出会った人たちの「ほんとうのこと」が記されています。 斎藤道雄の二冊の著書を読みながら、ずっと考えていたことがあります。それは一言で言えば、 「ぼくはどんな顔をしてこの本を読み終えればいいのだろう。」という問いです。 で、この本の最終章を読みながら、ホッとしました。 ジャーナリスト斎藤道雄自身も、「しあわせにならない」という生き方をする人間たちを前にして、たじろぎながらも、敬意をもって、そして執拗に「わかる」ことに迫ろうとしていたのだと感じたのです。 「悩む力」にしろ本書にしろ、下手をすればスキャンダラスな見世物記事になりかねないドキュメントなのですが、著者自身の「人間」に対する姿勢が、見ず知らずの人間が手に取り、胸打たれながら読むことを、自然に促す「名著」を作り上げていると思い至ったのでした。 ブログにあれこれ書いています。よろしければ覗いてみてください。 https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202108080000/
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精神障害者施設がべてるの家でのエピソードや理念が書かれている。手厚い就労支援と当事者研究を行うこの施設では、病気を治すことでなく病気と生きることを大切にしている。だからこその苦悩、豊かさを知ることができる1冊。 自分が病気になったときと同様に、精神障害者は病気を治したいと思って...
精神障害者施設がべてるの家でのエピソードや理念が書かれている。手厚い就労支援と当事者研究を行うこの施設では、病気を治すことでなく病気と生きることを大切にしている。だからこその苦悩、豊かさを知ることができる1冊。 自分が病気になったときと同様に、精神障害者は病気を治したいと思っていて当然だと思っていた。しかし、そうではない。病気があるから今のその人や人間関係がある。治る不安もある。治らないという諦めもある。幸せに生きるということの意味を考えさせられる。進歩的でないことがポジティブな意味合いをもつようになる。 病院の、医者が主役にならない、患者を主役に、という考えもとても良い。べてるの家と病院が同じ方向を目指しているのが誰にとってもメリットだと思う。
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当事者研究は自分の障碍(しょうがい)を客観視することで自ら立つことを目的としているのだろう。学者や医者に研究を任せていれば、実験モルモットのような存在になってしまう。当事者には専門家が気づかない「日常の現実」が見える。精神障碍を治療すべき病状と捉えるのではなくして、長く付き合わね...
当事者研究は自分の障碍(しょうがい)を客観視することで自ら立つことを目的としているのだろう。学者や医者に研究を任せていれば、実験モルモットのような存在になってしまう。当事者には専門家が気づかない「日常の現実」が見える。精神障碍を治療すべき病状と捉えるのではなくして、長く付き合わねばならぬ特性と受け止めれば、具体的な対処の仕方も明らかになる。現実を克服しようと力めば力むほど苦しくなる。それは我々も同じだ。 http://sessendo.blogspot.jp/2016/09/blog-post_5.html
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精神障害者施設べてるの家で生活する人達をつづったドキュメント。「「治りませんように」この言葉にどれだけの「思い」が込めれているだろう。うまく言葉にできないけど心に突き刺さるような衝撃的な本でした。斉藤 道雄さんの「もうひとつの手話」も含めて多くの人にぜひ読んでいただきたいなと思う...
精神障害者施設べてるの家で生活する人達をつづったドキュメント。「「治りませんように」この言葉にどれだけの「思い」が込めれているだろう。うまく言葉にできないけど心に突き刺さるような衝撃的な本でした。斉藤 道雄さんの「もうひとつの手話」も含めて多くの人にぜひ読んでいただきたいなと思う本です。
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ネガティブな考え→お客さん 幻聴→幻聴さん という言葉を使うことだけでも現象を客体化できる。など興味深い。 希望を抱いては絶望し、あきらめ、しかし、あきらめすぎずに…という難しくて辛いことを、仲間と手を携えることによって継続しようとしている。 そこで大事なのはちょっとしたゆるみ...
