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つづきの図書館 の商品レビュー

4.1

117件のお客様レビュー

  1. 5つ

    37

  2. 4つ

    46

  3. 3つ

    20

  4. 2つ

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2014/03/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

とてもおもしろかったです! 地元の図書館で働き始める桃さんと、読者の続きが気になっている物語の登場人物とが繰り広げる優しいファンタジー。 桃さんとはだかの王様やあまのじゃくとのやりとりがおもしろくて読みながら時々噴き出してしまいました。 みんな桃さんのことが好きなのがかわいかったです。王様、狼、あまのじゃく・・・と同居人が増えて賑わっていく山神家が楽しそうで微笑ましかったです。 王様たちと「つづき」を探す中で、桃さんは生き生きしてゆき、自分でも驚くほど行動的になっていきます。 王様たちそれぞれが知りたがっていた「つづき」は思いのほか現実的に家族について触れられていて、悲しかったり、切なかったりもするのですが、桃さんと王様たちが見守る中、最後には優しい続きが見られて安心しました。 ピコットばあさんほどではないですが、少し意地悪な杏おばさん。でもただ不器用なだけで、本当はとても優しい人でした。 最後に向かっていくお話の展開が素晴らしくて、涙が止まらなかったです…。 最後の最後、桃さんの幸せな「つづき」の最後の仕上げとして王様たち本当にいい仕事してくれました…。 読んだ本の登場人物が読者の続きを知りたがっている、という考えがとても素敵で、もし本当にそんなことがあったら…と自分に置き換えてわくわくします! 私のつづきを気になっている人がいたら嬉しいなぁ…。と思いながら、小さい頃通った図書館に足を運びたくなりました。 挿絵もかわいくて、山本容子さんの作品も探してみようと思いました。

Posted byブクログ

2014/02/18

覗き見してる物語の住人から自分も見られていると思うとなんか不思議。 色んな人物に会ってきたけど私にもう一度会いたいって思ってくれている人はいるかな? 私は会いたい人いっぱいいるけどね。だから図書館にいると同窓会と入学式の気分が入り雑じった不思議な空気がするんだなぁ。 もう一...

覗き見してる物語の住人から自分も見られていると思うとなんか不思議。 色んな人物に会ってきたけど私にもう一度会いたいって思ってくれている人はいるかな? 私は会いたい人いっぱいいるけどね。だから図書館にいると同窓会と入学式の気分が入り雑じった不思議な空気がするんだなぁ。 もう一度会いたい話を借りに行きたくなっちゃった。

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2013/12/18

良かった。子供の頃に読んだらどういう感想をもっただろう?単純なハッピーエンドではないお話だけど、じんわり温かくなる。手元に置いてまた読み返したい本。単行本だけど買うかな。。

Posted byブクログ

2013/12/09

本の中のキャラクターが、読んでくれた人たちの続きが知りたいというお話。設定がおもしろいなぁと思いました。児童書なんだけど大人も十分楽しめると思います! 自分が読んできた本の中の人たちで、私のこと気にかけてくれてる人がいるかしら?

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2013/11/20

本が好きな人にもそうじゃない人にもきっとある忘れられない一冊。 本にも同じように忘れられない一人がいるとしたら――。 そんな“忘れられない一人”のつづきが知りたくて、本の中から出てきてしまった登場人物たちと新米司書(でも40過ぎ)の桃さんの奮闘が面白い。 ベソちゃんの正体と桃...

本が好きな人にもそうじゃない人にもきっとある忘れられない一冊。 本にも同じように忘れられない一人がいるとしたら――。 そんな“忘れられない一人”のつづきが知りたくて、本の中から出てきてしまった登場人物たちと新米司書(でも40過ぎ)の桃さんの奮闘が面白い。 ベソちゃんの正体と桃さんが誰に手紙を書いていたのかわかった時、胸がじんわり温かくなりました。 あとがきで柏葉さんが書かれているように、私もお気に入りだった本に覚えてもらえていたら嬉しいです。

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2013/10/23

図書館が舞台のお話を集めて読んでいるとき手に取りました。 主人公はおばちゃんです。しかも、ちょっと暗い。でも、感受性がこどものまま強く残ってる、優しい人。柏葉さんのお話にはそんなおばちゃんが繰り返し登場しています。突然ファンタジーな展開に巻き込まれちゃうんです。こういうの、子ども...

図書館が舞台のお話を集めて読んでいるとき手に取りました。 主人公はおばちゃんです。しかも、ちょっと暗い。でも、感受性がこどものまま強く残ってる、優しい人。柏葉さんのお話にはそんなおばちゃんが繰り返し登場しています。突然ファンタジーな展開に巻き込まれちゃうんです。こういうの、子どもの時に読みたかったな。

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2013/10/21

本の続きが読みたいという読者はいるけれど、読んだ人の続きが知りたいというヒトたちも。なるほど、そういったつづきなのかと驚かされました。主役の山神桃さんは、40歳すぎの女性。ひょんなことから、四方山市の図書館で働くことになる...なかなかこういうふうに仕事が決まることってないのでは...

本の続きが読みたいという読者はいるけれど、読んだ人の続きが知りたいというヒトたちも。なるほど、そういったつづきなのかと驚かされました。主役の山神桃さんは、40歳すぎの女性。ひょんなことから、四方山市の図書館で働くことになる...なかなかこういうふうに仕事が決まることってないのではないだろうかとちょっとうらやましい。人見知りで内気な桃さんだけれど、つづきを知りたいヒトたちにより少しずつ自分の殻を破っていく姿はなんだか励まされました。どこか秘密のある桃さん。最後とても胸があたたかくなりました。

Posted byブクログ

2013/10/13

霧のむこうの不思議な町で初めてこの作者を知り、俄然興味が湧き、読んだ2冊目。めちゃくちゃ面白い!空想の世界へぐんぐん惹きこまれ、私もこんな本が書けたらいいな、と創作意欲をかきたてられました。次は何を読もうかな。

Posted byブクログ

2013/10/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最近、つまらない児童書ばかりに当たっていたので 我慢ならず 当たりの多い柏葉幸子さんの本を読む。 王様たちがなかなか帰らなくて ひっぱりすぎじゃないの〜 と思いながら読んでいたけれど! 手紙のこともすっかり忘れていたけれど! 最後! 最後にぎゅっと意味が詰まっていて 感動した( ; ; )

Posted byブクログ

2013/10/06

ドラマチックな展開だった。大人が読んでも物足りた。桃さんや王様のキャラクターが良い。オオカミ(ロボ)の話が好き。

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