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超訳 ニーチェの言葉 の商品レビュー

3.9

460件のお客様レビュー

  1. 5つ

    128

  2. 4つ

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  3. 3つ

    112

  4. 2つ

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  5. 1つ

    7

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2018/02/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最近はまっている本です。 ドイツの哲学者ニーチェが残した言葉が たくさん詰まった1冊です。 初めて読んだとき、衝撃を受けました。 そして興奮しました。 今まで自分が感じていたこと、 実際していること、 そうでありたいと憧れていること、 それじゃいけないと思っていたこと、 「なぜ」なのか分からなかったこと。 これでもかってほど共感できる言葉がたくさん詰まっていて、 何度読み返しても飽きません。 読み返すたびに新しい発見があります。 いくつか目に止まった言葉を載せてみます。 --- 己の章より 一部抜粋 ----------------- 「自分の主人になれ」 勘違いしてはならない。自制心という言葉を知っているだけで、なにがしか自制できているわけではない。 (省略) 自制できるということは、自分をコントロールできるということだ。 自分の中に巣くう欲望を自分で制御する、(省略)、自分がちゃんと自分の行動の主人になる、ということだ。 「~のために」行うことをやめる どれほど良いことに見えても、「~のために」行うことは、卑しく貪欲なことだ。 誰々のためにであろうとも、何々のためにであろうとも、それが失敗したと思えるときには相手、もしくは事情や何かのせいにする心が生まれるし、うまくいったと思えるときには自分の手柄だとする慢心が生まれるからだ。 つまり、本当は自分のためにだけ行っているのだ。 (省略) --- 生の章より 一部抜粋 ----------------- 「少しの悔いもない生き方を」 今のこの人生を、もう一度そっくりそのままくり返してもかまわないという生き方をしてみよ。 --- 心の章より 一部抜粋 ------------------ 「飽きるのは自分の成長が止まっているから」 (省略) すでに手に入れて、慣れてしまったから飽きるのだ。けれどもそれは、本当は自分自身に飽きているということだ。手に入れたものが自分の中で変化しないから飽きる。すなわち、それに対する自分の心が変化しないから飽きるのだ。 (省略) 人間として成長を続けている人は、自分が常に変わるのだから、同じものを持ち続けても少しも飽きないのだ。 --- 友の章より 一部抜粋 ------------------ 「親友関係が成り立つとき」 (省略) 相手を自分よりも敬重している。相手を愛しているのは当然だが、しかしその度合いは自分を愛するほどではない。 (省略) また、相手と自分を混同せず、互いのちがいをよく心得ている。 --- 愛の章より 一部抜粋 ------------------ 「愛する人は成長する」 誰かを愛するようになると、自分の欠点やいやな部分を相手に気づかれないようにとはからう。これは虚栄心からではない。愛する人を傷つけまいとしているのだ。 (省略)なんとか自分で欠点を直そうとする。こうして人は、よい人間へと、あたかも神にも似た完全性に近づきつつある人間へと成長していくことができるのだ。 --- 知の章より 一部抜粋 ------------------ 「真の教育者は解放する」 (省略) ならば、あなたがいきいきと自由に、活発に、能力を存分に発揮できるようにさせてくれる人こそがあなたの本当の教育者であり、そこがあなたの学校だということだ。 --- 美の章より 一部抜粋 ------------------ 「絶えず進んでいく」 「どこから来たか」ではなく、「どこへ行くか」が最も重要で価値あることだ。 栄誉はその点から与えられる。 (省略) --- 抜粋終わり ---------------------------- なんだかたくさん書き出しちゃいましたが、 もう書ききれないほど胸打たれるというか、まさに興奮です。 インスパイア! 特に「友について」という章がツボです。 別にニーチェを師と仰ぐわけでも、 これらの言葉すべてを自分の哲学とするわけでもないですが、 時々目を通して、魂が共鳴する感覚を忘れたくないというか。 いつでも気軽に読めて楽しめる素敵な1冊といったところです。

Posted byブクログ

2018/01/06

ニーチェの良いところを集め一冊の本にした本。確かに読みやすいが、本来のニーチェの人間批判的部分を省いているので魅力が劣るのが残念である。ニーチェの入門書としては良いのかもしれない。

Posted byブクログ

2017/12/15

タイトルに「超訳」ってあるけれど、オリジナルのドイツ語をどんな言語に翻訳しようとも、必ずニュアンスの違いは生じるもの。 普通の翻訳とどう違うのか、一切説明がないのは不親切。 実は、ニーチェの名前を借りて俺の哲学を語っているなんてことはないでしょうね。^m^ 一時期流行った書物ら...

