走る意味 の商品レビュー
市民ランナーのカリスマ・金哲彦さんの著書のなかでも必読だと思う。本書は練習法などの指南書ではなく、金さんの自伝だ。ネタばれになるので書かないが、これほどまでの波瀾万丈、紆余曲折があって現在の活動をされていたのかと率直に驚いた。故・中村清監督との師弟の話にはとくに……。
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ランニングを通じた金さんの自伝的著作。さまざまなハードルを乗り越え、新たな道を切り開いて来た精神力や行動力そして粘り強さはランニングがそれらの一端を築き上げて来たのだろう。今後のランニングのモチベーションになる。
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金さんの大腸癌や箱根駅伝、リクルートのことなど知らないことがたくさんあった。 オリンピックと国籍の話は、時節柄?カンボジアの件もあり感慨深かった。
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ガンという病を克服して「走る意味」を強く意識したという金さんのお人柄がうかがえる内容。マラソンに関する知識が皆無だった自分には中だるみ感があったものの、筆者の思いを受け止めながら読めました。 最後のくだりはご本人のランニングに対する熱い思いが綴られていて、筆に命が吹き込まれたよう...
ガンという病を克服して「走る意味」を強く意識したという金さんのお人柄がうかがえる内容。マラソンに関する知識が皆無だった自分には中だるみ感があったものの、筆者の思いを受け止めながら読めました。 最後のくだりはご本人のランニングに対する熱い思いが綴られていて、筆に命が吹き込まれたようでそれまでの筆致とは別人のよう。 金さんのランニングのHow to本の副読本的に読むのも良いのでは?
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マラソンってつらいですよね。苦しい作業である「走る」こと。人はなぜそんな苦しい「走る」ことを選択するのでしょう?著者は学生時代、箱根駅伝の山登り5区のスターで駅伝解説者。2年前に癌を発病し、手術後 市民ランナーの指導などをしている。走ることは動物的本能。気持ちが辛いときや疲れたとき、走ることが解決の一つの方法。走ることは病んだ心を癒す解決方法だと言っている。マラソンなど大の苦手な私も「走ってみようかな」と思わせられる感動の本。
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実業団マラソンランナー、監督を経て、市民ランナーの指導者となった著者・金哲彦氏の自伝的著作。ガンを経験し、走ることが生きる喜びそのものとなった著者の綴る「走ること」の全て。細部にまで内省的な視線が注がれ、著者の人生観に胸を打たれる。 読み終わると走りたくなる。実際走るかは知らない...
実業団マラソンランナー、監督を経て、市民ランナーの指導者となった著者・金哲彦氏の自伝的著作。ガンを経験し、走ることが生きる喜びそのものとなった著者の綴る「走ること」の全て。細部にまで内省的な視線が注がれ、著者の人生観に胸を打たれる。 読み終わると走りたくなる。実際走るかは知らないけどねヽ(´ー`)丿
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自分自身が数ヶ月前から走ることに目覚め、少しでも走るヒントになればと思い読みはじめた。「走る意味」というタイトルではあるが、内容としては著者の在日としての生い立ちから、ガンの発覚、実業団への入社と陸上部の設立、市民ランナー団体の設立という段落となっている。率直に走る意味だけを求め...
自分自身が数ヶ月前から走ることに目覚め、少しでも走るヒントになればと思い読みはじめた。「走る意味」というタイトルではあるが、内容としては著者の在日としての生い立ちから、ガンの発覚、実業団への入社と陸上部の設立、市民ランナー団体の設立という段落となっている。率直に走る意味だけを求めて読むとやや肩透かしではある。在日という事実に関しては、日常の生活の中ではなかなか聞くことのできない話だし、大腸ガンの恐怖も生々しく伝わってきた。金さんのことはまだ知ったばかりで詳しくはないけど、テレビでの語り口や物腰の柔らかさが文章からも感じられる。ややまとまりのなさも感じたが、金哲彦という人物像がよくわかった
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[ 内容 ] 早大監督との訣別、在日としての葛藤、ガン闘病、復活のサブスリー。 長距離界のカリスマが初めて明かす衝撃の書。 [ 目次 ] 序章 二〇〇七年、復活のゴールドコーストマラソン 第1章 二〇〇六年ガン宣告、手術からゴールドコーストまで 第2章 子どものころから走ること...
[ 内容 ] 早大監督との訣別、在日としての葛藤、ガン闘病、復活のサブスリー。 長距離界のカリスマが初めて明かす衝撃の書。 [ 目次 ] 序章 二〇〇七年、復活のゴールドコーストマラソン 第1章 二〇〇六年ガン宣告、手術からゴールドコーストまで 第2章 子どものころから走ることが好きだった 第3章 高校ではキャプテン、早稲田大学へ 第4章 一九八二年早稲田大学入学―箱根駅伝三十年ぶりの優勝 第5章 中村清監督との訣別、箱根連続優勝へ 第6章 伝統の早稲田から、革新のリクルートへ 第7章 転機の天安門事件―夢の実現 第8章 海外へ―バルセロナへ 第9章 日本一強い実業団の監督に 第10章 クラブチームを率いる―走る喜びを伝える [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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『風が強く吹いている』をよんでから、駅伝に興味を持って借りてた本。 読んでる最中に、ちょうどつくばマラソンを走り切った彼から話もききつつ、金さんの人生に関心を持って読めた気がする。 無名選手から、箱根駅伝で山の神とよばれ、リクルートに入社し陸上部をつくり、オリンピックをめざすも...
『風が強く吹いている』をよんでから、駅伝に興味を持って借りてた本。 読んでる最中に、ちょうどつくばマラソンを走り切った彼から話もききつつ、金さんの人生に関心を持って読めた気がする。 無名選手から、箱根駅伝で山の神とよばれ、リクルートに入社し陸上部をつくり、オリンピックをめざすも断念してコーチに専念、がん発見。復活。 人生は思い通りにというか、自分に都合がいいようにはいかないものなんだなあって感じた。 一人一人の人生に着目したら劇的なドラマが描けるのかも。とも思った。 …つくばマラソン、走らなくてよかった(笑)とも思った(笑)
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走りたくなった。そして金さんがすごい人だなーと感動。リクルートにランニングクラブを作ってしまうのがスゴイ!行動力がすごい。それを認めさせる力があるってことだけど。奥さんもすごいなあー。内助の功を感じた。10.10読了。
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