超訳 ニーチェの言葉 の商品レビュー
ニーチェを読むと元気が出る。不完全な自分をそれでも肯定して前に進む勇気をくれる、そんな本。 ・人を待たせるのは不道徳(待ってる間に心配などさせてしまうから) ・人をはずかしめるのは悪 ・美しい人を見つけたいなら風景と同じくその人が一番美しく見える角度を探せ ・自分自身を見つけたい...
ニーチェを読むと元気が出る。不完全な自分をそれでも肯定して前に進む勇気をくれる、そんな本。 ・人を待たせるのは不道徳(待ってる間に心配などさせてしまうから) ・人をはずかしめるのは悪 ・美しい人を見つけたいなら風景と同じくその人が一番美しく見える角度を探せ ・自分自身を見つけたいならいままでで何が自分の魂を上げたのかを考えてみる ツァラトゥストラも人間的な、あまりにも人間的なは今度読みたい
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※このレビューにはネタバレを含みます
哲学というと、とっつきにくいイメージだが、ニーチェの言葉は親しみやすいと改めて感じた。 10章のテーマごとに、短く引用されたニーチェの言葉がまとめられていて読みやすい。 「一日の終わりに反省しない」では、哲学者なら反省は大事、必ず一日の終わりにしなさいとか言いそうだが、ニーチェは、疲れているときに反省しても良くない考えになるだけだからさっさと休めと言っていて、面白いと思った。 また「朝起きたら考えること」では、一日の間に他人に喜びを与えてあげられないか考える、とある。普段、つい、その日の仕事スケジュールや効率化、やらなくてはいけないこと等自分のことばかり考えてしまうが、一日の始まりに他人の事を考えるのはとても大切な事だなと思った。 しかもニーチェは、少なくとも1人に1つの喜びでも良いと言っている。 実際に試してみたが、視野が広がり、一日の印象が全く変わったので、皆さんにもおすすめしたい。 「ニセ教師の教えること」は、まさに現代のネット社会に必要な言葉だと思った。 小手先のテクニック、価値判断ではなく、 人間や物事の本質の見方を知ることができなければ、延々と人は生き方に迷ってしまうと思う。本質を自分で見ることができれば、騙されず惑わされずに、自分にとっての幸せな人生を生きることができるのではないかと思った。 読みやすいが、断片的な言葉だと少し物足りないとも思ったので、引用元の原典の翻訳本もぜひ読んでみたいと思っている。
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フリードリヒ・ニーチェの哲学を凝縮させた一冊。彼の著作の中から金言を抜き出してまとめられている。 ニーチェの哲学はカントやヘーゲルのように体系化されたものは少なく、情熱的な文章で綴られた断片・断章が多い。そしてそれは時代と場所を超えて後世に多大なる影響を与えてきた。 本書でも...
フリードリヒ・ニーチェの哲学を凝縮させた一冊。彼の著作の中から金言を抜き出してまとめられている。 ニーチェの哲学はカントやヘーゲルのように体系化されたものは少なく、情熱的な文章で綴られた断片・断章が多い。そしてそれは時代と場所を超えて後世に多大なる影響を与えてきた。 本書でもわれわれが既に認識している自明の理から、斬新な視点からもたらされる気付きまで、多種多様なニーチェの哲学が紹介される。 それでもあえて彼の哲学を一言で言い表すとすれば、「自己発現の徹底とリアリスティックな諦観」に本質があると考える。つまり、ニーチェは自分自身の美学の徹底した体現化を厳しく指摘するが、その裏で自分ではどうしようもない世界や社会の流れに対しては諦めて考えるなと言う。 このコントローラブルなことに注力しろという考え方は精神衛生的にも非常に良いことであり、優れた指摘かと思う。これはアドラー哲学にも通ずる理論である。多くの人間はどうしようもないことに拘り、努力でどうにかなることを蔑ろにしすぎる。 ニーチェ哲学の導入書としては有用な一冊。 「今のこの人生を、もう一度そっくりそのまま繰り返してもかまわないという生き方をしてみよ。」本文より
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哲学者ニーチェの著書10冊以上からの抜選集 哲学というと敷居が高く感じるが、本書は巷の自己啓発本となんら変わらないレベルにまで噛み砕き、現代人でも理解しやすく表現し直している まさに「超訳」 1ページ1センテンスなのも読みやすい 入門書としてはピッタリだと感じた 「考えは言葉の...
哲学者ニーチェの著書10冊以上からの抜選集 哲学というと敷居が高く感じるが、本書は巷の自己啓発本となんら変わらないレベルにまで噛み砕き、現代人でも理解しやすく表現し直している まさに「超訳」 1ページ1センテンスなのも読みやすい 入門書としてはピッタリだと感じた 「考えは言葉の質と量で決まる」が最も刺さった
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絶対的な価値がゆらぐ現代。ニーチェの言葉に、改めて心揺さぶられた。「神は死んだ」今、我々はどう生きるべきか。これからも問い続けたい。
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2022年20冊目。272ページ、累計5939ページ。満足度★★★☆☆ 2010年出版、当時ブームになり購入・積読・電子化するも、結局読まず。今回、音声版で聴いた。 超訳だけあって、深みはない。
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図書館で見かけて手に取ってみた本 一つ一つはどれも気づきをくれるような言葉なんだろうけど、これだけ分かりやすく、たくさん並べられてしまうと 分かりやすすぎるようで逆に消化不良みたいになってしまった 気になる言葉の引用元の本を読んでみたいな
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文庫サイズのニーチェの本を読んだ後にもっと知りたい!と思い手にした本。期待に応えてくれました。心の悩みがあるたびに開いてしまいます。 この本は家で読む用に購入しました。持ち歩く用には勇気の言葉という文庫サイズのニーチェの本にしています。
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何かすごい哲学者というイメージが先行して,何だか難しいことを言っているのだろうというイメージで著作を読んだことがない。本書はニーチェの著作からテーマ(知,自己,愛,等)に関連する言葉(文章)を抄録したものである。「過去には責任を取ろうとするのに,どうして夢に責任を取ろうとはしない...
何かすごい哲学者というイメージが先行して,何だか難しいことを言っているのだろうというイメージで著作を読んだことがない。本書はニーチェの著作からテーマ(知,自己,愛,等)に関連する言葉(文章)を抄録したものである。「過去には責任を取ろうとするのに,どうして夢に責任を取ろうとはしないのか(「曙光」より)」は考えさせられた。ロールモデルや相談できる相手がなかなかいない人はニーチェに親しんでもいいのかも。有名な「ツァラトゥストラ」を読んでみようとしている。
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『今この人生を、もう一度そっくりそのままくり返してもかまわないという生き方をしてみよ。/ツァラトゥストラはかく語りき』 って確固たるものがあっていいなと思いました。 これ、流行ってた頃に読みました。 超訳系は、隙間時間に読めるので好きです(ちなみに今はデカルトを読んでますが、け...
『今この人生を、もう一度そっくりそのままくり返してもかまわないという生き方をしてみよ。/ツァラトゥストラはかく語りき』 って確固たるものがあっていいなと思いました。 これ、流行ってた頃に読みました。 超訳系は、隙間時間に読めるので好きです(ちなみに今はデカルトを読んでますが、けっこう難しいよ)。 「人づきあいをすること。書物を読むこと。情熱を持つこと」に ニーチェほどの人でも、メンタルを病んでしまう(ニーチェだからとも言えそうですが)ことは、生きることを難しさを物語っていますね。
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