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サクリファイス の商品レビュー

4.3

738件のお客様レビュー

  1. 5つ

    311

  2. 4つ

    277

  3. 3つ

    99

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    1

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2010/06/14

これは面白い。 ロードバイクに乗っているから気持ちの変化が分かりやすいというのもありますが、専門用語が説明口調でもなく、説明が足りない訳でもなく自然にとけ込んでいるので初心者でも楽しめると思います。 展開もスピーディで駆け引きが生々しくて早く次の展開を知りたくなります。 これで...

これは面白い。 ロードバイクに乗っているから気持ちの変化が分かりやすいというのもありますが、専門用語が説明口調でもなく、説明が足りない訳でもなく自然にとけ込んでいるので初心者でも楽しめると思います。 展開もスピーディで駆け引きが生々しくて早く次の展開を知りたくなります。 これで著者がロードに乗った事ないというのが驚きです。

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2010/04/23

サクリファイス=犠牲 自転車ロードレースをモチーフにしたミステリー。 ロードレースは個人競技でありながら実は団体競技。エースを勝たせるためにサポートは進んで犠牲になる。その犠牲の上にエースはチームために勝つために走る。 そんなロードレースの最中に事故が。 誰が?どうして?...

サクリファイス=犠牲 自転車ロードレースをモチーフにしたミステリー。 ロードレースは個人競技でありながら実は団体競技。エースを勝たせるためにサポートは進んで犠牲になる。その犠牲の上にエースはチームために勝つために走る。 そんなロードレースの最中に事故が。 誰が?どうして?なぜ? 本格的なロードレース小説の中に極上のミステリー。 一気に読み終わってしまいました。

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2010/04/23

サクリファイスはサクサク読める、 自転車の疾走感そのままに、一気に読み倒しました。 ロードレースって、いままで全然知らなかったけど、 ほんとうに面白い世界なんだなあ。 ミステリファンには受けないかもしれないけど、 ロードレースの物語とみてたので、とっても面白かった。

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2011/08/06

読む前は単純な「爽やかなスポーツ小説」なんだろうと思っていたが、いい意味で裏切られた。読後は確かに爽やかさもあるし、レース中の疾走感も伝わるものがあっていいのだが、意外にというかミステリー要素が小説をグッと引き締めている自転車レースなど見たこともない私だが、読んでいる内にさ「犠牲...

読む前は単純な「爽やかなスポーツ小説」なんだろうと思っていたが、いい意味で裏切られた。読後は確かに爽やかさもあるし、レース中の疾走感も伝わるものがあっていいのだが、意外にというかミステリー要素が小説をグッと引き締めている自転車レースなど見たこともない私だが、読んでいる内にさ「犠牲心」の美しさやそこに関わる人間の心情の動きに同意することができた。もしかするとその「チームプレイ」「自己犠牲」の考え方は日本人に合っているのではないかなあと思ったり。小柄な人が山岳コースに向いているとのことなので、日本も国を上げて強化してみれば強くなりそうな気がするんだけどなあ。。オリンピック種目とかにならないのかしら。続編「エデン」も読んでみようと思う。[BOOKデータベースより] ぼくに与えられた使命、それは勝利のためにエースに尽くすこと―。陸上選手から自転車競技に転じた白石誓は、プロのロードレースチームに所属し、各地を転戦していた。そしてヨーロッパ遠征中、悲劇に遭遇する。アシストとしてのプライド、ライバルたちとの駆け引き。かつての恋人との再会、胸に刻印された死。青春小説とサスペンスが奇跡的な融合を遂げた!大藪春彦賞受賞作。

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2019/09/08

熊谷達也「エスケープ・トレイン」を読んで、初心に帰って再読。 主人公の誓は、注目されること、期待されることに居心地の悪さを感じて、アシストこそ自由になれるという。 少しわかる気がする。 2016.12.27 「スティグマータ」を読んで再読。 何度読んでも面白い。 誓がスペインチ...

