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江(下) の商品レビュー

3.6

28件のお客様レビュー

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2011/01/16

大河ドラマもスタートした影響もあり、下巻はわりと早く 読み進められました。 江が徳川の人間として生きる姿、また姉妹との情も 深く語られています。 戦国の世に生きる女性たちのそれぞれの立場が 胸に迫ります。 今更ながら、信長、秀吉、家康に関わった江を 知らずに過ごして来たことが...

大河ドラマもスタートした影響もあり、下巻はわりと早く 読み進められました。 江が徳川の人間として生きる姿、また姉妹との情も 深く語られています。 戦国の世に生きる女性たちのそれぞれの立場が 胸に迫ります。 今更ながら、信長、秀吉、家康に関わった江を 知らずに過ごして来たことが、とても もったいなかったな~とも思われます。 ドラマでも、満喫します!

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2010/12/22

母としては、冷たい印象の江だったけど、慈愛に満ちた人だったんだなぁ、と。春日局との関係も、ちらっとかかれてたけど、それ程険悪ではなかったの?物語の都合上??江よりなせいか、春日局の方の人格に疑問を持った。真実なんてわからないけど、時代に翻弄されながらも、強くしなやかに生きた女性だ...

母としては、冷たい印象の江だったけど、慈愛に満ちた人だったんだなぁ、と。春日局との関係も、ちらっとかかれてたけど、それ程険悪ではなかったの?物語の都合上??江よりなせいか、春日局の方の人格に疑問を持った。真実なんてわからないけど、時代に翻弄されながらも、強くしなやかに生きた女性だと思った。

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2010/12/19

一気に時間を忘れて読みふけりました。 ほんとに大河を見ているように(笑)情景が想像できる文章なので 前に前に進んでしまう。 江の人生後半をもっと描いてほしかった気がしますが…

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2010/12/19

 織田信長が用いていた「天下布武」の印判が意外なところで登場し、お江のドラマをおもしろくしてくれる。なるほどと楽しめる展開に原作の楽しみが込められていてオススメの本です。

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2010/11/19

二代将軍徳川秀忠の正室となる江(ごう)が主人公の物語です。 浅井家三姉妹の三女お江を中心に、母で織田信長の妹お市の方、 豊臣秀吉の正室おね、明智光秀の娘で細川忠興正室のガラシャ、 など戦国時代を生きた女性に焦点を当てた大河ドラマです。

Posted byブクログ

2010/11/19

やはり盛り上がったのは大坂夏の陣までか。 家康が死ぬまでか。 読み進めていくうち、ページ数が残り少なになるのを見て 晩年の江についてはサクッと流されるんだなーと思った。 江の物語であり、秀吉 家康 浅井三姉妹の物語であった。

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2010/11/04

母となり、徳川の人間として生き抜いた江。 こんな熱くまっとうな人が 家光を省みず竹千代を偏愛するようになるとは思えなかったが そこも違和感なく描かれていた。 当時のオナゴがここまで言いたい放題&政に入り込んでいられたとは思えないが それはそれとして 来年の大河ドラマも...

母となり、徳川の人間として生き抜いた江。 こんな熱くまっとうな人が 家光を省みず竹千代を偏愛するようになるとは思えなかったが そこも違和感なく描かれていた。 当時のオナゴがここまで言いたい放題&政に入り込んでいられたとは思えないが それはそれとして 来年の大河ドラマも一年間楽しく見られそう。 【図書館・初読・11/4読了】

Posted byブクログ

2013/01/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

良くも悪くも、サラッと書かれているので、解りやすいのだけれど、いまいち入り込めないというか、ここはもうちょっと深く掘り下げてほしかったみたいな所が多数。会話もよく言えばなじみやすいのかもしれないけど、時にイマドキの若者?と感じるような所があって、あんまり好きじゃなかった。 これは、原作よりもドラマで見るほうが向いてる感じがします。 天地人と比べると、秀吉、家康、石田三成など捉え方が全然違ってて、見方が変わるとこうも変わってしまうのか!とびっくり。 よく、ドラマで描かれている江と福の対立は、本作でも少し書かれていましたが、福が一方的に 対抗視してたという見方が今では強いのですね。あまり、そこ読みたくなかったのでよかった。

Posted byブクログ

2010/12/16

来年の大河ドラマの原作、後半。 浅井三姉妹の末っ子で、勝ち気で大胆な江だが… 年下の夫・秀忠の意外な態度。 ややひねくれた若者で、いぜん大阪で顔を合わせたときには口げんかになってしまった関係。 江が本当に夫婦になりたいという気持ちになるまで待つというのだ。 秀忠とは結局上手くいく...

