空の彼方(1) の商品レビュー
心洗われるファンタジー。こんなにも温かくて優しくて美しいお話。 「いってらっしゃい」は、「おかえりなさい」で完結する。 帰る場所があるということ、待っていてくれる人がいるということ。 それはとても幸せなこと。 待つ人は、帰って来てくれる人がいることがとても幸せ。 「おかえりなさい...
心洗われるファンタジー。こんなにも温かくて優しくて美しいお話。 「いってらっしゃい」は、「おかえりなさい」で完結する。 帰る場所があるということ、待っていてくれる人がいるということ。 それはとても幸せなこと。 待つ人は、帰って来てくれる人がいることがとても幸せ。 「おかえりなさい」と言えることが幸せ。例え、本人に直接でなくとも……。
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小さな路地裏に隠れるようにある防具屋「シャイニーテラス」。 その防具屋の主人ソラとお客さんとある約束をかわす。 生きて帰り、旅の出来事を語ってもらうこと。 読んでいて心がほっこりします。 だけど、メディアワークス文庫の弱点というかなんというか挿絵が一枚もないのでちょっと情景が...
小さな路地裏に隠れるようにある防具屋「シャイニーテラス」。 その防具屋の主人ソラとお客さんとある約束をかわす。 生きて帰り、旅の出来事を語ってもらうこと。 読んでいて心がほっこりします。 だけど、メディアワークス文庫の弱点というかなんというか挿絵が一枚もないのでちょっと情景が思い浮かんでこない。 特に世界観は日本でないし、現代でもないので挿絵をはさめば店の情景や登場人物へ深く入り込めるような感じがした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2009年2月とうじの日記転載 今月17冊目、「空の彼方」読了です。 なんか順番おかしいですが、プシュケの後に読みましたw 評判に違わぬ良作でしたねえ… 全然関係ない話ですが、エヴァのTV版最終回の「不自由をやろう」ってのを思い出しましたwあのシンジくんが白紙に描かれて、線とか色々足されていく奴です。 囲われた世界から見る外の世界の自由はあこがれの対象ですが、結局は別の不自由が待ち受けていてもっと大変だったりします。 つーか大概予想以上に大変ですよね。 自由に憧れるのは10代の特権だと思ってるのですがちゃんと先の苦労も把握したうえで自由を唱えている子たちはどれくらいいるのでしょう。 まあ、本当に心からその「自由」を求めている人ならば、そんな苦労も些細なことなのでしょうが。 僕はたいして考えもせず自由を求めていたタイプです。 いや、考えてはいましたね。ただ、見通しが甘いというか思慮が足りないというか…ww 皆さんはどーだったんでしょうか? ………つーか小説の内容に触れてねえ!w
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一人の防具屋の女主人と、貴族という身分を捨てた青年の物語。 とても後味が良く、何度も読みたくなる一作。 誤字が多いのが、少し残念かも。。
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優しいお話。 傭兵とか防具とか出てくるけど、血生臭い生々しい感じは一切なし。 疲れたときに、読みやすく、優しい気持ちになれる☆
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あとがきがわりと面白かったです。私は本編だけじゃなくって、あとがきまで楽しめると得した気分になります。
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なかなかに面白かった。 シャイニーテラスというお店を中心にそこに出入りする人たちの連作短編集、といったところでしょうか。 短編小説って人物設定というか、性格設定が読み切れないときが多いけど(つまり登場人物が魅力的でない)、この小説はそんなこともなく面白かった。 アルフォンスとソラ...
なかなかに面白かった。 シャイニーテラスというお店を中心にそこに出入りする人たちの連作短編集、といったところでしょうか。 短編小説って人物設定というか、性格設定が読み切れないときが多いけど(つまり登場人物が魅力的でない)、この小説はそんなこともなく面白かった。 アルフォンスとソラの心地よい距離感が好き。
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何だか心の温まるお話でした。お店のルールが素敵です。まったく関係のない人たちがソラの店の客というだけでソラの願いの為に動く姿はよかった。やや文章は荒削りな気もするけれどぐっとくる台詞もたくさん。衝動買いでしたが後悔はしてません。
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誤字脱字が多く、感情のためらいを表すのだろう句読点が多すぎて、冗長なイメージ。最後の方はさすがに慣れたけれど、急ブレーキをかけられてつんのめるような感覚。テンポが取りづらかった。 世界観はしっかりとしたファンタジーの赴きで良い。
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ファンタジーなんだけど、戦う方じゃなくて、待つ方の視点。他の物語じゃ一瞬の描写かもしれない、書かれないかもしれないけど、だからこそ、本物のファンタジーなんだなぁ、って思います。 防具屋の主ソラの視点と、そのお店で人々が思い出しながら語る冒険は、瞬間のスリルこそ少ないけど、より考...
ファンタジーなんだけど、戦う方じゃなくて、待つ方の視点。他の物語じゃ一瞬の描写かもしれない、書かれないかもしれないけど、だからこそ、本物のファンタジーなんだなぁ、って思います。 防具屋の主ソラの視点と、そのお店で人々が思い出しながら語る冒険は、瞬間のスリルこそ少ないけど、より考えや気持ちがこもってて読み応えがあります。
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