熊谷達也「エスケープ・トレイン」を読んで、初心に帰って再読。 主人公の誓は、注目されること、期待されることに居心地の悪さを感じて、アシストこそ自由になれるという。 少しわかる気がする。 2016.12.27 「スティグマータ」を読んで再読。 何度読んでも面白い。 誓がスペインチームにスカウトされるための石尾さんの配慮に感動。 2014.3.12 Story Seller で石尾さんと赤城さんの短編を読んだら、また読みたくなった。 何度読んでも素晴らしい。 2012.3.19再読。 サヴァイヴを読んだら、読みたくなった。 石尾さんに改めて感動した。 2010.4.17 すごく面白かった。久しぶりに続けて再読したいと思った作品。 この作家さん、以前から好きで、でも、もうひとつあか抜けないと思ってたけど、これは別格。 ロードレースというものを初めて知った。 エースを勝たせるために走るアシストト、アシストの屈折した思いやエースの心の重み、深い作品である。

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2010/04/16

2010年、この本に出逢えて本当によかった!勢いでこの作者の他の作品も読破。すごく好みの作品ばかり。

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2010/04/15

なんでこれ、もっと早く読まなかったんだろうと後悔。途中までは軽めの青春小説っぽい?なんて思ってたんですが大間違いでした。登場人物の誰かに共感できたりするわけではないのに、ラストであれだけ引き込むパワーというか気迫というか。StorySellerの外伝を先に読んでたんですが、再読し...

なんでこれ、もっと早く読まなかったんだろうと後悔。途中までは軽めの青春小説っぽい?なんて思ってたんですが大間違いでした。登場人物の誰かに共感できたりするわけではないのに、ラストであれだけ引き込むパワーというか気迫というか。StorySellerの外伝を先に読んでたんですが、再読しなければ。続編も読みたいですね。

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2010/04/10

ぼくに与えられた使命、それは勝利のためにエースに尽くすこと―。陸上選手から自転車競技に転じた白石誓は、プロのロードレースチームに所属し、各地を転戦していた。そしてヨーロッパ遠征中、悲劇に遭遇する。アシストとしてのプライド、ライバルたちとの駆け引き。かつての恋人との再会、胸に刻印さ...

ぼくに与えられた使命、それは勝利のためにエースに尽くすこと―。陸上選手から自転車競技に転じた白石誓は、プロのロードレースチームに所属し、各地を転戦していた。そしてヨーロッパ遠征中、悲劇に遭遇する。アシストとしてのプライド、ライバルたちとの駆け引き。かつての恋人との再会、胸に刻印された死。 ロードレースを観戦したことはないですが、爽快感を味わえる内容。ルールも説明的でなくストーリーの中に自然に含まれている部分も好感がもてる。 大きな犠牲の中に隠された想いに胸が痛くなる。

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2010/04/13

一気に読破してしまった作品、 チームスポーツの醍醐味、自転車競技者にしか分からない人間関係をハラハラドキドキで書いている作品でした。 特に後半は、緊迫しました。

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2010/04/08

『サクリファイス』なんと正しい題名なのだろうか。 自転車のロードレースには学生の頃に夜中にTVで「ツール・ド・フランス』を見て以来、少しだけ興味があった、少しだけ。その後、『サマー/タイム/トラベラー』に登場したり『Over Drive』をアニメで観たり『セカンドウィンド』を読ん...

『サクリファイス』なんと正しい題名なのだろうか。 自転車のロードレースには学生の頃に夜中にTVで「ツール・ド・フランス』を見て以来、少しだけ興味があった、少しだけ。その後、『サマー/タイム/トラベラー』に登場したり『Over Drive』をアニメで観たり『セカンドウィンド』を読んだりして要所要所でこの競技に出会ってきた。縁があるんだろうか。 そして、そうやって出会ってきた自転車競技が青春モノとして描かれていた為にこの作品にも同じようなものを求めていたが綺麗に裏切られた。勿論、青春小説の括りに入れて充分よい作品なのだが、やはり優れたミステリィとして評価するのがよいのではないか。ミステリィ小説には「どんでん返し」とか「二転三転」とかが存在するが、まさにその通りである。興奮した。 そして偽善であろうとなかろうと「犠牲」の意味を強く考えさせられる作品であった。

Posted byブクログ