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走る意味 の商品レビュー

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27件のお客様レビュー

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2024/06/24

880 金 哲彦 1964年福岡県北九州市生まれ。早大時代、箱恨駅伝では山上りの五区で活躍、卒業後はリクルートに入社。選手、コーチ、監督を歴任し、オリンピック選手などの一流選手を育成。2002年にNPOのクラブチーム「ニッポンランナーズ」を創設。現在は、NHK-BS1「ラン×ス...

880 金 哲彦 1964年福岡県北九州市生まれ。早大時代、箱恨駅伝では山上りの五区で活躍、卒業後はリクルートに入社。選手、コーチ、監督を歴任し、オリンピック選手などの一流選手を育成。2002年にNPOのクラブチーム「ニッポンランナーズ」を創設。現在は、NHK-BS1「ラン×スマ〜街の風になれ」にレギュラー出演、プロコーチ、解説者としても活躍、著書多数(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『誰でも「たった20回」の練習でフルマラソンを完走できる!』 走る意味 命を救うランニング (講談社現代新書) by 金哲彦 実業団の監督 実はその頃、現役時代に比べ体重は一五キロ以上オーバーしていまし 皇居一周(五キロ) さえまともに走れなかったのです。衰えきった自分の身体に 啞然 としました。 走る喜び〟が心から実感できたのです。 〝サブスリー〟とは、フルマラソンを三時間未満で走ること その後、二〇〇五年ごろからは、毎年六、七回、フルマラソンを走れるくらいまでになりました。タイムは三時間半から五時間くらいまで、完走時間はさまざまですが、一つ一つのレースを、心から楽しめるようになりました。 そのとき医者からは「おそらく、自律神経失調症でしょう」と言われました。  ストレスが重なると自律神経がコントロールできなくなり、さまざまな症状が身体のあちこちに出てきます。これは、身体からの危険信号です。 あなたの身体は、気の流れがものすごく悪くなっている」と言われました。  人は走る時、視覚からたくさんの量の情報が入ってきます。歩いているときよりスピードが速いので、それはとてつもない量になります。そして、その情報を的確に処理して身体を動かさないと安全に進めません。これは、走ることで頭が良くなるという理論を提唱している脳科学者の久保田 競 先生も言っています。 私たち三人兄弟は、小さいとき父からは「我々は朝鮮人だから、悪いことをすれば日本人より悪く言われる。日本の社会ではちゃんと自分で力をつけていかなければ生きていけないのだ」と言われて育ちまし 兄弟そろって長距離は得意だったのです。 その兄にときどき連れられて、五キロほど走ることがありました。 ある日、上り坂が苦しくて音を上げて歩きだしたとき、後ろからお尻を思いっきり蹴られながら怒鳴られたこともあります。この時はさすがに、家に帰って母親にいいつけました。 走ることは単純に見えて複雑です。 土地固有の「気」を感じる、普遍性を信じて  自然の中を走ると、「気」のようなものを感じる人は意外にい 動物になった感覚で走る たとえば、皇居周辺はたしかに走りやすいのですが、硬いアスファルトの皇居の周りばかりを走っていては、自然に戻るのは難しいかもしれません。  現代の生活では、デスクワークが多くなり、身体を部分的に使ったり、一ヵ所だけが緊張する、神経だけが緊張することがままあります。ですから全身を使うランニングにすべての人を誘いたいくらいです。 人間の生存本能からくる行動である「走る」ことは、「生」を実感させてくれます。だから、走る意味は生きる意味にも通じているのだと思います。

Posted byブクログ

2021/05/13

金さんの出てるテレビとかよく見てたので興味が沸いて読んでみた。 大病を患ったことは知っていたが若い頃がそんなにすごい選手だったとは知らなかった。 ただ、内容は少し自慢話っぽいのが多すぎて少しがっかり。 もう少しランニングの事を詳しく書いてるのかと思ってたので。

Posted byブクログ

2021/02/19

マラソンの知識を得ようと思った人で、この著者の著作を読んでいない人ってどれだけいるんだろう。そう思うほど「ランニング」コーナーの常連著者だ。 そういったトレーニング本と違い、本作は自伝の位置づけ。箱根駅伝走者だったのは知っていたけど、監督との確執やリクルート時代なんてのは初見で、...

