でかい月だな の商品レビュー

水森サトリ【著】

2010/08/13

本屋でなんとなく購入。
思ったよりおもしろかった。
友達に崖から突き落とされ、大けがを負い、バスケができなくなる。
親との考えの違い。
異様に親切になっていく周りの人たち。
その原因は・・・、宇宙生命体！？
一人一人のキャラが好きだなぁ。
終わり方も良い。

2011/06/11

主人公がいきなり、崖から突き落とされたので、どうなるのかと思いながら読んでました。終わり方に若干のひっかかりがない…といえば嘘になりますが、おもしろいと感じました。

キャラクター一人一人がすごく魅力的です。綾瀬のような切ないキャラは大好きです。きっと、一生負い目を背負って生きていくんだろうな。中川はいい味出してます。なかなか掴みにくい感じがたまらなく好きです。ぜひ、ラボにいってみたい。
女の子が少なめだった気がしますが、横山かごめだけはインパクト大でした。大人しい子なのかな…と思ったら、大間違いでした。衝撃的…！　ツンツンツンツンツン……デレ。

キャラクターに魅力はあれど、どうにも分かりにくいところもありました。『さかな』って結局何だったんだろうとか、終わりの意味は？とか。途中の展開は面白かったので、ちょっと残念でした。

2010/07/25

さかながなんだったのかよくわからなかった……。
ファンタジーかと思いきや、結構現実的(？)な話だった。
中川くんが一番好きです。すこし歪んで完成しているあたりが。

2010/07/14

さらっと読み終わりました。内容は出だしが一番印象的でしたが後はあまり思い出せない……。時を改めてまた読み返そうと思います。

2010/06/12

SFっぽい感じでした！
個性のにじみ出たキャラクターなどの動きがとても生きていたので楽しく読むことができました＾＾

2010/10/06

＜宇宙的スケールの青春小説。ぼくを混乱と哀しみに突き落とし、あいつは町から消えてしまった―。中学生の幸彦は、友人綾瀬に崖から蹴り落とされて大好きなバスケができない身体になってしまう。無気力な日々を送るなか、目の前に現れた天才科学少年中川、オカルト少女かごめ。やがて幸彦の周囲に奇妙で不可解な現象が起こり始め…。繊細にして圧倒的スケールの青春小説登場!第19回小説すばる新人賞受賞作。 ＞でてくるキャラクターがよい！皆に目を向けて、一人一人の物語を読んでいたい。「他人の気持ちを(文字通り)読める」という小説の魅力が詰まっていた。「つきのふね」と似た雰囲気を持つ、引き込まれる作品だった。

2010/05/15

何だ、これは。読み終わりたくない本などいつ以来か。最後はさすがに息切れ感はあったが途中までは《今まで読んだ本のどれにも似ていない》感覚に完全にひきずり回された。すばるの新人はレベルが高いとはいえ、これがデビュー作とは。これからはラノベ世代からこんな作家がどんどん出てくるのだろうか。

2010/05/07

小説すばる新人賞受賞作。
こーれーはー！！！！
まじっで好きだ。
これすごいわー
帯にも書いてあったけど「初めて書いた小説がこれか！」てなるわ。そりゃ。

カテゴリはファンタジーにしましたけど、描いているのは生身の、ちゃんとした人間だ。（あたりまえか）

この欲求、人ならだれでもあるんじゃないかな。
おれも間違いなくあった。
中２、３のとき。
好きな人に好きになってほしい、とか。
ずっと友達でいてほしい、とか。
おれはあいつの特別になりたい、とか。
そういうの。

話の展開もすごくいい。
ファンタジックなことをからめつつ、オカルティックなところもありつつ、ばりばり理系の天才もあり。美系の危うい系の子がいて。

ライトノベルっぽいというところもあるけれど、それだけじゃないな。

いろいろ入ってたけど無理もなく読めてすいすい進める。
僕はとても好きな話だったなー。
やばい、この人の本好きになりそうだ。
もっといっぱい読んでみたい！！！！！！！！！
天才か！！！！！！

2010/04/26

軽ーく読み始めたらぐいぐい引き込まれてしまった。
シリーズ化してもいいくらいのキャラクターの濃さ。少しゾクッとくるところ。透き通った世界観。なんか全部が私好みだった。

2010/04/07

友人に蹴落とされ、大怪我を負い、好きなバスケットも出来なくなった。
その友人を怒り、罵り、怒鳴る周囲の人達。
それを友人だとかばう。

最初、普通の青春小説かと思いきや、妙な不思議世界へ突入するし
奇妙な生活に突入するしで、もしや夢落ち？　と。

かなりさらっと友人への葛藤が書かれている最初ですが
結局友人なのか、友人にしたいのか、友人だと思いたいのか。
最後を考えれば…やっぱり青春ものなのでしょうか？
不思議青春小説。