Nのために の商品レビュー

湊かなえ【著】

2015/02/20

タイトル秀逸。とある人Nの性別を途中まで勘違いしてしまうように組み立てられていて、途中でおおっとなり、また見方が変わった。結末は尻すぼみで惜しい。

2015/02/17

2015.2.17 読了

実に 湊さんらしい作風だった！

誰がストーリーテラーなのか とか、
性別が違ってたりとか、
一人ひとりの思惑とか
読み進めないと わからないところ。

皆 Ｎが 名前に入ってて、
ややこしい、ややこしい。。。

一気にザーッと読まないと
あかんやろなぁ。

このドラマ 映像ではどんな感じだったのか
いまさらだけど 見ればよかった。。。
ドラマの前に読んでればよかった。。。

面白かったです！

2015/02/12

うーん。みんながそれぞれの思惑に。。。
くらーーーーいけど、引きつけられた。
気楽そうな人もいろいろと背負っているのかもな、と考えさせられた。

2017/12/30

タワーマンションの一室で起きた殺人事件。関係者が、それぞれ大切な“N”のためについた嘘や勘違いが絡み合い、事態はどんどん複雑になっていく。

虐待、父親の愛人、経済的困窮、ＤＶ。複雑な過去を持ち、全員がどこか屈折し歪んでいるなかで、唯一まともに思えるのが安藤だけど、真っ直ぐであるがゆえに、希美とも西崎とも本当の意味で分かりあえないのが切ない。

先にドラマを見たので、どうしてもそちらのイメージに引っ張られてしまったのが残念。でも、最終的に誰も幸せにならず、ちょっとモヤモヤが残ったので、ドラマのほうが良かったかも。

2015/01/05

杉下さんが主人公なのだろうが、西崎、野口、成瀬、安藤などいろいろなキャラクターが登場する。
作者に対し、「何でこんなこと思いつくのだろう」という疑問がわいた。

2014/12/26

原作よりもドラマの方がよかった作品でした。5年前くらいに読んだのですが、希ちゃんに共感できませんでした。うじうじしてるし、かなりのひねくれで後ろ向きな感じ。本書の最後の方で、希ちゃんの過去が明かされたから、そう思っていたのは仕方がないのか…とも思えましたが、そこまで共感できず。
でも今回ドラマ化されて、それぞれの人物の過去(生い立ち)が詳しく描写していたので、希ちゃんにたいして共感でき、幸せになってほしいと願うことができました。そしてなかなか報われない人生で悲しくもなりました。
結末がどうだったのか意外と覚えてなくて自分の記憶力に幻滅しましたが、もう一度原作を読み直したいなと思わせてくれたドラマ化でした!!

2014/12/23

主人公が変わるたびに、パズルのピースが一つ一つはまっていくようなかんじ。微妙にそれぞれの想いがすれ違いながらストーリーが展開していき、もどかしさを感じながらもそれを楽しめた。それぞれのNのために…なんだか切ない。
最後にそういうことだったのか、と驚かされるのはやはりこの作者ならでは。最後のこの驚かされる展開を期待して、どうなるんだろう？と予測しながら読めて楽しめた。

各章の主人公&過去と現在がどんどん変化いくので、たまに今の状況を見失うことがあったが…つなぎ合わせていく過程が面白かった。

2014/12/14

ドラマは初回見てめげたんだけど、とりあえず原作は読んでみようかと。湊かなえは何冊か読んでるけど、私はどうも苦手。この話は時系列がバラバラで読み難い。で、結局何なんやねん?

2014/12/11

登場人物がNばかり。自分のために、誰かのためにで読むと息苦しくなります。
藪の中的手法や地方の閉塞感を書かせたらこの作者は上手い。

2014/12/06

ドラマ前に読破しました。
「望」っていう女性を知っているので、ずっと「安藤望」は女の人だと思っていました。
女二人の沖縄旅行から始まるのかと思いきや、違った！

この本を読んだ後、ドラマを見た人はドラマはつまらないと思います。