マラソンの知識を得ようと思った人で、この著者の著作を読んでいない人ってどれだけいるんだろう。そう思うほど「ランニング」コーナーの常連著者だ。 そういったトレーニング本と違い、本作は自伝の位置づけ。箱根駅伝走者だったのは知っていたけど、監督との確執やリクルート時代なんてのは初見で、まさにランニング界の激動を体感した一人なんだなぁと。面白かったです。

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2018/09/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

他の金哲彦の著書とちがい、本書は著書の自伝です。 前半、ガンの発覚・闘病・克服記や福岡での中高陸上部→早稲田→リクルート入社、辺りまでは流してたけど、在日朝鮮人としての在り方とオリンピックの関係が俄然興味深い。 せっかく現役時代に「ソウルオリンピック(1988)開催」という好機に恵まれたのに、両親の思いを汲み、また青年期特有の真っ直ぐさから恩人・中村清監督の気持ちを無にしたけど、天安門事件(1989)で、国と国民の縛りを考え直す。 まあ、ただでさえソウルオリンピックは、モスクワ(1980) →ロス(1984)と、スポーツが政治に巻き込まれた暗黒期を乗り越えての大会だっただけに、競技者以外にも思うところある人は多かっただろう。 また、ヱスビー食品のケニア人選手ダグラス・ワキウリとの絡みも面白い。福岡から上京して初めて会ったアフリカ人との交流、自ら逃したロス五輪での彼の活躍への複雑な思い。「走る人」も同じ人間だねー。 いざ韓国籍にしてみると、今度は戦時下で戸籍がなかったことが発覚。この辺の苦労って、本来ならアスリート的にはしなくていい苦労だろうが、競技者にとって朝鮮籍であることは「パスポートがない=国際大会に出場できない」であることにピンと来なかった私も大概平和ボケである。 韓国の国体には在日枠・在独枠・在米枠があるとか。朝鮮戦争で難民として世界へ散った人達の多さ故だ。

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2017/12/03

「箱根駅伝ことば学」の筆者が、この本を大絶賛していたので読んでみた。 金さんといえば。。 マラソンの練習を始めた私に、ランナーさんが勧めてくれた本の著者であり、マラソンや登山を知るのに、ランナーさんが勧めてくれた、たかぎなおこさんの本にもよう登場する人。 そんな前提知識しかなか...

「箱根駅伝ことば学」の筆者が、この本を大絶賛していたので読んでみた。 金さんといえば。。 マラソンの練習を始めた私に、ランナーさんが勧めてくれた本の著者であり、マラソンや登山を知るのに、ランナーさんが勧めてくれた、たかぎなおこさんの本にもよう登場する人。 そんな前提知識しかなかってのだが。。 紆余曲折あって、今の地位にいるんですね。 あくまでも前向きに前進を続ける筆者の人生に驚きました。 『走ることは単純に見えて複雑です。走っているときは、それこそ、身体全体で森羅万象すべてのものを深く感じているのです。』 『走るということは一歩一歩です。』 『走るということは、そんな人間の根源的な生きるという欲求を満たし、深い喜びを得られる行為なのです。』 そんな走るという言葉の意味が書かれていましたが、遅いけど、走り始めた今の自分には、少し理解できる。 走るなんて苦しいだけ!自分はやれない!と、思っていた時とは感覚が変わった。 走ってるときは、自分との戦いで、自分しか頼れる人はいない。 すごい孤独なんだけど、楽しい。 明日も走りたいなー。。

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2018/10/19

160416 中央図書館 自身のランナー、コーチ、クラブチーム、市民ランナー指導者としての半生、ガン体験などの自伝形式だが、優れたエッセーとしても読める。

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2014/10/15

平成26年10月14日読了。最近、自らのランニングの教本として手に取る書物の著者が、一様に「金哲彦」なる人物だったので、その為人を知りたいと思い手に取る。箱根のエースにして、名門リクルートのクラブを立ち上げた張本人と知り、その説得力あるランニングメソッドの源泉に納得した次第。

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2014/07/21

著者の生立ちの半生記。前知識は皆無。早稲田で箱根駅伝を走り、リクルートで選手として陸上部を立ち上げ、同時に在日韓国人としてのアイデンティティを送れて確立して行く。韓国籍になって、オリンピックを目指すもソウルオリンピックに遅れて立ち上がった韓国マラソンレベルに追いつけず落選。リクル...

著者の生立ちの半生記。前知識は皆無。早稲田で箱根駅伝を走り、リクルートで選手として陸上部を立ち上げ、同時に在日韓国人としてのアイデンティティを送れて確立して行く。韓国籍になって、オリンピックを目指すもソウルオリンピックに遅れて立ち上がった韓国マラソンレベルに追いつけず落選。リクルートのコーチそして解説者として脂がのって来た頃にガンになった。そこから回復して今に至る。

Posted byブクログ

2013/06/30

自伝的エッセイ。マラソン解説者、ランニングコーチとしての金さんしか知らない人は一度読んでみるといいと思う。 初期の著書がかなりストイックに記録を狙う感じの本なので、読んでみよう。 カラダ革命ランニング 3時間台で完走するマラソン

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2013/01/11

金さんのこれまでの生い立ち、選手時代も知る事が出来る内容。トレーニングというよりも、自叙伝のような内容だった。

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