ネガティブな考え→お客さん 幻聴→幻聴さん という言葉を使うことだけでも現象を客体化できる。など興味深い。 希望を抱いては絶望し、あきらめ、しかし、あきらめすぎずに…という難しくて辛いことを、仲間と手を携えることによって継続しようとしている。 そこで大事なのはちょっとしたゆるみなのかな。
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病気を自分の一部として付き合う。 つらいこと、大変なことでも物事の見方を変えて生きていく。 どんなつらく苦しいことも、だからこその自分がいる。 病気こそが自分の個性 自分が求めていることと方向が同じかもしれない
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べてるの本三冊目。べてるってすごい、べてるに行くと救われる、べてるは最先端の障がい者コミュニティ。こんな印象を持った二冊の後でのこの本。べてるの人の抱えた病、生きづらさが、重たかった。先日精神科医が患者に刺されてなくなるという痛ましい事件が起きたばかり。べてるでも患者同士の事件が...
べてるの本三冊目。べてるってすごい、べてるに行くと救われる、べてるは最先端の障がい者コミュニティ。こんな印象を持った二冊の後でのこの本。べてるの人の抱えた病、生きづらさが、重たかった。先日精神科医が患者に刺されてなくなるという痛ましい事件が起きたばかり。べてるでも患者同士の事件が起きていたのですね。その経緯とべてるの式の葬儀の章が胸に迫りました。また、「人間とは苦労するものであり、苦悩する存在なのだ」というべてるの世界観は、すべての人の生き方に大切な気付きを与えてくれるのではないかと思います。
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・幻聴さん、お客さん、自己病名、誤作動。 ・強迫的な確認鉱がなぜ起きるのか。そうするのは「悩んでいる」、「疲れている」、「ひまで」、「さびしい」、「お金がない」か「おなかがすいた」とき。それぞれの頭文字をとった「な・つ・ひ・さ・お」は、べてるの家の名言としてたちまちメンバーの間...
・幻聴さん、お客さん、自己病名、誤作動。 ・強迫的な確認鉱がなぜ起きるのか。そうするのは「悩んでいる」、「疲れている」、「ひまで」、「さびしい」、「お金がない」か「おなかがすいた」とき。それぞれの頭文字をとった「な・つ・ひ・さ・お」は、べてるの家の名言としてたちまちメンバーの間に定着してしまった。 ・私が声をかけ、そっけなくあしらわれたのはこの時期だった。病院の外来に「ぼくも行こうかな」といい、「あ、行ってください」と突き放されたとき、彼女はそこで私を罵倒しかねない自分を必死に抑えていたのだろう。一見落ち着いていたけれど、仮面の下は極度の緊張状態だったはずだ。 →中井久夫が統合失調症で一年とか固まってまったく動けず、「動くと世界が壊れると思っていた」と語ったと言っているような人は、きっとこういう洪水の中にいたんだ。 ・「爆発のサイクル」。 病気や人間関係がもとで物事が思い通りにならないとイライラし、そのイライラを親にぶつける、親がいやがることをしてどんどん緊張関係を高め、その緊張のもとで爆発のエネルギーをためこむ、エネルギーが十分たまったところで、寿司買ってこい、などと無理難題を押し付け、反発を誘って爆発する、というものだった。爆発した瞬間はすっきりするが、あとにやってくるのは深い罪悪感で、その罪悪感から引きこもり、ふたたび物事がうまくいかずイライラするというサイクルが紹介された。 →人間関係のパターンなんだ。きっと。 ・(奥さんの付箋)病気を生きること。その苦労を引き受けるということ。それは仕事や子育てとおなじようなやりがいをもたらしてくれるだろう。 →うつのお薬を飲んでいたのですけど、面白い表現で腑に落ちたと言っていました。奥さんのお姉さんが、どんな仕事も楽しめると言っていましたけれど、人生の課題は向き合えるというか、向き合うしかないというか。必ずそこから何か得られるものなんですね。たくましいというか、それは、人間の本質。
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