来年の大河ドラマの原作、後半。 浅井三姉妹の末っ子で、勝ち気で大胆な江だが… 年下の夫・秀忠の意外な態度。 ややひねくれた若者で、いぜん大阪で顔を合わせたときには口げんかになってしまった関係。 江が本当に夫婦になりたいという気持ちになるまで待つというのだ。 秀忠とは結局上手くいくのだが、徳川と豊臣の確執に晒され、ハラハラし続ける。 家康にいろいろ言ってもほとんど取り合って貰えない嫁。 三姉妹の運命が、どの時点でどうなったのか、興味をそそります。 美しく品がある長女の茶々。 秀吉との間に子をもうけて、花開いたように美しくなっていきますが‥ 次女の初は、好いた男と運良く結ばれたが子供が出来ず、江の娘の一人を貰うことに。 千姫の婚礼に、実家側は出ることが出来ない風習だったとは。不自然な気がするけどねえ‥ 慣例を破って送っていき、宴席には出られないがこっそり城の中で待っていて、呆れられる江。 江は、母のお市と姉の淀殿が二人とも、戦に負けて城内で自ら死ぬという大変な経験をします。 自分は徳川に嫁いで8人の子をもうけ、娘の一人は天皇のお后になったという、織田と浅井の血を末広がりにしたのは幸せな人生ですね。 春日局との確執はあっさり。 有名すぎるから? 次男のこともほのめかす程度。これは書き込むと長くなりすぎるからか? ドラマでは通り過ぎるだけってことはないでしょうけど。

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2010/10/08

秀吉が姉の茶々を側室にしたことに激怒し、廊下で彼に馬乗りになって責めるお江。 あれほど秀吉を嫌っていた三姉妹ですが、運命は時に皮肉に流れていくものです。 ぬかりなく天下統一を成し遂げた秀吉ですが、弱い心を持ち、家臣の三成に常に支えられている点が、信長と対照的です。 その辺りが、...

秀吉が姉の茶々を側室にしたことに激怒し、廊下で彼に馬乗りになって責めるお江。 あれほど秀吉を嫌っていた三姉妹ですが、運命は時に皮肉に流れていくものです。 ぬかりなく天下統一を成し遂げた秀吉ですが、弱い心を持ち、家臣の三成に常に支えられている点が、信長と対照的です。 その辺りが、信長に似たお江にとってがまんならない点でもあるようです。 千利休への切腹命令を命じながら、最後まで彼の逃げ道を残していたなど、善悪の二面性に揺れる秀吉像。 悪人になりきれないのかと思いきや、甥の秀次の側室たち三十余名を三条河原で斬首するなど、むごすぎる面もあります。 夜毎、死人に悪事を責められ、ゆっくりと心のどこかが崩壊していったようです。 そんないまいち悪になりきれない秀吉の代わりに、三成が、非情な悪人として描かれています。 家康を後見人に指名した秀吉に、なぜ自分ではないと悔しがる面もあるなど、天下へのどす黒い野心も持っている人物となっており、『天地人』の時とは別人のよう。 見方が変わると人物の性格はがらりと変わってしまうものですね。 逆に、家康の書かれ方は、秀吉よりはマイルドです。 『天地人』は秀吉寄りでしたが、今回は、家康寄りの話だからでしょう。 お江は、3度目の結婚で、家康の息子秀忠に輿入れします。 家康の娘となり、姉茶々と敵対する立場になってしまった二人。 次女のお初が、豊臣と徳川の間をとりなすために奔走しますが、その甲斐むなしく豊臣は滅びます。 北政所やガラシャ夫人との交流も織り混ざり、戦国の世に翻弄される女性たちそれぞれの無念さが描かれていきます。 お江は、いろいろな大事件を止められずに、悔やむことがしばしばありますが、彼女はいくら聡いとはいっても、男性のように戦いの術を習っているわけではなく、策士ではないため、限界があるのでしょう。 女性視点で女性主体に描かれた物語のためか、登場する女性に悪者はいません。 そこは、なんだかきれいすぎる話の設定だなと思いました。 しいて言えば、最後にお江の長男の乳母として登場した、後の春日局くらいでしょうか。 茶々もお江も、出産しやすい体質だったようなのに、お初だけが子をなさず、お江の娘を養女として育てました。 お江は子だくさんで、誰がどこに嫁いだのか、わからなくなっています。 お江は54歳で天寿を全うしました。 伯父の好きだった敦盛「人生五十年」に、伯父だけでなく彼女もならったことになります。 母お市の悲願だった「浅井と織田の血を残すこと」を、結果としてお江だけが守れたことになりましたが、それも姉妹の絆があったからこそ。 長女は九条家に輿入れして、公家とも血縁関係となりました。 こんなにしっかりした母なのに、息子が問題児の家光だということが、不思議な気もしますが、そののちの話は著者の『天璋院篤姫』につながっていくのでしょう。 本の表紙には『GO』と英語タイトルが書かれており、金城一紀の在日コリアンの小説を思い出しました。

Posted byブクログ