タイトルに「超訳」ってあるけれど、オリジナルのドイツ語をどんな言語に翻訳しようとも、必ずニュアンスの違いは生じるもの。 普通の翻訳とどう違うのか、一切説明がないのは不親切。 実は、ニーチェの名前を借りて俺の哲学を語っているなんてことはないでしょうね。^m^ 一時期流行った書物らしい。 今の若い人たちがこのニーチェの発した言葉の断片を読んで、何を感じるのだろうか。 自分はニーチェを理解した気になるのだろうか? 19世紀末を生きた哲学者である。 情報あふれる現代の若者が読んで、その言葉を素直に受け取るとは信じられない。 己について、友について、心について、愛について・・・などなどがまとめられているが、今の若者とラップする部分は少ないんじゃないかと思う。 ニーチェの問いかけはあまりにも純粋、時代遅れ、いや甘いとさえ読めるからだ。 ぼくの歳の人間が読んでも、55歳で亡くなった彼の言葉に幼さを感じてしまうところも多い。 でも、好きだなぁ~~~ 彼の生真面目さが好きだ。 彼の純粋な気持ちが好きだ。 100年以上の時間を飛び越えて、彼の言葉には親しみが持てる。 この辺の良さを現代の若者たちも感じてくれているのならうれしい。

Posted byブクログ

2017/11/13

実家にあったので手にとって読んでみた。 ポジティブな哲学は好きだ。そして日常のふとした心がけで変えられる言葉が多いのもいい。 次はしっかり原文の文脈の中で読んでみたいと思った。

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2017/09/16

5.自己表現とは自分の力を表す事。3つの方法があり、①贈る②嘲る③破壊するどの方法を取る? 8.自分の「なぜ」を知れば道が見える。なぜやりたい?望む?そうなりたい?深く考える事 15.自分の本質を理解するには、自分が真摯に愛した物は何?魂を高みに上げた物は何?心を満たした物は何?...

5.自己表現とは自分の力を表す事。3つの方法があり、①贈る②嘲る③破壊するどの方法を取る? 8.自分の「なぜ」を知れば道が見える。なぜやりたい?望む?そうなりたい?深く考える事 15.自分の本質を理解するには、自分が真摯に愛した物は何?魂を高みに上げた物は何?心を満たした物は何?何に夢中になった?問いに答える事 69.人間として成長を続けている人は、自分が常に変化するから、同じものを持ち続けても少しも飽きない。 74.感情を野放しにしておくとその都度感情が自分を振り回し、感情的な一方向にのみ目を向けさせ、自分を不自由にしてしまう。本当の自由を得るためには自分の感情を縛り付け動かない様にする必要がある。 98.食卓では料理が力.勢力.優位性を象徴している 100.自分の力がどういうものか、どこまで力が及ぶのか、自己を正当化する為に攻撃する。 121.成功している人は自分の弱さと欠点を熟知し、強さのバリエーションの様に見せている。 152.自分からより一層強く愛する事が最も効く。 166.男を魅了するのを忘れた度合いだけ人を憎む女になる。

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2017/07/25

心に余裕が無いとき、人生に疑問を抱いたとき、この本を手に取って欲しいです。 是非とも言葉を吟味しながら、ゆっくり読んで欲しい。 とは言え忙しい時でも、手軽に1ページずつ読める本です。 思考の幅が広がる良本ですよ。

Posted byブクログ

2017/07/23

超訳シリーズの火付け役となった本。 神は死んだとかの言葉から結構ブラックな内容かと思っていたが、予想よりもかなり温かみのある言葉が多かった。 現在の臨床心理学とかを連想するような自己肯定感的な内容もありなかなか良い本だと思った。

Posted byブクログ

2017/06/21

当たり前のことでも、いざ自分がやるとなると難しいこと、これはメモしなくてはと思わされたものとたくさんありました。232の言葉。 特に、1,3,4,8,16、34,43,45,125,152,157,213,223の言葉が大好きになりました。 毎日でも読みたい言葉なので、壁に飾...

当たり前のことでも、いざ自分がやるとなると難しいこと、これはメモしなくてはと思わされたものとたくさんありました。232の言葉。 特に、1,3,4,8,16、34,43,45,125,152,157,213,223の言葉が大好きになりました。 毎日でも読みたい言葉なので、壁に飾っておきます。

Posted byブクログ

2017/03/22

履歴を見る限り、実は読み終っていたらしい。さっぱり覚えていない。内容も一ページ一編の文章だからすぐに読み終えられるし、内容も「哲学」っぽい難しい言葉は使わないので、へえ・ふぅん・といった易い理解ですぐに読み解ける。記される発想の奇抜さと鋭さが際立ち、その言葉を選ぶセンスが光る。二...

履歴を見る限り、実は読み終っていたらしい。さっぱり覚えていない。内容も一ページ一編の文章だからすぐに読み終えられるし、内容も「哲学」っぽい難しい言葉は使わないので、へえ・ふぅん・といった易い理解ですぐに読み解ける。記される発想の奇抜さと鋭さが際立ち、その言葉を選ぶセンスが光る。二巻も出てるようだし借りてみよう。

Posted byブクログ

2017/01/30

1800年代の本に書かれていることが、200年も経った今でも通用するのがとても不思議な気分。昔から人間の悩みというのは変わっていないのだろうか。200年も経っているのに。とても不思議。そしてとても勇気がもらえる。

Posted byブクログ