四十九日のレシピ の商品レビュー
本の内容 熱田家の母・乙美が亡くなった。気力を失った父・良平のもとを訪れたのは、真っ黒に日焼けした金髪の女の子・井本。乙美の教え子だったという彼女は、生前の母に頼まれて、四十九日までのあいだ家事などを請け負うと言う。彼女は、乙美が作っていた、ある「レシピ」の存在を、良平に伝えにき...
本の内容 熱田家の母・乙美が亡くなった。気力を失った父・良平のもとを訪れたのは、真っ黒に日焼けした金髪の女の子・井本。乙美の教え子だったという彼女は、生前の母に頼まれて、四十九日までのあいだ家事などを請け負うと言う。彼女は、乙美が作っていた、ある「レシピ」の存在を、良平に伝えにきたのだった。家族を包むあたたかな奇跡に、涙があふれる感動の物語。
Posted by
すんごくよかった!!レシピカード見てみたいな~。その通りにやってみたい。コロッケサンドと肉まん食べてみたい。お父さんが食べた時泣いてしまった…。乙女さん、元気なときにみんなとこういう風に過ごせればよかったのにね。。。でもすごくほんわか感動な物語でした。10.11読了。
Posted by
空き時間を使って、何日もかけて読む…つもりが、一気に読んでしまいました。惹きつけられる物語です。 はじめ、反感を抱かざるを得なかった人物へ、不思議と共感し、気付けば涙が流れる。その繰り返しでした。イモさんとハルミに、自分も救われたような気分です。 終盤のお父さんの独白(イ...
空き時間を使って、何日もかけて読む…つもりが、一気に読んでしまいました。惹きつけられる物語です。 はじめ、反感を抱かざるを得なかった人物へ、不思議と共感し、気付けば涙が流れる。その繰り返しでした。イモさんとハルミに、自分も救われたような気分です。 終盤のお父さんの独白(イモさん達に関する)は、なんだか子ども向けの小説のような内容で、それが逆に涙を誘いました。誘われたいときに行けない悲しみ、それを味わいながらも、結局生きてゆく、そうした人間の、ある意味での”つよさ”が優しい味わいで、読み終わった今も、なんだかほっと心が温まるような気がしています。
Posted by
地味に売れ続けている感じがするよね。 発売当初からタイトルと装丁に私も興味津々。 そしていつの間にかブランチでも紹介され図書館で予約して待つこと早数か月。。 ほんわかしんみりほっこり。 そんなお話です。 四十九日はその名の通りシュジュウクニチ。 亡くなった妻のため、母親のた...
地味に売れ続けている感じがするよね。 発売当初からタイトルと装丁に私も興味津々。 そしていつの間にかブランチでも紹介され図書館で予約して待つこと早数か月。。 ほんわかしんみりほっこり。 そんなお話です。 四十九日はその名の通りシュジュウクニチ。 亡くなった妻のため、母親のため、お世話になった人のために 力を合わせる仲間たち。 そのキャラクターもみんな個性的でキャラクターがはっきりしてておもしろかった イモちゃんが百合子のことをゆりっちゆりっち呼ぶのが なんとも愛らしかったな。 最後はほんのり切なくて… それがまた良かったかな。 来年NHKでドラマ化だそうです◎ イモちゃんは誰がやるのかな???? たのしみ~
Posted by
喪中欠礼の届く季節となりました。 届いた葉書を眺めてびっくり。 故人が写った家族写真が刷り込んでありました。 こういうのは昨今、当たり前なのでしょうか。 帰宅したら、テーブルの上にこの本が置いてありました。 子どもが図書室から借りてきたのだそう。 絵手紙の書き方教室にいても、...
喪中欠礼の届く季節となりました。 届いた葉書を眺めてびっくり。 故人が写った家族写真が刷り込んでありました。 こういうのは昨今、当たり前なのでしょうか。 帰宅したら、テーブルの上にこの本が置いてありました。 子どもが図書室から借りてきたのだそう。 絵手紙の書き方教室にいても、 書くこと、「書く内容」が何もない。 何も知らない、何もわからない、 「人生最低、かったるい」と思っていた 人物がそこかしこに登場してきます。 人生はつまる所、食べて寝て起きての繰り返し。 そこにプラスアルファされる何か。 それが、「笑い、喜び、驚き、ときめき、期待する、 心を動かす」。そして、繰り返しの日々を 鮮やかに染め分けていく。 私の泣き所は、「私がこしらえたものをおいしそうに 食べてくれる人、それだけで充分に幸せです。」でした。 損得や勝ち負けとは離れた人とのつながり。 誰かの「テイクオフ・ボード」踏み切り板として しっかり、ひっそり役目を果たすということについて など改めて考えさせられました。
Posted by
乙母さんの元気さ、優しさが溢れた作品 最後の終わりかたは 賛否両論あると思うけど、自分的には好きな終わり方 井本やハルミの人並み外れた優しさの訳が分かる気がするから こうゆうお話はファンタジーっぽく終わらせるのが良いと思う 哀愁漂うほんわかさを感じた作品 「ああ、愛が消え...
乙母さんの元気さ、優しさが溢れた作品 最後の終わりかたは 賛否両論あると思うけど、自分的には好きな終わり方 井本やハルミの人並み外れた優しさの訳が分かる気がするから こうゆうお話はファンタジーっぽく終わらせるのが良いと思う 哀愁漂うほんわかさを感じた作品 「ああ、愛が消えた~」のとこの 掛け合いが良いね 結末知ってから考えるとなるほど~ てなる
Posted by
心が温かくなる本だった。 イモやハルのキャラクターがとても素直な子で こういう子たちと一緒にいたら、毎日楽しそうだな♪と思う。
Posted by
所々の乙母の追憶場面に涙涙。 でも湿っぽさはなく、読後心が温かくなった。 登場人物のキャラがそれぞれ立っていて、情景が浮かびやすく 是非映画化してほしい作品。
Posted by
最近話題の作品。流れにのって読書。 ・あらすじ 義母・乙美がとある「レシピ」を残して亡くなった。離れ離れの家族はそのレシピに従い、乙美の四十九日を迎えることができるのか。 娘の周囲にいるえげつない人々の存在がつらい部分もありましたが、それでも乙美と謎の女子高生・井本の存在が徐...
最近話題の作品。流れにのって読書。 ・あらすじ 義母・乙美がとある「レシピ」を残して亡くなった。離れ離れの家族はそのレシピに従い、乙美の四十九日を迎えることができるのか。 娘の周囲にいるえげつない人々の存在がつらい部分もありましたが、それでも乙美と謎の女子高生・井本の存在が徐々に父娘を救っていきます。世間の評判ほどに感動はしませんでしたが、それでも残された人々が日常を取り戻していく様がよく描かれていたのかなぁと思いました。
Posted by
後妻の乙美がなくなってから出てきたレシピと、やってきたイモとハル。四十九日までに立ち直っていく熱田さんと百合子。ほんわかする物語であるとともに、考えさせられらるものも。 もっと長編でもよかったかも。
Posted by